【随筆】筆が進まない
お気づきの方も多いと思うが、デッドオアライト の執筆が行き詰まっている。
緊迫感のあるサスペンスもののラストだけあって、締めくくりが難しい。
自由に描けばいいというのが、私の性分だが、なんだか詰将棋みたいにロジックが絡み合って雁字搦めになっている。
そのロジックについては自分の中で出来上がっているものの、それを説明するのが難しい。
というか、小説で説明すること自体ナンセンスなんじゃない?なんて思ったりと、いろんな葛藤の末、先延ばし先延ばしである。
先延ばしたからにはいいものができると思いきやそうでもない。
ただ単に先送りにしただけである。
仕事して、飲んで、遊んで・・・時間だけ経過してさて描くかとなったときには、また振り出しに戻っている。
熟成させた分、何か気の利いた事を思いつけばいいものをと思うがそうでもないらしい。
私は執筆している最中でしか、物語を進められないのかもしれない。
そんな自分に釘を打とうと、今週こそは毎日、書くぞと思い、昨日、一昨日と久しぶりに連続投稿してほくほくしていた矢先のことである。
今日も書こうと、会社の横のファミマのイートインスペースでコーヒーを飲みながら執筆していて、あと300字で今日のノルマ達成と筆も乗ってきた時、総務の女性社員が現れ、声を掛けられたのだった。
慌てて画面を閉じて世間話スタート。
昼休憩とはいえ、小説を書いてるなんて会社の人にバレたくない。
それから家に帰るまで小説を書く気にはなれなかった。
そして家に帰って酒を飲み、さて続きをと思って執筆途中の小説を開く。
『続きは三島哲也が引き取って言った。』
と書いてある。
・・・?
三島哲也はなんて言ったんだ?
確かに昼に書いてたときは、明確に三島哲也の台詞が頭に浮かんでいた。
しかし、少し時間を置いて、酒も入った今となっては三島哲也が何を言おうとしたか皆目見当もつかない。
最悪じゃないか。
仕方がないからこの気持ちをここに書き記し、恥を晒すことで、なんとか今日の投稿とさせてもらうことにすることにした。
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