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静岡の寒茶ワークショップ参加してきました!


12/7「ちょっと早いクリスマス会」終了後、静岡に前泊し、
12/8「寒茶ワークショップ土中改善&寒茶焙じ体験」をやってきました。

ワークショップの主催者より、寒茶畑の一部が崩れているのを発見して、急遽茶畑の管理にテコ入れのため、人数が必要となり、急に参加しに行きました。
初めましてのワークショップで一番風変りな内容に参加するという(笑)

寒茶って何?

寒茶の目的は、耕作放棄地の解消が一番です。茶農家さんは高齢化&後継ぎ不足で、チャの木が植えてあっても世話がされていないところが出てきているようです。

緑茶。その中でも5月の新茶は若葉のさわやかな香りが楽しめる。これと正反対の特徴を持つのが「寒茶」。1年の間、日の光を受けて育った茶葉は肉が厚く、糖分を蓄えている。これを使うため、甘くまろやかな味になる。カフェインやタンニンが少ないため苦味や渋味がなく、子どもや乳児でも飲めるやさしいお茶だ。

「土と太陽の会」が、そんな寒茶の栽培を始めたのは2017年。野菜の栽培で実践されている自然農法をお茶に取り入れようと、里山の環境保持などを目的としたNPO法人「勝間田塾」の理事が杉田代表と近隣のお茶農家に呼び掛けてグループを結成。栽培場所としては耕作放棄地に目を付けた。

 JIJI.com 自然農法で長期熟成も〜耕作放棄地で復活−「土と太陽の会」〜
お茶どころ、静岡・牧之原に新たな息吹 から引用

1年伸ばしたチャの木から寒茶ができる!

「何年も耕作が放棄された土地は自然な状態に戻りやすく、無農薬無肥料でも茶が育つ」と杉田代表。農家の高齢化、緑茶の消費減少の余波で放置された茶畑の利用、再生にも役立つと期待が掛かる。

寒茶の自然栽培にはさまざまな利点がある。まずは、味の特徴や摘み取り時期の違いから、既存のお茶と競合しない。杉田代表は「これまで緑茶を飲めなかったが、寒茶なら大丈夫という人もいる」と言い、新たな消費が生まれる素地となっている。

畑の管理や手入れには、ほとんど労力がかからない。「基本的には1年に1回、冬の農閑期に摘む」ため、葉は伸びるままに放置する。農薬や肥料を入れる手間は不要。雑草は刈って、そのまま畑の土に返す。「耕作放棄地はいくらでもある。「寒茶」の需要が増えれば、栽培の拡大は難しくない」。

JIJI.com 自然農法で長期熟成も〜耕作放棄地で復活−「土と太陽の会」〜
お茶どころ、静岡・牧之原に新たな息吹 から引用
寒茶用に1年放置したチャの木、2倍以上伸びている

午前:土中改善講座

自然農法をもとに勉強された茶農家さんが講師として、いろいろと教えてくれました。ただ、はんかちの理解力不足できちんとした説明がここには記せず。なので、雰囲気だけをふわっと書いておきます。

茶畑からこの崩れた先の地面まで高さ2~3mほど差があり、長靴だと少し降りるのが大変でした。ほほえましいのは、下写真の右上にイノシシの足跡がある泥。遭遇はしたくないけど、イノシシの通り道って思うとほのぼのです。
茶畑の土中改善作業に必要な木の枝や竹を拾って、細かくして、茶畑のチャの木の間の溝に入れていきます。もう、枝や竹を運動会の玉入れのごとく投げて渡していました(笑)

茶畑の開園作業から、崩れにくくする必要があると学び中

お昼は古民家ランチ!!

少し体を動かして、ランチになりました。ランチのお供のお茶は寒茶でした。

わかめごはん、みそ汁、手ごねデミグラスハンバーグ、等々

美味しいご飯でしたが、しゃべりながら食べていたので皆さん食べ終わっているのに最後まで自分は食べていました。次のプログラムへ~って声かけで、リスのようにおかずを口に詰め込んで焙じ体験に行きました(笑)

午後:寒茶の焙じ体験、初焙じ器を使ってみた!

鉄フライパン、フライパン、焙じ器、ホットプレートなどを使います
上が焙じたもの、下は焙じる前にオーブンなどで水分が抜けたもの

1年間糖分をため込んだ茶葉なので、焙じるとキャラメルみたいな色合いになります。ある茶農家のお子さんはストーブ上で茶葉を焙じて、おやつとして食べているそうです。美味しいのかしら?

乾燥させずにフライパンなどを使って焙じると、すごく時間がかかってしまうので先にオーブンなどで乾燥させる必要があるそうです。
先に空焚きしたフライパンなどの温度を確認して、乾燥させた茶葉を入れて、終始ぐるぐるフライパンを円を描くようにして回します。
高温のフライパンに揺すらず、じっとそのままにしているとすぐ炭になってしまうそうです。
揺らして、回し続けてると、茶葉から白い煙のようなものがふわっとあがってきます。キャラメルのように、どの程度まで焙じるかそれぞれの好みで茶葉を取り出す、という流れでやりました。

案外集中力のいる作業でした。
フライパンを回すのですが、火から離れると、フライパン自体の温度が落ちて、いくら時間をかけても焙じず。離れないようにと思うのですが、上下左右の距離を見て、茶葉を見てと案外忙しいです。
また、フライパンがだんだん重くなってくるため、疲労軽減のため片手ずつ交互にやりました。円をスムーズに描けない非利き手だと、より火から離れてしまいました。

焙じ器も使わせていただきました。
焙じ器はフライパンより持ち手が火に近く、熱が伝わりやすいため茶葉がすぐ焦げやすかったです。持ち手が火に違い為、目を離せばやけどにつながってしまうので注意が必要です。
うーん、焙じ器って案外難しいのねって体験してわかりました。

それぞれ焙じた寒茶の飲み比べ大会開催!

使用道具の違いや、焙じる時間、枝のみを焙じた方もいて多種多様な寒茶

寒茶はほうじ茶のように淹れます。蒸し時間は3分ほどで、枝は5分ほど蒸していました。
皆さんが焙じた寒茶を飲み比べました。
おなじ畑から摘み取った同じ寒茶でも、乾燥時間や焙じた時間、焙じに使った道具が違うため、それぞれの寒茶で違う味わいがありました。
甘みが出ているもの、焙じた香りが強いものなど。
自分が好きなのは、オーブンで乾燥後再度オーブンで焙じたものがあまくて好きでした。

寒茶はオンラインでも買えるそうです

茶畑管理は夫が興味を持ちました(笑)

今回の体験で、自分はお茶に関わることができればと思っていましたが、茶畑管理は今のところ熱は高くないなと思いました。
果樹園では、自分がかかわったサクランボや洋梨を食べてほしいというのは少しありましたが、お茶はまだ関わりが浅いから思っていないのかも、です。
その代わり、夫が興味を持ちました(笑)
夫は植物を育てることが好きなので、畑の広さと収穫量を聞いていました。もし夫がやるってなったら、果樹園のサクランボとブドウと桃などの収穫と駄々被りになるので、定年してからやろうねと説得しようと思います(笑)

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