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【バトスピ】「青ウルトラマン」倶楽部 Part2.拡張カード編
1.はじめに
「青ウルトラマン」デッキは歴史の長いテーマであり、残念ながら「英雄たちの軌跡」での収録が叶わなかったカードが多く存在します。
そこで今回は、「英雄たちの軌跡」から「青ウルトラマン」を使い始めた方に向けて、「バトスピプレミアムカードセット シン・ウルトラマン」のカードを中心に、相性のいいウルトラマンのカードをいくつか抜粋して紹介していきたいと思います。
また、Part2と銘打っていますが、「青ウルトラマン」の布教記事はこれで完結となります。よろしければ最後までお付き合いください。
「英雄たちの軌跡」に収録されているカードの解説は、前回の記事で行っているので、こちらもどうぞご参照ください。
2.シン・ウルトラマン
「バトスピプレミアムカードセット シン・ウルトラマン」は「英雄たちの軌跡」が発表された時点で最も新しい商品です。いずれも「青ウルトラマン」を大きく強化してくれるので、是非集めてみてください。
ウルトラマン[シン・ウルトラマン]
スペシウム光線[シン・ウルトラマン]
ゾーフィ[シン・ウルトラマン]
ベーターカプセル[シン・ウルトラマン]
ウルトラマン[シン・ウルトラマン]
![](https://assets.st-note.com/img/1685089709155-AO3okdDcdN.jpg)
自分のライフの減少をトリガーにした手札誘発効果を持つウルトラマン。
例え使えるコアがなくても、減ったライフのコアを維持コアに用いることができるため、確実に召喚することができます。
自身の効果で相手を破壊できなかった場合でも、二種類の「スペシウム光線」を回収することができる上に、それらの効果の条件をこのカードで満たすことができます。
さらに、「ウルトラマンルーブ」や「グリッターティガ」に煌臨することもできるので、このカードだけで迎撃態勢を整えることができます。
また、このカードを相手のアタックステップに召喚したとき、相手のスピリットが2体のみの場合、アタックしていないスピリットを破壊することで相手の追撃を止め、アタックステップを終了させることができるテクニックは覚えておいて損はないかと思います。
他にも、相手のターンに「来たぞ われらのウルトラマン」の神託を発揮できる、「光の国」でコアブーストできる、「ウルトラマンロッソ フレイム」「ウルトラマンブル アクア」のチェンジで使い回すことができるなど、多くのカードとのシナジーを持っています。
総じて、デッキの防御力を高めつつ、「1体でも多くのスピリットを破壊したい」「常にフィールドにウルトラマンがいてほしい」という「青ウルトラマン」の望みに強く応えてくれる1枚です。
メモ:このカードを召喚する際に、ソウルコアを乗せることで、同じコラボカードである「エヴァンゲリオン」の「ATフィールド」を破壊できるようになります。
現状の「青ウルトラマン」で、合体して合計コストが上がった「エヴァンゲリオン」の「ATフィールド」を突破できるのは、このカードと「スペシウム光線[シン・ウルトラマン]」のみです。行間を感じますね。
スペシウム光線[シン・ウルトラマン]
![](https://assets.st-note.com/img/1685089811388-g96DXxvIj2.jpg)
オリジナルの「スペシウム光線」の特徴であった耐性貫通効果を引き継ぎつつ、相手スピリット/アルティメットのみのコストを参照にすることで、より広い範囲を破壊できるようになりました。
同じ破壊マジックではありますが、以下のように使い勝手は大きく異なるので、採用枚数は慎重に検討しましょう。
![](https://assets.st-note.com/img/1685092200266-kp1h6AshqM.png)
メモ:表では見やすさを優先して「本来のコスト」と記載していますが、正しくはテキストのとおり「ブレイヴのコストを無視して」なので、なんらかの効果でコストが10以上になった場合は対象外となります。
また、先の「ウルトラマン[シン・ウルトラマン]」と似たケースで、合体して合計コストの上がった「ガンダムSEED系MS」の「PS装甲」を突破できるのは、現状このカードのみです。
ゾーフィ[シン・ウルトラマン]
![](https://assets.st-note.com/img/1685089875632-QMwUCrwWF1.jpg)
