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〈山陽・北陸乗車記2022年冬with青春18きっぷ+α(その18)〉
「はね橋(ハーバーランド)」
今回は神戸港ハーバーランド内にある、はね橋などをついて紹介させていただきます。
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前回、海岸線に乗ってハーバーランドにやってきたところで終わりましたが、今回はその続きです。神戸港はいうなればおしゃれタウン、どこを歩いても誰もがおしゃれ人になれる街です。少し誇張表現のように聞こえるかもしれないですが、あながち間違ってはないです。ハーバーランド内のumie(ウミエ:商業施設)を出ると横に通るは「神戸ガス燈通り(アンパンマンストリート)」、神戸駅から神戸港を訪れる大抵の人々はこの通りを通って神戸の海岸沿いに出ることになると思います。なお、アンパンマンストリートと別名があるこの通り、奥に進むと神戸アンパンマンこどもミュージアム&モールがあります。そのため、昼間は小さな天使たちでごった返すことは間違いないでしょう。そんな神戸ガス燈通りを海沿いに進み、右側に見えてくるのは麒麟のようなオブジェの、蒼天の塔。
この蒼天の塔がある場所はハーバーランドの入り口に位置する場所なので、おそらくこれまで数多くの恋人たちの待ち合わせ場所になってきたことでしょう。
今日どこで待ち合わせる?
じゃあ、今日もキリンの像の前で!
とここで今日も神戸のカップルたちに愛用されてきたのかもしれないですね。
なんだか、池袋駅のいけふくろうを個人的に思い出します。あれは埼玉県民の憩いの待ち合わせスポットですが…。
と話が脱線してしまいましたので、ここで
脱線した話の修復作業といたします。
(話を元に戻します)
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JR西日本の文字が気になる。
話を戻しまして、蒼天の塔を横目に神戸ガス燈通りを三ノ宮方面へそのまま進んで参ります。
すると、通りの右手に見えるのは神戸港のおしゃれスポットである、「はね橋」。
このはね橋、見ての通りはね橋というだけあって船の通過時に上に吊り上がるタイプの橋です。九州は福岡、門司港レトロにも同じようなはね橋があるため、九州出身の私からすればどこか親近感が湧いてきます。
この神戸ハーバーランドのはね橋、実はここ二、三年跳ね上がっていないということで神戸市民の間では噂になっているようです。
ん、どういうこっちゃ?と皆さんはお思いかもしれないですが、それには訳があります。
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このはね橋、できて30年少々経過しているらしいですが、この橋の使用目的は神戸港を周遊する観光船の雰囲気作り、とのことです。
観光船が通る時のみ上に跳ね上がるはね橋、
なんだか珍しい橋ですね。
そしてその観光船とやらが、昨今の疫病により
運休とのことで結果的に現在ではこのはね橋が上がらない…とのことです。
疫病以前にも観光船の運休などもあったため、
最近、この橋が跳ね上がった様子を見たものはいないのだとか。
なんだか悲しい世の中ですね。
このはね橋がまた跳ね上がる様子に想いを馳せて、今回の投稿はここまでにします。
また次回も神戸の港を巡ります。
どうぞお楽しみに。