〈山陽・北陸乗車記2022年冬with青春18きっぷ+α(その58/最終回)〉
「小倉駅→博多駅:
鹿児島本線 普通列車(813系)」
みなさん、ここまで長らく、本当に長い間今回の乗車記をご覧いただき誠にありがとうございます。
今回でこの旅の投稿は最終回となります。
どうぞ最後までご覧くださいませ。
前回、関門海峡をトンネル越えして北陸からはるばる九州の地まで戻って来ましたが、今回はこの旅のスタート地点の博多駅に戻りにいきます。
小倉駅でしばらく時間を潰して待っていると、今回の旅で最後にお世話になる普通列車がやってきました。813系です。このブラックフェイスにレッドのアクセントの列車を見ると九州に戻って来たんだと実感させられます。
この如何にも九州の列車、といったJR九州の代名詞な813系に博多駅まで乗りこみます。最近ではこの813系も福岡都市圏の人口の増加に対応するために車内の座席が撤去されて以前の車内とはかなり変わった作りになっています。とは言ってもあと数年後には全車ロングシートに改造されるらしいので、このクロスシートが点在する車内はもう少しで見納めですね。
列車に乗り込みしばらくするとこの列車も静かに博多へ向けて動き出します。博多と小倉の距離間は、大宮と横浜ほど離れているなんてよく聞きますが、鹿児島本線だと特急列車の待避待ちが多く、関東のそれよりも長く感じます。ちなみに新幹線で同区間を移動すると15分ほどで着きます、新幹線ってすごいなぁ。新幹線ほどではないのですが、この列車も闇夜を掻き分け博多方面に南下していきます。もちろん真っ暗なので車窓は一切見えません。言い方を変えれば、単調で眠気を誘われる様な車窓です。
18キッパー達は1時間ほどの乗車なんて余裕なのですが、私はここまでの長旅の疲れがどっとこの列車に乗ってからやって来て、この列車の中で睡魔と戦うことになりました。そしてその睡魔にも負けてしまい、おやすみタイムに車内で突入します。目がふと覚めるとそこはもう千早駅付近、もう博多駅はすぐ先です。この瞬間ずばっと目が覚めて、博多に着く瞬間はしかとこの目に焼き付けてやろうと思いました。
小倉駅から乗って来た各駅に止まる普通列車が博多駅にゆったりと入線にそして博多駅の7番のりばに辿り着きました。この旅が終わった瞬間です。ここまで少し遠かった、そんな気持ちになりつつも、無事に帰って来れてよかったなんて気持ちがそのあとすぐに込み上げて来ました。この列車は少しして目的地の久留米駅方面に向かいますが私の目的地はここ博多駅です。いままで乗って来た列車を代表してこの列車に、ここまで運んできてくれてありがとうございましたと心の中でお礼を告げ、私は博多駅を去ります。
そして、また長距離旅する際はよろしくねと挨拶も告げたこともここに記しておきます。
〜終〜
今回の旅を長らくご覧いただき、誠にありがとうございました。今回の旅投稿はこの回をもちまして終了となりますが、次回以降も続々と旅投稿を出していきますので、これからもよろしくお願いします。以上、『たびびと。』がお送りしました、またね!。
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