「青ウルトラマン」の新たなサーチカード。コスト4のスピリットなので先行1ターン目に召喚できないのがネックですが、軽減シンボルが優秀であり、「ウルトラマンルーブ」にも煌臨できるため、中盤以降も腐ることはないでしょう。
サーチ範囲は広く、名称に「ウルトラマン」を含むカードなら何でも良いので「来たぞわれらのウルトラマン」や「スペシウム光線[シン・ウルトラマン])も対象です。
またこのカードも「ウルトラマン」であるため、自身のサーチ対象であることに加え、オリジナルの「スペシウム光線」も手札に加えられます。
二種類の「スペシウム光線」を同時にサーチしつつ、両者の条件を満たすせるので「スペシウム光線」の使い勝手を向上させることができます。
メモ:オープンしたあと手札に加えなかったカードは破棄されます。サーチ効果を持つ他のウルトラマンは皆デッキの下に戻すので、この処理は今のところゾーフィだけです。行間を感じますね。
ベーターカプセル[シン・ウルトラマン]
![](https://assets.st-note.com/img/1685089918095-77MEn7chNK.jpg)
手札交換と踏み倒しにより、序盤の手札事故を解消してくれるマジックです。
手札交換時に「ウルトラマン[シン・ウルトラマン]」「ゾーフィ[シン・ウルトラマン]」を破棄することで、より少ないコストで召喚することができます。ただし、「ウルトラマン[シン・ウルトラマン]」は手札に温存しておきたいカードですので、基本的には「ゾーフィ[シン・ウルトラマン]」の召喚を狙っていくことになるでしょう。
ミラージュ効果では、どんなウルトラマンでも踏み倒すことができるので、なるべく大型の召喚を狙いたいところです。
しかし、最有力候補の「ウルトラマンゼロ ビヨンド」は確実に相手のバーストを封じるためにメインステップで召喚したい上に、ミラージュのコストには軽減シンボルがないため2ターン目以降の使用コストが重たいなど、使い方に工夫が必要なカードです。
3.ネクサス
「青ウルトラマン」ではネクサスを多めに採用することになるので、選択肢を増やすためにも、是非集めてみてください。
M78星雲
真紅のファイター ウルトラセブン
M78星雲
![](https://assets.st-note.com/img/1685090001604-M1K8cCUmSp.jpg)
かつて「来たぞ われらのウルトラマン」の役割を担っていたカードです。
より強固な耐性を与える「来たぞ われらのウルトラマン」の登場によって第一線から退きはしたものの、フィールドにウルトラマンを残しておきたいこのデッキにとって、スピリットの除去が苛烈な今の環境下ではまだまだ活躍が見込めるネクサスです。その場合は4枚目以降の「来たぞ われらのウルトラマン」として採用することになるでしょう。
デッキからウルトラマンを呼び出す効果を使う機会は滅多にありませんが、この効果によって相手にネクサスの破壊を躊躇わせることができます。
「来たぞ われらのウルトラマン」と異なり、コアシュートによる消滅効果だけは防げませんが、実はコアシュート以外の効果で「ウルトラマン」と同時に除去される場合に限りウルトラマンではないスピリットも場に残すことができます。これは、「来たぞ われらのウルトラマン」にはできない動きなので、覚えておけばいざというときに役に立つかと思います。
真紅のファイター ウルトラセブン
![](https://assets.st-note.com/img/1685091206301-XsFI9uKVBW.jpg)
ネクサスの配置補助にコスト破壊と「青ウルトラマン」に必要な効果が詰まった手堅い1枚です。
カード名を「ウルトラマン」として扱う効果を持つため、きちんと他のウルトラマンサポートを受けることができます。
配置時効果の制約によって、「真紅のファイター ウルトラセブン」を連続で配置することはできませんが、創界神ネクサスを配置したときに発揮される神託は「このネクサスの配置時」効果ではないため、他の創界神ネクサスを配置することは可能です。
しかし、このカードに限ったことではありませんが、デッキに創界神ネクサスを増やすということは、神託によってトラッシュに落ちるカードが増えるということなので、1枚でも多くの破壊札を握っておきたい「青ウルトラマン」では、デッキに採用する創界神は絞っていきたいところです。
仮に創界神を多く投入する場合は、敢えて配置したときの神託を使わないといったプレイングも大切になってくるかと思います。
