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ココナラで、電話相談の仕事したら、自殺志願者が多かった話
数年前、ココナラで電話相談の仕事をしていました。
人生経験を活かした、婚活の相談、仕事の愚痴、パワハラ相談、また私が鬱で休職した経験があることから、自殺したい人向けの相談など、あらゆる相談を受け付けていました。
ココナラの電話相談の仕事は、話が好きな人は、とても向いている副業だと思います。
特に話を聞くのが好きな人にとっては。
どうしても自分が話したくなっちゃう人は、そういう人もキャラクターとしてはいいのかもしれないけど、たぶん電話依頼のお客さんは、聞いて欲しい人なので、私は聞くことを重要視しました。
私の親友が、いつもマシンガントークの人なので、私もそれが心地よく、私には聞くのが向いています。
私を指名して下さる方は、なぜか自殺志願者の方が多かったです。
ある男性は、自殺することを、止めて欲しいというわけじゃなくて、自殺したあとの身の回りのことの相談とか、今スッキリした気分だから聞いて欲しいと言っていました。
一番始めにこう言われたんです。
「自殺することは、決定事項だから、止めて欲しくて電話してるわけじゃない。」と。
もちろん、私も我慢してても、どうしても最期には、生きて欲しいって言っちゃうんですけどね。
長いこと、何回も話してるうちに、友達になったみたいな気分になっちゃって、こちらが泣いてしまうこともありました。
「私も鬱で死にたい気分なんて毎日あるけど、私より先に死ぬのは、やめて。もうちょっと生きない?」と。
でも、もうそこは断固として、もうこの世の中に未練は全くないから、生きていても楽しくないんだって、言っていました。
そして、「自殺の方法は、やっぱり首吊りが楽で確実かな?」と聞かれました。
私は学生の頃から、完全自殺マニュアルという本を愛読してて、本棚にあるし、中身も覚えてる変人なので、「そうだね。」と返してました。ロープを用意しないといけないから、どんなロープがいいか、話し合ったりしました。
「ただ、完全自殺マニュアルと同じ筆者で、人格改造マニュアルって、本があって、このどうしようもない世の中で、自分の人格を、お酒やら薬やらで、変えながら生き抜く、そんな内容の本もあるよ。」と紹介しました。
彼の、耳には届かなかったみたいですが。
話が変わりますが、自殺したい人ってどんな人でしょう。実は、私もそのうちの1人です。たまに死にたくなるんです。それは学生の時からでした。
いじめに遭って辛かった時や、両親に叱られた時、受験に失敗した時、何も無くても毎日がつまらない時、ふと、「私が死んだら、悲しむ人っているのかな?別にどうでもいっか。」と思って、「消えてしまいたい。」と思うことがあるんです。
ひどい偏頭痛持ちで、頭痛が辛い時も、「このまま死んで楽になりたい。」と思っていました。
会社でふと、パワハラ上司が「俺は自殺するやつの気持ちが全く分からない。本当に全く分からない。」と言っていました。彼のパワハラで自殺した人は5人いました。分からない人には分からないと思いますし、それでいいんじゃないかと思います。その上司のパワハラを誰も止められなかったのは事実だし、価値観なんて人それぞれです。そういう人には、できるなら、関わりたくありません。
私の頭の中でこう自分に語りかけます。これ以上生きてても、そんなに楽しいことってあるかな?苦しいことの方が多くない?じゃあ、我慢せず、死んでもよくない?
私は、自分で楽しいことが分かりませんでした。
あまり、笑わないし、大笑いすることも無いです。趣味はありますが、生きる糧かと言われるとわかりません。
人や両親の顔色ばかり伺って、周りの評価を気にして生きてきました。そういう人達って、自分がやりたいこと、楽しいことが、段々と分からなくなってませんか?
私はあんまり分からないのです。
私は、今、歳をとって、もう健康寿命も短くなってきてたので、なるべく自分のやりたい事や楽しい事に目を向けるようにしています。死ぬまでにしたい100のこと、なんてノートに書いてみたいと思っています。
私の話ばかりになってしまいましたが、電話相談の話に戻ります。自殺したいと言って相談して来た方は、私からしたら、すごく恵まれてる方でした。会社を経営して年商億越えで、健康でした。家族もいらっしゃいました。
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