私からみた『季節』(現代版枕草子的な。)
4月末のある夜、ちょっとだけ外へ出た時に、
「お、もう夏だな」
と感じました。
というのも、上着無しでも寒くないから。
これまで、比較的寒いと言われている地域で暮らしてきたせいか、
私的には
『春=上着はまだ必要』
になっているんです。
そうか…
夏か...
私、夏が好きなんです。
汗っかきなので、暑いのは本当にものっすごーく嫌いなんですけど、
夏という季節は好きです。
夏って身軽でいいですよね。
「よし、外にでよう。上着を着るか…!」
という段階を踏まないだけでだいぶ身軽に感じませんか。
裸足にサンダルを引っかけるだけでいいし。
その身軽さに乗じて、好きな人に連絡してみたりして会いに行けそうでもあるし。
大学1年生の頃の私はそんなこともしちゃってたり、
そして会いに行った後は、お散歩がてら家まで送ってもらっちゃったり。
心地の良い涼しさと静けさの中、しょうもない話を永遠としていたいなと思ってました。
そんな淡い気持ちを思い出させてくれるのも夏です。
夏が好きな理由はもう一つあって、
夏をイメージした歌が本当に好きなんです。
特にサザン。
サザンの曲で夏を感じます。
夏、いいよね。
日中の元気さと、夜の切なさ、侘しさ。
季節の中で一番二面性をもっているように感じます。
夏が終わって秋。
正直、秋もだいぶ好きです。
秋は、夕方から夜にかけてが好き。
学生時代、部活が終わって着替えた後に、ちょっと寒く感じるようになったら「秋だな」と思いました。
寒さで人肌恋しくなって、「誰かと一緒に帰りたい」という寂しさが込みあがってきます。
そして、秋といえば紅葉だけど、
私は、朱に染まっている沢山の葉の中で、まだ染まり切れていないみどりの葉が好き。
寂しそうだけど、呑気にもみえる。
そして、冬。
いわゆる雪国にあたる地域でずっと暮らしてきたけど、
実は冬が嫌い。
理由は単純で、寒いから。
寒いのが苦手なんです。
「なんでこんなに寒いん…?!?!」
と寒さに対してイライラしてしまいます。
末端冷え性なんです。
冬は基本的につま先が保冷剤くらい冷たい。
辛い…
そして多分、熱を作るためにエネルギーを使うから、
食欲が増幅する。太る。最悪。
雪は好きなんですけどね。
怖くて痛いからウィンタースポーツはそこまでやりません。
最後に春。
春も秋と同じような理由で葉桜が好き。
別に桜も好きなんですけど、
儚く散っていくなかで新たな生命を感じる若々しさに元気をもらえる気がします。
春は新生活が始まるから、大学に活気が生まれるし、
スーパーもちゃんと食材を買って自炊を頑張ろうとしている様子の人が増えて微笑ましい気持ちになりますね。
と、そんな感じで、わたしなりの枕草子なるものを書いてみました。
おしまい。