危機契約 デイリーステージの変貌 β~#3まで
はじめに
皆様こんにちは。「皐月だよ」です。
今回は危機契約のデイリーステージに焦点を当てた話をしていきたいと思います。デイリーステージがどのように変化したかはもちろん、その理由というのを全てプレイしてきた者の視点で考えていこうと思います。
β~#12までを一度に書くと、それなりに量があるので今回はβ~#3までに絞って話をしていこうと思います。
それでは、本編へどうそ。
そもそも、危機契約とは
まず危機契約とはなんぞや?というところからです。
ゲーム的な視点でみれば、ドクター達の定期試験でしょう。テラの世界の視点から見ると、上のような文章のことです。
要は命を救うためなら善悪関係なしに何でもする、という企業提携みたいなものです。
全ての危機契約の始まり
危機契約β(2020/6/12~6/25)
全ての危機契約はここから始まりました。
#○○というイメージがついていますが、初めはβ(ベータ)と呼び、テストプレイみたいな感じがありました。
この当時はどんなデイリーステージだったのでしょうか。
なんと当初のデイリーステージは2つだけです!
二つのステージを交互にやっていましたので、恒常ステージ並みに沢山プレイしました。
では、そんな選ばれし最初のステージはどんなのだったのか、見ていきましょう。
荒廃した広場
一見すると左下の防衛ラインに簡単に敵が入っていきそうだが、真ん中の高台を中心としてぐるぐると回転をするので、回転している間に倒してしまえば何も問題はない。ただ、上級術師隊長が出てくるため、かたまって配置すると範囲術攻撃により一気に壊滅する可能性がある。
無人廃ビル
それなりの数のドローンがやってくるため、中央高台で仕留める。しかし、ドローンに気を取られていると、地上では伐採者とやや厄介な敵を倒さなくてはいけないため、それなりに難しいステージだった。また、「バクダンバチ」が出てくるため、囮を左にある唯一の地上マスに置かないと高台が崩壊する危険性がある。
β まとめ
このころは特別強い敵は出現しませんでした。だからと言って簡単とい訳ではなく、物量で押し込まれることが多々ありました。ギミックが無い分、敵の数ということなのでしょう。
いよいよ始まった危機契約
満を持してついに危機契約が始まりました。この時からデイリーステージは二つだけではなく、いくつか追加され計7つになりました。危機契約が約2週間の開催期間なので、デイリーステージは約2回やれるということになりました。
#0~#3までのステージ解放スケジュールをまとめて見てみましょう。
さて、見て分かるように第1週目と第2週目で開催されるステージの順番が違う時が所々ありますね。また、2日分できなかったステージもあります。それはどういったステージなのでしょうか。
そのようなことを、それぞれどんなデイリーステージが追加されていったのか見ながら考えていきましょう。
危機契約#0「荒廃」(2020/9/10~9/23)
ついに正式に危機契約が始まって、前回のβの恒常ステージ「第59区跡」がデイリーステージにやってきました。これ以降、恒常ステージは次回以降のデイリーステージに追加されるということが分かりました。
さて、その他にも4つの新ステージが追加されました。それが「乾荒野」「新通り」「中継所」「凍てつく廃墟」です。
今回が一番追加されたデイリーステージの数が多いので、さっさと内容を見ていくことにしましょう。
第59区跡
面積が狭いとあるが、本当に狭いのは防衛ライン前である。一本道になっているために、全ての敵をそこで処理をするのがほとんどだろう。
しかし、「リベンジャー」や「ベンデッタ(うろつく敵?)」、「重装兵」をまとめて抱え込むのは非常に困難であった。そこで活躍したのが減速できるオペレーター。多くはアンジェリーナやオーキッドを使って「ベンデッタ」や「リベンジャー」を倒していました。
βの恒常ステージということもあり、ややこしいギミックなどは特になく、「特殊戦術地点」がありますが、使わなくても特に問題はありませんでした。
乾荒野
このステージの特徴は、右から大量の「オリジムシ」が、下からは「ハガネガニ」や「バクダンムシ」が。二方面から異なる敵が出現しました。
前回同様ギミックがほぼ無く、唯一の落とし穴(いかにも引っ張って欲しそうな高台が……)を活用するのが攻略の鍵でした。
このステージの説明によると、奥地にたどり着かれないようにとのことです。確かにこのステージは大量の敵が狭い上の防衛ラインをめがけて押し寄せてきます。全てブロックしてから倒しているのでは処理が間に合わず、あっという間に崩壊する。なんてこともありました。
新通り
ここでは最近はもうほとんど見かけない「障害物設置推奨点」があります。ということはもちろんこのステージには「障害物」を使用することができます。
右下からは居座る敵「狂化寄生投擲兵」「狂化寄生投骨兵」がやって来て、遠距離でかなり痛手の攻撃をしてきます。それに対処したいところを、さらに追い打ちをかけるように「狂化寄生兵」や「狂化寄生隊長」、さらには「シロアリ」までもがやって来ます。
投擲兵は何を投げているのかと考えたところ、残骸が残っているとのことらしいので、永遠と残骸を拾い続け、投げてきているのではいでしょうか。また投骨兵は名前の通り骨を投げている……遺骨、ということでしょうか?
