出張編集部へ持っていった作品『青天の霹靂』

思春期の色々な気持ちを表現できていたら嬉しいです。

ちょっとだけ解説

思いっきりAd⚪︎ですね。はい。
彼女の曲をYouTubeで聞いてる時にふと目に入ったコメントから着想を得ています。
どこで見たのかは忘れました。

ミズキちゃんはすごくTAOが好きで大ファンだったけれど。
サイトーちゃんのことはどーでもよかった。
好きでも嫌いでもないです。
でもクラスカースト的に最下位だった彼女をうっすら馬鹿にはしていた感じ。
それにクラスで浮いてるので、もう友達ができてるミズキちゃんはサイトーと仲良くすることで周りから浮きたくなかったのだ。
なので本当は好きなアプリのキャラクターのぬいを持ってきてたのだけど、嘘ついて会話拒否したんですよ。
でも「ちょっとかわいそうだったかな」と罪悪感を抱いてはいる。

そんな「馬鹿にしていた相手」が「大好きなTAOだった」ことで色々な感情が湧き上がってきてTAOのファンだっただけなのに、あの時仲良くしておけば有名人と友達になれたみたいな打算とか。
サイトーの癖に生意気みたいな嫉妬とか。
そういった感情がないまぜになって動画サイトに書き込んでしまったんだけれど。
これも地味に自分にダメージを与えています。

ミズキちゃんはそれまで自分の人生の主人公でしたが、このことで「物語の中で主人公に意地悪をする悪役キャラ」みたいなポジションになってしまった。そのことで苦しんでいる訳なんですが。
全然サイトーちゃんは悪くないのに、全部「天才ってずるい」みたいな自己弁護で相手に罪をなすりつけているんです。

というお話、ちなみに「すれ違い百合」ドロドロverをやったつもり。
いかがでした?伝わりましたか??
できればそういうお話が好きな人の琴線に触れてくれると嬉しいものです。

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