ドイツ野球のレベル🇩🇪
みなさんこんばんは。
今日は多くの方が気になるドイツ野球のレベル、そしてチームの特徴などを紹介していきます。
ちなみに僕は2部リーグに所属しています。(一部リーグに行きたかったですが行けませんでした)
一部リーグのレベルは高いと思います。ピッチャーもほぼ全員が140キロ超えていて、バッターもスカンスカンホームランを打ちます。
私たち助っ人外国人はチームのウィークポイント、そして中心選手として期待されるので、かなりのレベルが求められます。基本的にピッチャーが多いですがたまに、キャッチャーやセカンドショートもいると思います。
ピッチャーならエース、野手なら4番のような活躍が求められます。
今からは僕が所属している2部リーグについてお話しします。まずは順位表をご覧ください
4位、6位、7位のチームは2軍のようなものであり、一軍は一部リーグでプレーしています。
なので選手の多くは20歳以下の方が多く経験の場として2部リーグを活用しているように思えます。
しかし、ホームゲームや一部の試合がない場合は一部の選手が調整のために2部で投げたりするので、いきなり台風の目になります。
それ以外の3チームは近年一部でプレーをしたことがあるそうです。それでも独立リーグでプレーをしていた僕からすると独立リーグよりはレベルは落ちると思います。
しかし明らかに違うのパワーです。ドイツ人の平均身長は180センチ超えなので当たったらとんでもない打球が飛んでいきます。
リーグの平均球速は130キロ前半、エース級や一部のピッチャーが投げる場合だと140キロ近くまで球速が上がります。
しかし試合が決まった後半や、育成の目的とした登板の選手は120キロ代のこともありますね。
それでは各チームの特徴を少し紹介します。
一位のゾーリゲンアリゲーターズ。
このチームの特徴はとにかく打ちます。体が大きい30歳前後の選手が中心で、足も遅いですがとにかく飛ばします。ピッチャーも飛び抜けたピッチャーはいませんが3、4人しっかり投げれるピッチャーがいるのが強みです、
3位のヴェスリンバーミンズ
僕たちはこのチームに唯一2連敗しています。
飛び抜けた選手はいないですし、人数も多くないですがチームワークがよく、ドイツでは珍しく野球をやってくるなという印象です。
選手が多くないので2試合目はサードやショートの選手が登板しますが、コントロールよく変化球でも簡単にストライクが取れます。
4位パーダーボルン
このチームは本当に若いです。前回の対戦では一部の投手で140キロ近く出ていましたが、うちの打線が圧倒しホームラン2本で勝っています。
攻撃はバントばっかりです。ツーアウトランナーなしでもバントをしてきたりします。うちのチームの選手に聞いたところ将来一部でプレーする時に備えてバントをしているだそう。経験のためなら打ちなよって思っちゃいますが、ありがたいことにたくさんアウトくれるので先週は2連勝でした。
5位はドルトムント
前回の対戦で1番強いな、優勝候補だなと思ったのがこのチームです。
しかしエースのベネズエラ人が怪我をしてしまい、試合日程が苦しかったため5連敗。僕たちと対戦するまでは7勝1敗だったのですが一気に後退しました。
そのベネズエラ人のピッチャーは僕が去年まで所属していた関西独立リーグいても先発で投げているレベルの好投手でした。
6位はケルンカージナルス
このチームはしっかり考えて野球しているなと思いました。若い選手が多いのですが、それこそ将来に向けてプレーしているなと感じました。勝ち負け以上に大切にしているものがあるなと思いました。
若いピッチャーも130から後半を投げていてこういう選手が将来のドイツを担うのではないかと思うくらいいい投手でした!
7位はボンキャピタルズ
とにかく若くて体が小さい。日本で言うと高校生くらいの選手ばかりだったのでうちのチームのように体が大きい選手があるチームには苦戦しています。
いかがでしょうか。少しでもドイツ野球の雰囲気が伝わればいいなと思います。