命を
小学校からの親友が、階段から転落し一週間経った今でも昏睡状態です。
頭を強打し、おそらくこのまま目を覚まさないと思います。
いわゆる植物状態。
仕事も手につかず、1人でいると涙が出てきます。
同じく小学校からの仲間達と集まりました。
みんな私と同じ気持ちだったのでしょう。
この傷は、同じ時間を過ごした仲間じゃないと共有出来ないと。
自分達の無力さを痛感しました。
仲間だ、絆だと言っていても、今現在、何もしてあげられないもどかしさ。
苦しい、辛い、また泣けてくる。
皆で、散々落ち込んで出した答え。
あいつは生きてる。
そんな、当たり前の答え。
動けない、意識ない、話せない。
だけど生きてる。
だから支えていく。
あいつを、あいつの家族を、あいつが目を覚ました時に、変わらない日常を見せてあげたいから。
親友には家族すら会えない。
だったら、その家族をサポートしよう。
皆で金を出しあい、奥さんに渡す。
取り急ぎ出来るのはこれだ。
子供も4人いて、収入が無いのに夫を支えるなんて出来るはずもない。
皆でやれば生活費ぐらいは賄える。
まずはこれから始める。
最初は遠慮して受け取って貰えなかったが、
これは奥さんだけの問題じゃない。
私達、仲間にとっても大事な問題なんだと、
私達も関わらせてくれと、伝えました。
ありがとうと言って受け取ってくれました。
生きていてくれてありがとう。
待ってるぜ、相棒。