中継所
ここでのギミックは「コマンドシステム」です。そして「コマンドシステム」の天敵「凶漢」が登場します。「背水の陣」を取るのであれば「凶漢」には気を付けないといけません。しかし、注意するのは「凶漢」だけではありません。「ロードローラー」という必要ブロック数3以上を要求する敵も出てきます。かと思えば「ゴースト兵」のような敵もいます。まさに複数の勢力が争奪している場となっているようです。
防衛ラインの上の「コマンドシステム」が壊されてしまうと上からほとんどの敵がやってきて、ブロックもできずにどんどんと通られてしまいます。
凍てつく廃墟
とある戦いとはどの白うさぎとの闘いだったのでしょうか?これだけ辺りを氷漬けにできるのは彼女以外ほぼいないと言っていいでしょう。
このステージのギミックは「源石氷晶」です。でもここではあの「ヒョウバクムシ」は出てきません。変わりと言ってはなんですが「スノーキャスター」や「アイスピッカー」、「アイスブレイカー」は出てきます。それだけでも厄介なのに、さらに「クラッシャー」や「重装兵」までもが出てきます。
ステージ説明には源石生物(感染生物)とありますが、先ほども言ったように「ヒョウバクムシ」は出てきていません。ではここではどんな感染生物がいるのでしょうか。
なんとここには全く関係のなさそうな「ハガネガニ」がいるのです。では何故「ハガネガニ」がいるのでしょうか?
「ハガネガニ」と「ヒョウバクムシ」を比べた時に、強そうなのは「ハガネガニ」です。「ハガネガニ」は個体にもよりますが、とあるストーリーで乗用車並みにデカい節足動物と呼ばれていました。また、ステータスを見ても「ヒョウバクムシ」と同等、あるいはそれ以上です(数値でみると若干HPが低い)。
いくら感染生物といえども、生き物です。食べなければ生きていけません。始めは「ヒョウバクムシ」と「ハガネガニ」が共存していましたが、より強い「ハガネガニ」が「ヒョウバクムシ」を食べることによって、「ヒョウバクムシ」の個体数が減った結果、敵としては出てこなくなったのではないでしょうか。
ちなみにどちらの生物も知能が低いため、術師に操られます。味方にするならより強い「ハガネガニ」を選ぶのは当然のことでしょう。
#0 まとめ
#0の開催時期的にまだギミックの数がそこまで多くありませんでした。イベントのギミックというよりかは、メインステージに登場したギミックが使われた印象があります。
強い初期の星6キャラクターがいるのに、まだデイリーステージにボスがいるステージがありません。今でも最前線で使われるような星6キャラを使えば、苦戦を強いられることは少なかったでしょう。
ただ、ギミックの理解をすることで、より楽に高等級をクリアすることができるという点では、ギミックの大切さを教えるよい機会だったと思います。
危機契約#1「黄鉄」(2020/11/11~11/24)
さて、二度目の危機契約です。前回の恒常ステージである「崩壊した大通り」はもちろん、「武器庫東」がデイリーステージに追加されました。
そして、前回から無くなったステージは「荒廃した広場」と「無人廃ビル」です。一番最初のデイリーステージがとうとう無くなってしまいました。妥当と言えば妥当ですね。
さぁ、今回追加されたステージを詳しく見ていきましょう。
崩壊した大通り
さて、このステージは前回の恒常ステージだったので攻略方法は分かった状態ですが、やはり契約によって厄介なステージです。
このステージで一番の敵は「バクダンムシ」でした。「バクダンムシ」は下の出現マスから来て、何もしまければそのまま下を通って「防衛ライン」にやってきます。でも「特殊戦術地点」を使って上向きに押してやれば「噴気孔」があるところを通ってくれます。そしたら後は焼くだけ簡単攻略となります。
こんなボロボロの地形になった原因は何でしょうか。路面をひび割れさせ、壁を崩すのはそうそう簡単ではありません。となると、破壊をしたのは「バクダンムシ」でしょうか?元から「噴気孔」があるとすれば、勝手に自爆して壁や路面を破壊したのでしょうか。それとも、これまた術師に操られて自爆を強いられているのでしょうか。
まさか「ロックブレイカー」が暴れまわった跡、かもしれませんね。
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武器庫東
「バリスタ」「上級バリア術師」「アーツバードA2」
敵が強すぎる!!!
