自分を幸せにしてくれる男と自分が好きな男は違う…
これね?
これなのよ…ほんと
この人と居たら絶対に幸せになれるし、自分に最良な相手だって、わかってる
なのに、そこまで傾倒出来ずに、どこか冷めた自分が、この恋は違うと首を横に振る
そして、この男と一緒に居ても、幸せにはなれない、最悪な相手だってわかってるのに、好きな気持ちを抑えきれずに、離れられずにいる…
女は間違いなく
愛するより愛される方が幸せだ
ほんの少しでも相手の気持ちが重い方が、気持ちに余裕を持って接することが出来る
そのことを他の誰でもない自分自身が知っているはずなのに、愛されるより愛する方を選ぶ女は、バカなのよね…
いつになったら
このバカが治るんだろう…
せっかく無条件で愛してくれる人がいるのに、その人を見ずに、自分が心から愛する人に向かってしまう
辛い想いをするの、それもわかっているのにね…
女は、安定の恋より、危険な香りがする恋の方に心が奪われる
刺激が欲しいんじゃない
思い通りにならない恋を、思い通りにさせようとする欲求が働いてしまうという、人の心理であり、これは男性にも当てはまる
男は追われるより追いたい
すぐに手に入るものより、なかなか手に入らないものに意識が向くからだ
手に入れるまでの過程を楽しみ、手に入れたにも関わらず、振り回されてる?
そんな女に夢中になる
それが、恋
恋とは錯覚だ
そして、愛とは?
やはり、実感なんだろう…
わたしは、好きな人に、すきとは言っても、愛してるとは言わない
これが恋なのか?愛なのか?区別がつかないからかもしれないし
なんだか、その言葉を一度でも口にすると、本当に愛してしまいそうな怖さを感じるから…
言葉は言霊で、実感してしまえば、ここからは抜け出せない、謂わば沼避けなのかもしれない…
わたしはあなたを愛してなんかいない
そう思うことで自分を保つ
ーここまで書いて、ちょっと休憩と、Fire TV をつけた
ちょっと気になってたドラマを観た
『HOTELーNEXT DOORー』
石ノ森章太郎原作、ディーンフジオカ主演の、ホテル再建ストーリー
流石に石ノ森章太郎原作とあって、ストーリーの軸がしっかりしてて、既視感はあるものの、現代版に仕立て直されても尚、余計な脚色を省いたこの作品は、それなりに評価を得られていることに納得した
ーepisode4
経営に則ったドラマと思いきや、いきなり飛び込んできたラブストーリー
ディーン演じる三枝は、凋落著しいホテル・プラトンの再建のために招聘されたホテル経営のプロ 総支配人としてその采配を振るう最中、元恋人の小百合が挙式をあげる為に、プラトンを訪れる…
そこで、三枝と再会し、あろうことか、婚約を破棄し、挙式のキャンセルをしてしまう…小百合にとって三枝は、若い頃の夢を共有した同志であると共に、永遠を誓えなかった心を残した人でもあった
三枝も突然の小百合の出現によって、心を乱されるが、そんな三枝の前に、小百合の婚約者が現れる
目の前に現れた小百合の婚約者は、小百合とそう違わない身長の冴えない男だった ディーン演じる三枝は、高身長の見た目完璧な男
二人の男が対峙するシーン
婚約者は、三枝の前で、あなたが小百合と再会してもし気持ちが再熱しているとしてるなら、諦めてくださいと、土下座をする…
どれだけ自分が彼女を理解し、愛しているのかを、切々と、説く プライドなんてとっくの昔に捨てている 彼女を愛するのに必要のないもので、自分は彼女と幸せになりたいんだと、完璧な元恋人の前で臆することなく訴える
平凡を演じる非凡な才能
彼からはその気迫の演技力が溢れ出していて、最早主役を食ってしまっていたと言っても過言ではなかった
だから
フレームの向こう側にいる者にとっては、これが愛なんだと錯覚させる、いややはりこれが実感なんだと、愛の強さを思い知らされたこの瞬間、わたしは予期せず泣いていた
こんなに愛されることは、なんて幸せなことなんだろうって
女はやっぱり愛される方がいいのかなって、自分の愛のエゴがブレた瞬間でもあった
このタイミングで?
この記事を書いてた途中での出会いの作品にも、なんだかわたしに何かを伝えようとしているの?と、思った
小百合が出した結論は如何に…?
全6話 primeVideoで配信中
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