マンション購入&住み替え記⑥~まずは実家の売却から~
前回はマンションマニアさんに相談した日のことを書きました。
家に帰った私は、マンションマニアさんから提案してもらったマンションのうちどこに内見に行くかを母に相談しました。
その結果、一番狭い王子の物件と、価格と広さが手ごろなさいたま新都心の物件を内見しようということになりました。
王子を選んだのはこれまで母も私も3LDK以下の家に住んだことがないので、狭い家というのがどういうものなのかの実感がなかったため、それを把握したいという理由でした。
この内見の希望をマンションカウンターさんにメールしたところ、返信をくれたのは新飯田さんという方でした。はい、クッキング新飯田さんです。
営業担当ということで内見等は新飯田さんがアテンドしてくださるということです。
こちらの新飯田さんに私の購入&売却は最後までお付き合いいただくことになります。
内見の希望を出すのと同時進行で、現居をきちんと訪問査定していただくことにもなりました。
前回出していただいた査定はあくまで机上の査定で、マンションを実際に見てから行う査定が正式な査定になるそうです。
連絡を取ってすぐの週末に新飯田さんは当時の現居に来てくださいました。新飯田さんはいつも行動が素早くてとても信頼できる方です。
私の母は不動産業者さんに少し偏見を持っている部分があったのですが(騙されそう、という根拠のない不安)、新飯田さんのことは「信頼できる」ととても好印象を持っていたので、住替えに母の賛同を得るというある意味一番面倒なミッションをスムーズに進めることができました。
現居の査定に来ていただく前に、私も自分でいくつか銀行をあたり後売りで住宅ローンを組むことができるかを確認しました。
マンションマニアさんからは、現居の査定額(机上)と残債額にだいぶ差があるので後売り可能だろう、というコメントをいただきましたが、実際はどの銀行も厳しい返答ばかりでした。
とある銀行には、独身女性という属性が悪い、ということを言われたくらいです。これには当時かなりびっくりした記憶が残っています。
でも、直接そう告げてきた銀行以外も、現在住宅ローンを組んでいると伝えると、電話をしているのが私(女性)であるにも関わらず、みな一様に「債務者はご主人様ですか?」と聞いてきたので、女性がひとりで住宅ローンを組むのは令和の時代になってもメジャーではないのだと思います。(私なら、内心では夫が組んでいると推測していたとしても「債務者はお電話口の方でよろしいでしょうか?」といったん聞きますが)
というわけで、後売りが難しいということを知ったので、とりあえずはまずは実家を売って、その売却代金を親から借りていったん現居の住宅ローンを完済する計画を立てました。
実家は当時賃貸に出していましたが、その賃借人の方から何度か「売ってほしい」との打診を受けていたので、それに乗ることにしたのです。(父がもう二度と実家に戻ることはないので、この際だから売却しちゃおう、と母と決めました)
そうしたことを当時の現居にいらした新飯田さんにお伝えして今後の計画を立てました。
そこで決まった今後の流れは以下の通りです。
・実家の売却を進める
(ポイント:売買契約がいつか、売買決済がいつか)
・並行して購入検討物件を見ていく
(ポイント:気に入るエリア・街や駅を探していく、広さの感覚をつかむ)
・現居の住宅ローンを完済する
・購入物件本格検討
・物件購入
・現居売却活動開始
こうした方針が決まったのが5月下旬のことです。
ちなみに、実家の引き渡しが完了したのは6月30日なので、1か月で実家の売却はすべて完了したことになります。(この実家の売却についてはマンションカウンターさんとは別の仲介さんにお願いしています)
実家の売却は買主はすでにこちらが見つけている状態(現在の賃借人)で仲介さんのお仕事はあまりないかんじではありましたが、法定上限の仲介手数料をお支払いしています。気持ちよくお仕事していただきたいというのがその理由で、お願いした仲介さんは買主(賃借人)からも依頼を受けて両手の仲介になったのですが、こちらが希望した金額よりも高く売ってくれたので、下手に仲介料を値切らなくてよかった、とホッとしました。
というわけで、今回は住み替えの話はあまり進みませんでした。次回からようやく本格的に住み替えが動き出します(つづく)。
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