五感を使った贈りものを あなたに。

あなたにも見せてあげたいな この景色を
あなたの手を取って
今いる場所から 一瞬だけ

あなたを苦しめる
あなたを取り囲む世界から
あなたを 連れ出してあげたい
ほんの一瞬だけでも


さぁ、今だけは わたしと一緒に
この景色を味わってみて ...

飛び出したその先には 穏やかな世界

空は 雨を降らせる灰色の雲で覆われて
冬の冷たい風が 容赦なく吹きつけるのに
不思議だよね
その光景は 穏やかに優しく 目に映るのだから ...

サワサワ ... ススキを揺らす 風の音
ツン … と、鼻の奥で感じる 冷たい風のにおい
緑の草で覆われたカーペットは ふんわりと
ススキの穂は 触れると ほら、フワフワしてる

一歩ずつ 歩み進めてみると ねっ、
ふわふわした 柔らかな感触を 足元から感じるでしょ ？

視線を遠くに移すと  
浮かび上がった山のシルエットが
まるで 水墨画のように見えない？
あの山の向こう側にも
それぞれの世界が あるんだろうね …

あなたが疲れたとき　
あなたに 寄り添えるよう
あなたがいつでも
ここに こられるように
わたしの大好きな歌に
この景色を乗せて贈るよ

歌の言葉にあるように
この歌も
この景色も
あなたに 届いた瞬間から
あなただけの 世界になるよ ...

冷たい雨が降る 冬の日に
春華より 🍀 🕊️