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白熱のアルカナに収録されるチルタリスを生かしたトゲキッスVMAXのデッキ


初めまして! ロトムカード研究所のデッキ記事担当えんじです!

事情があり動画に出演することはないと思いますが、主に動画で紹介したデッキの記事を書いていきます。(デッキ制作者と電話をしながら)

動きや中身の採用理由は動画で解説していますので、本記事では採用枚数や苦手なデッキタイプなどを掘り下げていこうと思います。

初めての試みであり拙い文章でもありますが、最後まで読んでいただければ幸いです。

ではさっそく、デッキの紹介及び解説に移ります!


⚠︎注意
本記事やロトムカード研究所のデッキはあくまでも『ファンデッキ』や『面白いデッキ』を紹介させていただいております。
勝てるようにデッキを構築していますが、あくまでも『そのカードを活かす』ことを前提に構築していますので、その点ご了承ください。


今回紹介するデッキ

今回、記事にさせていただくのは、先日YouTubeで紹介していた白熱のアルカナに収録されるチルタリスを軸としたデッキです。

※動画のURLはこちら↓


↓こちらが動画で使用したチルタリス&トゲキッス(通称チルキッス)です。↓

えびふらいさんが動画で話していた通り、トゲキッスでダメージを受けてチルタリスでその受けたダメージを相手に返すカウンターデッキですね。

ポケカにしては珍しく攻撃をいなしていくデッキで、ゲームの受けループを彷彿とさせるような珍しいタイプです。

エネ破壊やハンデス等がデッキに多く組み込まれているため、不利な状況を覆す可能性を秘めているのも非常にいいポイントだと思います。


・デッキの採用カードについて

まずデッキに採用されているカードとその枚数の理由を解説していきます。

ポケモンたち

♢トゲキッス&トゲキッスVMAX→3枚
このデッキの主軸であり、デッキのメインエンジンの一つですね。スタートしても問題ない点や早めに進化をさせたい点などを考慮しての3枚採用となってます。(4枚だと引きすぎる)

※なぜトゲキッスなのかについては本動画の11:40〜をご覧ください。

♢チルット&チルタリス2種
ぶっちゃけた話、進化元であるチルットは3種類あるのですが個体値にそれほど差がありません。可愛さと持っているカードで選んでも問題ないと思います。(新弾のチルットが青天井なので、ワンチャンス作りたい人はその個体でもいいかもしれません

チルタリス(無色)→2枚
白熱のアルカナに収録される新規カードです。つりざおが入っていることやトゲキッスで殴れることも加味して2枚。キャラクターレアがエッチです。

チルタリス(ドラゴン)→1枚
間接的にサポートをサーチできることや逃げるエネルギーが0なことが優秀。2枚出す必要がない点やレベルボールでアクセスできる点からピン刺し。

使い分けできるのはやっぱり便利ですね。

♢その他ピン刺しのポケモンたち

・ミルタンク
ダブルターボやツインエネルギーを共有できることや前に出してボスを要求することが目的です。一枚入っていることが重要。

・ナマコブシ
チルタリスと噛み合わせることでサポートをサーチできます。レベルボーを1ドローカードに変換できる点も◎

・ヤレユータン
ドラゴンチルタリスと相性がいいため採用。ナマコブシでどうにかなる場合は出さない方がいいです。

・イベルタル
エネ破壊+ネズでサーチが可能な悪タイプのカード。苦手なミュウにはこれとクラッシュハンマーで争っていきます。

・マナフィ
ゲッコウシュリケンとキョダイレンゲキやばすぎ。

・ノコッチ
トゲキッスとチルタリスの弱点を消すことができるため採用。不利な対面からワンチャンス見出してくれる有能。

・かがやくサーナイト
トゲキッスの受ける幅を広げるために採用。実質HP330になるため、ベルトシューターあくうのうねりやベルトロストインパクトを耐えることが可能に!

