【企画作成のすゝめ】全社イベントの作り方💡
こんにちは!セブンデックスでキャリアアドバイザーをしています、岡本です!
今日は全社イベントでコンテンツの企画を行っている私が、企画作成の際の考え方をお伝えします!
全社イベントを企画したい!他の会社が何を目的にどんなイベントを行なっているのか知りたい!という人向けの記事です。
セブンデックスの雰囲気を知りたい!という方の参考にもなると思うので、ぜひ読んでいただきたいです!
そもそもどんなイベントの企画をしているの?
私が企画しているのは「LODGE」という月末にある全社会です。セブンデックスでは月末に全社会を開催しています。
前半は「CCI」という今組織がどうあるべきかや今月の売り上げ・来月の方針などを共有する会で、現在の会社の状況と今後の展望を理解する会を行なっています。
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後半に「LODGE」という組織効力感を高めるための会を実施しています。
LODGEは下記の背景と目的・ゴールのもと実施されています。
LODGE実施背景
その月を一緒に駆け抜けたメンバーと食事をしながら、1ヶ月を振り返ったりコミュニケーションを深めて、翌月に向けて士気を高める場
LODGE目的・ゴール🥅
組織としてのモメンタム(自分たちならいけるぞという気持ち = 組織効力感)をみんなが感じられている状態
組織内の関係の質が向上し、心理的安全性高く・生産性高く働ける状態
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※余談ですがLODGEは「山小屋」という意味で、同じ山に登っている仲間が1日の成果や苦労をねぎらい、また明日から共に登っていくための活力をつける、ロッジ(山小屋)のような場にしたい。という思想の元付けられた名前です!
どうやってイベントを企画しているの?
では、本題のどのようにイベントを企画しているのかについてお話したいと思います。
LODGEは先に紹介した目的やゴールが達成されていれば、コンテンツは自由です。
ですので、毎月LODGEの運営メンバーで集まってコンテンツや会の演出を企画します。運営メンバーは4人ほどで、メンバーの中で毎月オーナーを決定し、オーナーがLODGEまでの進行管理や、コンテンツを決定するまでのMTGの設計を行っています。コンテンツ自体は、毎回皆で知恵を寄せ合ってアイディア出しを行い、複数コンテンツ行う場合はグループに分かれて詳細を詰める流れです。
具体的な流れとしては下記の流れで進めています。
現状の組織状態の整理
上記を踏まえて今解決すべき課題の特定
この課題をLODGEでどのように解決できるのかの検討
コンテンツ詳細/演出の検討
準備物の用意
会の実施
KPTの実施
1の現状整理を行う際には下記を踏まえて考えています。
LODGEという場の固有性を踏まえて設計できているか
月末であること
月の振り返りになり、翌月何をするかを考えるきっかけにしやすい
オフラインであること
雰囲気を醸成しやすい
CCIの後である
仕事や組織への熱量が高まっている
集中力が切れやすい
ご飯を食べる時間でもあるので、パソコンを使ったり文字を書いたりするのはやりにくい
日中にやるワークショップなどよりカジュアルに臨むことができる(仕事や将来の話などをしやすい)
正社員、インターン関係なく組織に関わる全員が参加する
伝えたいメッセージを一気に伝えることができる
普段あまり話さない人とも話すことができる
今後どういった会社にしていきたいのか
ミッション
売り上げ目標
上記に対して現状の組織状態はどうか
会社の状況はどうか(売り上げは足りているか/組織の理解は足りているか)
メンバー状況はどうか(会社を強くするためのスキルは足りているか/モチベーションはどうか/組織への効力感を持っているか)
目指す理想に対して現在とのギャップをどのように埋めるか
LODGEという場で寄与できそうなこととして何があるか
このLODGEを通してみんなにどうなって欲しいか
気持ち
スキル
関係性
その他
季節性
3月なので桜の装飾してみよう!など
今月だからできることは何か
年末、半期終了など
24年2月のLODGEはこういった状況を整理した結果、下記の課題にアプローチすることが今回のLODGEの価値を最大化できると考えました。
残り1ヶ月で半期が終わる中で今ブーストが足りていない(誰かに頼るのではなく、個人が成長して売り上げや組織づくりに貢献していく意識と行動)
1人1人の生産性の低さを生み出しているイシューレイズ力の低さ
この2つの課題を踏まえてLODGEで何ができるかを考えることになりました。1と2の課題をLODGEで解決しきることは難しいので、会の終わりにどういった状態になっていれば目的を達成できたと言えるのかを考えることから行い、結果として下記を達成することを目的としました。
残り1ヶ月で半期が終わる中で今ブーストが足りていない(誰かに頼るのではなく、個人が成長して売り上げや組織づくりに貢献していく意識と行動)
自分の活躍が評価されること
メンバーの活躍を知ること
活躍しているメンバーを知り、どういった点で評価されているのかを知ることで組織としての当たり前の基準を上げること
上記を踏まえて、自分の今月の動きを見直すことができており、翌月の目標が明確になること
1人1人の生産性の低さを生み出しているイシューレイズ力の低さ
自分が見えていない観点を他者からもらうことで、より最適なイシューの解決に近づく感覚が付与されていること
特にイシューレイズについては能力開発になるので、その場で解決しきることはできない、且つ運営側の設計能力としても難しいと考え、人の力を借りて良いので目的を達成するため何をするか、借りることの意義を感じてほしいと思いアプローチすることにしました。
こうして生まれた企画が下記です。
2月のBAKUNOBI王は誰だ!?
チームで挑め!課題解決コンペ
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BAKUNOBI王は事前にフォームで自分自身のBAKUNOBIエピソードを記載してもらい、LODGE内で公開。その内容と普段見ているその人の振る舞いから2月誰が一番BAKUNOBIしたのかを投票してもらいました!
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イシューレイズについては下記のワークを実施し、解決策を出す時間20分、その後各チームの発表とボードメンバーによる優勝チームの発表を行いました。時間が短かったり、観点の提示がしきれないなどアップデートできる点もありましたが、ボードメンバーにも発表をしてもらったことで実力のある人がどういった観点で課題解決を普段行っているのかを知ることができ、大変勉強になりました!
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上記のコンテンツを踏まえて、LODGEで注文する料理の検討(居酒屋みたいなラフな雰囲気にしたいのでガッツリお弁当ではなく少しずつつまめるもの、など)や飾り付けの準備も行ってLODGEの設計は終了です。
大事なのは目的を失わず、組織の状態に敏感にアンテナを張ること
ここまで考え方と実際にどういったコンテンツになったのかを説明しましたが、企画を行う際に意識すべきことは「目的」の設定とそれを見失わずコンテンツの作成や演出まで考え切ること。また、適切な目的設定を行うために組織の状態、メンバーの状態にオーナーシップを持って普段から見ておく、考えていくことだと思います。
ぜひ今後全社イベントや何かしらのイベントを企画しようとしている方は難しく考えすぎず、1つ1つ状況を整理してどうしたら解決できるかだけを考えてみてください!