3.バーストカードのウルトラマン
バースト召喚できるウルトラマンです。
相手の展開を妨害しつつ、煌臨に繋げることができます。
デッキのコントロール能力を高めてくれるので、是非集めてみてください。
ウルトラマンタロウ
ウルトラマンオーブダークノワールブラックシュバルツ
ウルトラマンティガ マルチタイプ
ウルトラマンタロウ
![](https://assets.st-note.com/img/1685090475374-CrgUywjEFN.jpg)
自爆からの再生と、ウルトラダイナマイトのシーンが再現されたウルトラマンタロウです。
今の環境では何度もバースト効果を発動させることは難しいですが、「光の国」を使えば1コストで召喚できることや、トラッシュからの回収効果を利用して「ベーターカプセル[シン・ウルトラマン]」や「ウルトラマンフーマ」などによる手札交換のコストに使うこともできます。そのため、バーストカードでありながら手札で腐ることがないのは、このカードの利点といえます。
また、自爆効果──ウルトラダイナマイトは、アタックステップ中であれば任意のタイミングで発動できるため、アタックしてきた相手をこのカードでブロックし、そのブロック後のフラッシュタイミングでウルトラダイナマイトを使うことで、アタックしてきた相手からライフを守りつつ後続を一掃するといった動きも可能です。
メモ:コラボカードではありませんが「夏はみんなで海水浴」というカードと組み合わせることで、デッキ破壊のループコンボが発生します。ここでは詳細は割愛させて頂きますが、気になる方は検索してみてください。
ウルトラマンオーブダークノワールブラックシュバルツ
![](https://assets.st-note.com/img/1685090517249-ukG0T5WaNA.jpg)
青ウルトラマンでは珍しく、コアシュートによる除去が可能なウルトラマンです。
やはり目を引かれるのが、ライフが3以下のときにのみ使用できる追加効果でしょう。
上手く決まれば一気にアドバンテージの差を広げることができますが、バーストカードは水物ですので、この効果を使いたいがために温存していたら発動タイミングを逃した……なんてことにならないよう、使えるときに使っておくことも大切です。
また、これは他のバースト効果を持つウルトラマンにも言えることですが、場に出たあとはアルティメットには触れないので注意しましょう。
メモ:原作では湊家の敵でしたが、バトルスピリッツにおいては「ウルトラマンロッソ フレイム」「ウルトラマンブル アクア」とのチェンジができますし、「ウルトラマンルーブ」や「ウルトラマンオーブ オーブトリニティ」に煌臨することもできます。
ウルトラマンティガ マルチタイプ
![](https://assets.st-note.com/img/1685090568518-qY1wUgFrap.jpg)
コストの条件はありますが、「青ウルトラマン」において相手のネクサスを破壊することができる唯一のカードです。これ以外の方法でネクサスを処理する場合は、他の色のカードを頼ることになります。
アタック時の手札交換は「ウルトラマンフーマ」を上回る効率であり、いち早くキーカードを揃えたいときには有用です。
しかし、召喚後は相手の盤面に触れられないことと、「M78星雲」や「来たぞ われらのウルトラマン」を抱える「青ウルトラマン」ではバーストを発動するタイミングが少なくなる(スピリットをフィールドに残した場合、消滅/破壊後のバーストを使えない)ことは念頭に置いておきましょう。
4.他色のウルトラマン
バトルスピリッツには「青ウルトラマン」デッキの他にも、様々なウルトラマンデッキが存在します。それらのカードを組み合わせることで従来の「青ウルトラマン」とは一味違う戦い方が可能になります。是非集めてみてください。
新世代ウルトラマンフーマ
ウルトラマンジード ギャラクシーライジング
ウルトラマンゼット デルタライズクロー
新世代ウルトラマンフーマ
![](https://assets.st-note.com/img/1685090638771-dqXNdGP7F1.jpg)
色は違えど「ウルトラマンフーマ」の持ち味であるリソースを確保する能力は健在です。
このカードを採用することで「青ウルトラマン」では行えないトラッシュ回収を可能にします。
名称に「ウルトラマン」を含むあらゆるカードを回収できるので、相手に破壊されてしまった「来たぞ われらのウルトラマン」を手札に戻し、再び配置するといった動きが行えます。