このステージは開幕から「バリスタ」があり、しかもすぐに敵がやってくるのでコストは足らないし、攻撃は痛いし、とても大変です。(私はここが嫌いでした)
近衛局の武器を奪うために敵が用意した戦力から、本気で武器を奪いに来ていることが分かります。高台マスが多いのは、城壁のように上から攻撃した方が有利だからということでしょう。それに対し、敵も「アーツバードA1」や「アーツバードA2」といった術攻撃で対抗してきます。そこで用意したのが「妨害装置」。この装置はドローンの移動速度を遅くしてくれるので、配置することができたのならばかなり対空面では戦況は有利になります。
しかし、それで油断してはいけません。「バリスタ」がありますし、さらに「上級術師」も出現することから、回復に気を付けないといけません。特に「妨害装置」は敵から狙われやすいのにも関わらず、回復手段がないため壊されないようにしないといけません。
どうもこのステージ、メインストーリーのとあるシーンのようなステージに見えます。龍門近衛局対レユニオン。高いところでバリスタから矢が飛んで来る。
頭上に注意した方が良さそうですね。
#1まとめ
とくに難しいというギミックもなく、一方は味方にすれば強力な、もう一方は常に敵で厄介な、対照的のようなギミックでしたね。なんだか急に難しくなったように感じて、育成しないとヤバイと思い始めた人が多いのかもしれません。私はここで初めて育成の大切さを知りました。
危機契約#2「利刃」(2021/2/4~2/17)
今回追加されたデイリーステージはなんと一つだけ。それも、前回の恒常ステージ「硫鉄の峡谷」。デイリーステージで、新規のステージが追加されなかったのはこれが最初で最後でした。
硫鉄の峡谷
『クラウンスレイヤーはおもちゃではありません!』
登場から散々とおもちゃにされてきた「クラウンスレイヤー」。今回の危機契約で、彼の反逆が始まる。
重たくて動かせない、すり抜けの頻度が多い、移動が速いなどなど、様々な強化を受けてドクターの元へたどり着こうとしてきました。減速、脆弱、重量ダウンなど、あらゆる手を使って倒さなくてはいけない、まさにボスらしい活躍でした。
「クラウンスレイヤー」にばかり気を取られていると痛い目を見ます。ゴースト部隊がのこのことやって来て、あっという間に「防衛ライン」にたどり着かれてしまいます。
さぁ、じゃあどうしようかということで、「あっ! ギミックがあるじゃん!」と気が付くわけです。ではギミック「電磁パルス」を使ってみましょう。するとどうでしょう。敵が一か所に集まる場所があったのに、ギミックを使ったことで新たな道ができ、敵のルートが二手に分かれてしまいました。これでは戦力を分散させなくてはいけないため、より攻略が大変になってしまいます。運営は今までの危機契約で培った『ギミックに頼る』というのを完全に罠にしてしまいました。
ここで一杯食わされた人は、今後の危機契約ではどのギミックなら使っても問題がなさそうとか考えることになりました。また一つ、ドクターは賢くなったのだった。
危機契約#3「灰燼」(2021/5/28~6/10)
三回目にもなってくると、システムもほぼ分かり、危機契約がどのようなものか完全に理解してきた頃です。
恒常ステージが少しのミスですぐ崩壊してしまい、もう嫌になったところでデイリーステージをやりましょう。この苛立ちをあのボスへぶつけてやりましょう。
それではどんなデイリーステージが追加されたのか見てみましょう。
廃工場
前回の恒常ステージである「廃工場」です。「バリスタ」と「ファウスト」の遠距離攻撃に耐えつつ、下から来る「リベンジャー」や「ヴェンデッタ」を倒さなければいけませんでした。