ピン刺しポケモンは自由枠なので、環境によってカスタマイズしてみてください。

続いてトレーナーズです。

♢ボール系カード

・クイックボール→4枚
初動を安定させるカードの一枚。ナマコブシが入っているので腐ることがないのでフル投入。

・レベルボール→4枚
クイックボールと同じ理由がほとんどですが、こちらはドラゴンチルタリスもサーチできます。サポートサーチになり得ます。

・ハイパーボール→2枚
なんでも触れるので弱くはないですが、捨てたいカードが少なく一枚のカードバリューが高いデッキのため少なめの採用です。

・しんかのおこう→2枚
触れるカードがトゲキッスVMAXとチルタリスしかないので少なめ。サイド落ち確認でポイ捨てされるカードNO.1

・ヒスイのヘビィボール→1枚
ピン刺しのタネポケモンは多いが、メインエンジンではないため1枚。おこうを減らして増やしてもいい。

1ターン目に作りたい盤面の要求値が少ないことや長期戦をするデッキのためVIPパスの採用は見送り。

♢その他グッズ

・クラッシュハンマー→4枚

安定感はないですが、一回でも表が出るだけで戦況がひっくり返ります、コントロールデッキであるため、エネを破壊してターンを伸ばす価値が大きいため4枚。

・ともだちてちょう→1枚
長い試合をするので、サポートを使いまわせることは価値に直結します。

・あなぬけのひも→1枚
逃げ0のポケモンを軸にしているため、それほど必要としていない。ヤレユータンやイベルタルを下げる時に使うためピン刺し。

・ツールスクラッパー→1枚
タフネスマントやこだわりベルトなどを破壊する役割。トゲキッスでサーチできるため一枚で十分です。

うねりの扇や 等も考慮しています。ポケモン同様環境によって入れ替えてください。

♢ポケモンのどうぐ

・ふうせん→2枚
バトル場のポケモンを下げることが勝利につながること、逃げるエネルギーが2のポケモンが多いことから複数採用。

・こだわりベルト→1枚
火力アップアイテムですが、チルタリスとの噛み合いの悪さやトゲキッスの低火力の影響から少なくても問題ないです。

ツールジャマーの採用もありだと思います。

♢スタジアム
・頂きへの雪道→1枚

ミュウやパルキアの特性を消します。2枚にすると対応力は上がりますが、手札でダブった時の弱さやダイグライドを考慮して1枚です。

次にサポート。

・ボスの指令→2枚
勝ちに繋がるカード。クラハンと共に使用して逃げエネの想いポケモンを縛ることもできます。

・マリィ→2枚
自分のカードが下に沈んでもトゲキッスで混ぜることができるので2枚。増やす候補の一つですね。

・セイボリー→1枚
メタ寄りのカードで一発打つと非エクやパルキアやミュウが嫌な顔します。ジュンに変装することが多いのでピン刺しです。

・カゲツ→1枚
雪道と一緒に使うことで張り替えを防ぎます。ダイグライドで終盤に揃える候補の一枚。

・ネズ→1枚
チルタリスで持ってくることでダブルターボやツインエネルギーになります。一枚でイベルタルを起動できるのも偉いです。

・ツツジ→1枚
言わずと知れた雪道ガール。雪道ツツジクラハンすると相手が禿げます。

・博士の研究
ピン刺ししておくことで、序盤のチルタリスを生かすことができます。

最後にエネルギー

♢特殊エネルギー

・ダブルターボエネルギー→4枚
トゲキッスにもチルタリスにもミルタンクにもイベルタルにもつけられます。言うことなしの4枚採用です。

・ツインエネルギー→3枚
ダイグライド起動のパーツにはなりませんが、チルタリスやミルタンクやイベルタルの技ほか、逃げエネ2つ分にもなってとても優秀です。

以上が採用枚数と理由です。
動画でも言っていますが、ダイグライドがカスタマイズ性の高い能力なので何を軸に据えるかによって大きく採用が変わってくると思います。
現環境はミュウ1強環境の時と比べてギラティナやパルキア、アルセウスなどもいるため偏った対策をするのではなく、柔軟な戦い方ができる構築にしています。


・勝ちまでの持っていき方(勝ち筋)について

このデッキの勝ちパターンは大きく分けて2つあります。

1つ目はデッキの基本コンセプト通り、トゲキッスで耐久してチルタリスでサイドを取っていくパターンです。非エクなどの小粒なモンスターはダイグライドで倒していき、HPの高いポケモン(すなわちVMAXやVSTAR)をチルタリスで倒していくことでサイドレースを有利に進めます。

2つ目は相手の勝ち筋を減らして投了に追い込むパーミッション的闘い方をするパターンです。
クラッシュハンマーカゲツイベルタルミルタンクを駆使して相手の価値の目を潰しましょう。状況に応じてダイグライドで対応していく必要があるため、次のターンに何をしたら強いのか、何をされたら負けてしまうのかを考えてデッキを回すことが大切になってきます。

どちらにせよ、相手の技を受けることが前提となっているので、対戦相手のデッキがどれくらいダメージを出せるのか、今の状況から何ダメージ飛んでくるのか等を考えてデッキを動かすと勝利に近づくと思います!