また、このカードも「ウルトラマンフーマ」であるため、オリジナル同様に「ウルトラマンタイガ」と「光の国」の召喚サポートを受けることができます。そのため、他色であるにも関わらず無理なく「青ウルトラマン」に採用することができます。
ただし、飽くまで赤のウルトラマンであるため、「ウルトラマンルーブ」に煌臨できないことには注意が必要です。
ウルトラマンジード ギャラクシーライジング
![](https://assets.st-note.com/img/1685091247103-0ytqwVCH1Q.jpg)
「ウルトラマン[シン・ウルトラマン]」に先んじて登場した、手札誘発効果を持つウルトラマンです。あちらが肉を切らせて骨を切るカードであるならば、こちらは肉を切らせないよう守りに特化したカードと言えるでしょう。
「ウルトラマンゼット」デッキでこそ本領が発揮されるカードではありますが、ライフを守る効果以外の効果は問題なく使えるため、いざという時の防御札として用いることができます。
また、「ウルトラマンゼット」では行えない、「ウルトラマンロッソ フレイム」「ウルトラマンブル アクア」のチェンジによる使い回しが可能なことも利点のひとつです。
ウルトラマンゼット デルタライズクロー
![](https://assets.st-note.com/img/1685091351310-vaFhHvD5Qb.jpg)
「ウルトラマンゼット」デッキにおけるフィニッシャーですが、煌臨条件に色の指定がないため、「青ウルトラマン」でも採用することが可能です。
「青ウルトラマン」の最大の弱点、それは「重装甲/超装甲:青」を持つカードです。こればかりは「スペシウム光線」をもってしても破壊することができず、そのカードに居座られてしまうと大きくテンポを狂わされてしまいます。そのため、「青ウルトラマン」においては「如何にして重装甲/超装甲:青のカードに対処するか」が命題になってきます。
このカードはその答えのひとつです。
というのも、実は今の環境において、白と青を同時に持つ重装甲/超装甲カードは(ほぼ)いないからです。強力な超装甲を持つ「幻魔神」でさえも、同じスピリットに白と青を同時に与えられません。
そのため、白のウルトラマンを条件にした「相手の効果で防げない」効果を発揮させずとも、このデッキが最も苦手とするカードを除去することができるのです。
メモ:「ウルトラマンジード ギャラクシーライジング」であれば、「相手の効果を防げない」効果の条件を満たせるので一緒に採用したいところですが、このデッキは「青ウルトラマン」ですので、色の異なるウルトラマンばかりを採用してはデッキの回りが悪くなってしまいます。
「幻界魔剣ベリアロク」の採用も考えると、やはりこのカードを最も上手く扱えるのは「ウルトラマンゼット」でしょう。
5.サンプルデッキレシピ
![](https://assets.st-note.com/img/1685098135084-UIpzGR8U8m.jpg?width=1200)
前回と今回の記事で紹介したカードを使ってデッキを組んでみました。
「新世代ウルトラマンフーマ」「ウルトラマンゼット デルタライズクロー」「スペシウム光線[シン・ウルトラマン]」は、いずれも従来の「青ウルトラマン」の弱点を補強するカードですが、一度に手札に来てしまっても困るので1枚ずつ。それに合わせて他のカードの枚数を自分好みに調整……と言った具合です。(この辺りを掘り下げると、記事の意図がブレてしまうので省略します)
なお、ここで採用していないカード=弱いわけでは決してありませんのでご留意を。
6.おわりに
「青ウルトラマン」は、カードプールの広さとテキストの柔軟性からプレイヤーの個性が反映されやすい、星の数ほど可能性を秘めたデッキです。テーマ外のカードに目を向ければその可能性は更に広がり、いつまでも遊び続けることのできる……情熱を注げば、その熱意に応えてくれるデッキだと思います。
ここで紹介しきれなかったコンボや戦術もまだまだたくさん存在します。ですので「青ウルトラマン」に興味を持った方は、是非それを探して、可能であれば発信してみてください。
願わくば、『「青ウルトラマン」倶楽部』の記事が、これから「青ウルトラマン」を握り始める方々の一助となり、「青ウルトラマン」界隈がさらに盛り上がることで、多くの知見を共有できるようになればと思います。
そして、キスダムがひとりでも多くの方の目に触れることを心から望むばかりでございます。
それでは~~~レッツ、キスダム!