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〈山陽・北陸乗車記2022年冬with青春18きっぷ+α(その10)〉

「三原駅→福山駅:
   山陽本線 普通列車(227系)」

前回の続きです。今回もご覧いただき
ありがとうございます。
今回は広島県東端の都市、福山へ向かいます。

三原発福山行き普通列車として
やってきたのはまたまた、227系。
三原駅のタコに別れを告げて出発

では、三原駅15:33発福山行きの
普通列車に乗り込みます。
やってきました列車はまたも227系、
本日三度目の乗車です。
三原駅から先の東の区間では227系以外にも、
岡山支社所属の国鉄のお古が数多く
走っておりますが、今回乗車する列車は
福山まで足を伸ばす227系。運がいいのか、
はたまた悪いのか。個人的には末期色の国鉄車に乗りたい気持ちもありますが、
227系は座れれば快適性が
保証されているので良しとしますか。

迫り来る瀬戸内海(その1)
迫り来る瀬戸内海 (2)

三原駅を出ますと、糸崎駅に到着。
そしてそこからの車窓は迫り来る瀬戸内海。
山陽本線の広島県区間、岩国〜広島間
および三原〜福山間は瀬戸内海に沿って、
呉線と並走する広島〜三原間は
山沿いに走行していきます。見ているだけで
これまでの旅の疲れが消え去っていく、
かのような美しさを含んだ海を眺めつつ、
山陽本線を東へ進みます。

尾道駅
尾道の街並み(海側)

瀬戸内海を横目に当列車は東進していきます。
そののち海沿いには中規模の港町が
見えてきます。そうここは広島一の観光地、
尾道です。
尾道は瀬戸内海の入江にある港町であり、
線路を挟んで海側は風情あふれる港町、
線路を挟んで山側は急な坂が多く点在する
坂の町です。尾道といえば尾道ラーメン、
山陽地域を代表するラーメンです。
一度は食べにいきたいなと毎度思いつつも、
今回もこの尾道を通過します。
また、尾道は屈指の地域ネコの街としても
知られており、港の町、坂の町で
くつろぐネコを求め、日本全国からここ尾道に
愛猫家たちが集結します。
以前、とある美術館の警備員が、地域猫と
攻防戦を繰り広げたという聞いてほっこりするニュースが流れたことがありますが、
ここ尾道での出来事です。
そんな尾道、港町でもあり、坂の町でもあり、
麺料理が名物であり、地域猫も名物でもある
という点で、どこか長崎の街中を思い浮かべます。

尾道側のしまなみ街道

そんな、観光要素盛りだくさんの港町尾道、
立ち寄って観光していきたいのはやまやまですが、これからまだまだ先へ向かうために、
今回立ち寄ることは断念、とほほ。
尾道駅を出ると、車窓には尾道の
古き良き街並みが広がります。
これで観光したということにしておきましょう。
そして尾道の街並みを少し抜けると、海側には大きな橋が…
そう、この橋、遠く四国の今治まで続く
「しまなみ街道」と呼ばれる、瀬戸内海縦断橋のうちのひとつです。この橋の向こうには四国が待ち構えているのか…
「しまなみ街道」は俗にいう高速道路ですが、
人が渡れるようにも作られています。
そのため、この人道を活かして
「しまなみ街道」をサイクリングするツーリズムがこの辺りでは人気です。
僕もいつか、自転車で尾道から今治まで
行ってみたいと思うものです。

尾道を後にし、当列車は福山までの間に東尾道、松永、備後赤坂と各駅に停車していきます。
そして、終点の福山駅に到着。

福山駅に到着、227系とはここで暫しのお別れ
福山駅ホームから見える福山城
(と福塩線の105系普通列車)

三原から福山までは約30分の乗車、
そこまで長くはない乗車ですが、
ここで岩国から三連続で乗ってきた
227系とは暫しのお別れ。
広島県内、ほぼこの227系での乗車だったため
どこか悲しみを感じますが、やっとこれで
広島県を脱出し、『大都会岡山』に
入国できます。乗り慣れた車両と別れを告げる悲しみと同時に、内心達成感で溢れてました。
福山は広島県において東端の都市、
山口県でいう岩国のような立ち位置の都市です。
無論、この街にも福山城がありますが、
この福山城、三原城に続き、かなりの駅近物件です。二駅連続で駅近城を拝めるところはおそらくここぐらいでしょう。
そんなに広島県の城主は鉄道好きだったのか…。
と冗談はこれぐらいにしておいて、
今回の投稿はこれまでです。
次回は関門トンネル区間で乗った415系の親戚のような車両に乗車し、ついに『大都会岡山』こと岡山県に入国します、お楽しみに。

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