娘の部活

長女が4月から中学生になり、5月からバレー部に入部。
絵を書くのが好きな長女は美術部と迷っていましたが、仲の良い友達が多く入部する バレー部へ。
長女は運動が苦手。体力も根性も無い。
そんな自分を変えたくてバレー部に入ると言っていました。
1年生は5人入部。1人を除いて全員未経験。
その状況も後押ししたのでしょう。

顧問の先生はかなりの熱血らしく、土日祝日も練習や試合を組むそうです。
夜も週に2回ぐらい体育館を借りて、部活動ではなくクラブチームとして練習をしている。

まだ入部して約1ヶ月半ぐらいですが娘は殆ど休みがありません。
3年生は小学校からのバレー経験者揃い。
その子達の親もママさんバレーをやっている人達。
この前も何かの大会で優勝していました。
だから先生も親も熱が入るのかと。
3年生の親達はこの先生に絶大の信頼を寄せている。
「厳しいけど絶対良くなるから」と、
「上手くなってほしいから、厳しくする」と

娘からも話を聞きましたが、私はこの先生に不信感があります。
練習や試合でミスをするとかなり怒るらしいです。
さすがに素人の1年生には無いですが。
怒るのはいいんです。
私も小、中とバスケ部でしたので、運動部のそのノリは理解しています。
「バカ」とか「帰れ」なんて何とも思いません。
しかし、この先生、ミスをした3年生の子に
「町から出てけっ!」
と言ったそうなんです。

私は嫌悪します。
「帰れ」や「辞めちまえ」は部活動に対してです。
町から出てけとは何ですか?
公立の中学校の生徒に町から出てけとは。
これは厳しいではありません。
只の暴言です。
感情的になるのはわかります。
しかし、入試をして入った私立でも、お金を払ってこちらからお願いして指導をして貰うクラブチームに子供を入れているわけでわないんです。

バレーが好きで入部した子、友達がいるから入部した子、何処かに所属しないといけないから入部した子、只なんとなくの入部した子。
いろんな子達がいるのが公立中学校ではないのでしょうか?
「厳しいけど愛があるから」
なんて他の親御さんは言っていましたが、
感情的になった時、町から出てけなんて言葉が出てくる人から私は愛を感じません。

そもそもバレーのコーチじゃなくて教師なんですよ。
授業中、問題を間違えた生徒に町から出てけと言うのでしょうか。

この先生に信頼よりも信仰に近い感情を持っている親御さんたちも危険だと思いました。
子供のSOSに気が付けるのかな。
「頑張れ頑張れ」「先生についていけば大丈夫だから」。
子供達が好きでやっているなら良いのですが、
そうでなければ励ましの言葉は、追い詰める言葉になってしまいます。
スポーツは悔しくて泣く、勝てて泣く事があっても、傷つけられて泣かされる事があってはいけません。

熱血漢のコーチ、子供を励ます親。
それぞれが自分に酔っているように見えます。

主役は子供達ですよね?

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