このステージは「バリスタ」の他にもう一つギミックがあります。それが「換気口」です。「換気口」に置いたオペレーターは敵の遠距離攻撃から狙われなくなるので、最後に高台オペレーターを置くなら「換気口」の上に置くのが良いでしょう。
しかーし!このステージには「技術偵察兵」が出てきます。こいつはせっかく「換気口」で狙われなくなったのに、近くにいるだけで迷彩やステルスを強制的にはがしてきます。これでは最後に置いた高台オペレーターが「ファウスト」の痛い攻撃を食らって落ちてしまいます。なので、すぐに「技術偵察兵」を倒すか、配置の順番を変えるかのどちらかで解決しましょう。
ここで一つ、高等級の攻略で面白いものが登場しました。それが「リスカム電池」です。仕組みは「拳闘士崩れ」を「リスカム」でブロックし、SP加速をするというものです。これを使い、「ウェーディ」で永遠に押し出す作戦を使って高等級をクリアする人もいました。
もはやこれはギミックを上手く使ったというよりも、戦法が素晴らしいと言った方が良さそうですね。
第6区跡
デイリーステージ新登場はこのステージ「第6区跡」です。なんとここでは追加のデイリーステージでは初のボスが登場します。ここで登場したのが「W」でした。彼女は右のマスから出現しますが、しばらくその場で留まります(その間に倒すというのが私の攻略法でした)。
このステージのギミックは「活性源石」です。体内の源石を活性化させることによりアーツの威力や身体能力を底上げしてくれるのですが、その代償として体はボロボロになっていきます。この効果は味方のみならず、敵にも適応されるので、敵を耐久で持続ダメージで倒すのか、医療に支えられながら素早く倒すのか、どちらにするのかはお好みでどうぞ。
「W」がボスとして登場している割には、他の敵でサルカズが誰一人として出てきません。彼女がふらっと一人で遊びに来たのかちょっかいをかけにきたのか、そんな感じしますね。きっとこの頃のチェルノボーグは大分状況が悪くなっており、彼女は何か理由があって一人で行動することを選んだのでしょうか?
#3まとめ
どちらのステージも、敵の進行ルートは絞ることができるが、まとまってしまうと面倒という印象を受けます。だからと言って出待ちをするというのも違います。また、敵の攻撃も痛いので防御力の高い重装を使って何とかその場を凌ぐといった戦法が主になりました。いままでは攻撃がメインだったので、今回は防御についても考えさせる目的があったのではないかと思います。
全体のまとめ
記事を書いていて思いました。これ、メインストーリーに沿っているのではないか、と。出てくる敵が「ファウスト」や「W」、「クランスレイヤー」であること。ステージが「龍門」や「チェルノボーグ」、「凍結した廃墟」などなどであること。これれらは全てメインストーリーに関係のある場所たちです。丁度アニメ二期までにやった内容のほとんどがステージとして登場しています。
これは危機契約が命を救うためであることから、それだけメインストーリーは過酷なものであり、多くの命が危険に晒されており、ロドスはレユニオンとの戦闘の他に、人命救助を行っていたということを表現していると考えることができます。
ちなみに、次回の危機契約以降からはイベントステージがメインとなってくるので、メインストーリーに沿ったものはここまでとなってます。
おわりに
最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。
私の拙い考察?でしたが、いかがでしたか。少しでもアークナイツの世界観、そしてアークナイツに興味を持っていただけたら、私はとても嬉しいです。
以上で終わりの挨拶とさせていただきます。
ありがとうございました。また、次の機会にお会いしましょう。