・苦手なデッキタイプ

このデッキは相手から技を受けることを前提としたデッキのため、キュレムVMAXやソルルナ、ハピナスなどの青天井火力のデッキは不利対面です。
対面した場合、トゲキッスをワンパンする状況を整えられないように、カゲツや雪道、クラッシュハンマーなどで相手をコントロールしていく必要があります。
(これがコントロールデッキの難しいところでもあり、楽しいところでもあるのですが……)


・チェレンのきくばりを採用したトゲキッスと何が違うのか

初めに断っておきますが、どちらの方が弱いのか、どちらの方が勝率が高くなるのかといったようなことは説明しません。
デッキの動きや利点を説明して、差別化している点を解説していきますのでご了承ください。

おそらくこのデッキを見た瞬間脳裏に過ぎるであろうデッキであるチェレンの気くばりを採用したトゲキッスのデッキ。


トゲキッスの技ダイグライドが好きなカードをサーチできるため構築の幅が広く、採用されているメジャーなポケモンはVからのダメージを受けないミルタンクや アルセウスなどが採用されており、こちらも同じく耐久寄りのデッキですね。

技のダイグライドで状況に応じたカードをサーチして、ダメージを受けたトゲキッスをチェレンの気くばりでバウンスすることでターンを伸ばして勝ちへと向かうコントロールよりのデッキタイプです。

最近ではパルキアの台頭もあり、その影響で弱点の雷ポケモンが環境に増えてしまった点やそもそものトゲキッス自体の火力の低さが原因で大会に姿を見せることが少なくなりました。

そうです。


トゲキッスは技の能力こそ優秀ですが火力が低いんです!


そのため、トゲキッスをメインアタッカーに添えたデッキを構築してしまうと火力が足りずに押し負けてしまうことが多いです。
チェレンの気くばりでターンを伸ばしたところで、低火力で殴り続けているだけでは勝利に結びつきづらいんですよね。

そこで120以上のダメージを期待できるチルタリスを採用したわけです。

さらに回復手段をチェレンの気くばりからチルタリスに変更していることで、サポートを打つ権利が増えます。
そうすることで結果的にボスの指令セイボリーなど柔軟な行動を取りやすくなり、博士の研究マリィなどでデッキを掘り進めることも容易となりました!

チェレンの気くばりを積んだトゲキッスVMAXのデッキと比べてこちらはポケモンが多く、その分デッキスロットも多く使用しているわけですが、その分対応力や攻める力が上がったんですね。

どちらのデッキも一長一短といったところですが、攻める力や柔軟にサポートを使っていける点から差別化は十分にできていると思います。

デッキの総評

最後にデッキの総合的な評価です。
コンセプトが珍しく、ダメージを受けることさえできれば非エクのポケモンが大ダメージを出すことができるため非常に面白いデッキです。
勝利プランが2つあるということやダイグライドによる対応力も高いため、以外とどんなデッキと対面してもそこそこ渡り合える力はあると思います。
しかし、チルタリスが相手依存な点やダイグライド自体は決め手にかけていることなどの点からファンデッキの域を出ないデッキであることも否めません。
それでもチルタリスのマジカルエコーという技の効果は非常に珍しく、キャラクターレアのイラストも可愛いため、組んで遊んでみる価値は十分にあるデッキです。
えびふらいさんも今回デッキを組んだ理由はカードのイラストが可愛いからだといっていましたしね。

今回の記事で話せなかったことやデッキの動きなどは動画でしっかりと紹介していますので、よろしければ本編もご覧ください。

それでは、ここまで長々と読んでいただきありがとうございました。


これからもYouTubeやNOTE等で活動させていただきますので、よろしければチャンネル登録やフォローお願いいたします!

                           ではまた!!

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