入門英文法(英語は笑顔で)
皆さん、こんにちは。合格サポーターの佐々英流(ササエル)です。本日は、英語の話し方をお届けします。結論は、簡単。笑顔で話すです。
✅ストレイトニュースが好き
皆さんは、日本のニュース番組を見たことがありますね。日本語のプロ、アナウンサーによる聞き取りやすい日本語を楽しめる番組ですね。特に、お昼の時間帯に流れる『ストレイトニュース』に、注目です。ストレイトニュースでは、特に、感情を押し殺し、淡々と語られる日本語が楽しめます。
ササエルは、このストレイトニュースで、アナウンサーの口の動きを観察するのが好きです。色々、発見があるからです。
✅喋り終わったときの口の形
特に、日本のアナウンサーは、喋り終わったとき、お口がぱっくり開いています。当然ですね。『~しました。』と話せば、しゃべり終わったとき、口の形が『あ』です。つまり、日本語は、母音をしっかり喋るので、その母音の形でしゃべり終わるのです。
でも、ネイティブは違います。喋り終わったとき、多くの場合、口を閉じているのです。何故でしょうか?英語は、文の終わりが、ほぼ子音ですね。確かに、それも一因でしょう。ですが、母音で終わる場合ですら、口は閉じて終わります。『There is a car.』のような文においては、最後の『カ~』を
言い終わったと同時に口が閉じますね。『~ in the area.』の場合は、あいまい母音で終了します。つまり、語尾が子音でも、母音でも、しゃべり終わりのネイティブは口を閉じているんです。
✅喋り終わりから考える日本語と英語の違い
この喋り終わったときの口の形から、日本語と英語の違いを考えてみましょう。まず、日本語は母音を重視する言語だと言えそうですね。語尾すらも、明確に発音する必要があるわけです。いや、正確には、日本語では、語尾こそ明確に発音する必要があるのです。
これは、日本語では、語尾が持つ意味が重いということでもあります。『私は、賛成します。』と『私は、賛成しません。』では、語尾の違いだけで、意味が正反対になりますね。語尾をはっきり、発音する必要性を、日本語という言語の文法自体が持ち合わせているのです。
この日本語の性質が、日本のアナウンサーを、母音の形でしゃべり終わらせているわけです。
ですが、英語は違います。『I think so.』と『I don’t think so.』は、いずれも、語尾がはっきりしなくても、何の問題もありません。英語の場合、語尾が多少あいまいでも、意味は明確に伝わるでしょう。日本語のように、最後の、最後に、どんでん返しを食らう可能性はないのです。従って、英語においては、語尾の発音が、多少適当でも、問題ないのです。
これは、英語において否定の位置が、主語の直後に来るという文法と密接に関係しています。日本語のようなどんでん返しがないのです。最後の母音や子音が多少聞きにくくても、口を閉じてしまって、OKなんです。
✅英語は笑顔
さらに、喋る時の顔に注目です。日本語の場合。。。真顔です。具体的には、顎が下がってるんです。一方、ネイティブは、笑顔です。いや、実際に笑っているわけではありません。口角や、顎が上がっているんです。それが、笑顔に見えるんです。
これは、日本人が英語を発音する時に、決定的な差を生みます。例えば、『apple』に代表される[æ]という発音も、日本人には、少し辛いですね。無理やり、口を横にも、縦にも、開くことになります。
ですが、ネイティブは楽々です。そもそも、笑顔、つまり横には開いているんです。ということで、そのまま、縦に開くだけで、[æ]が出てきます。
もちろん、唇を前に突き出す[r]や[w]などは、大きく口を動かす必要がでてきます。ですが、日本語流の真顔であっても、ちっとも楽にはなりません。やっぱり、唇を前に突き出す必要があるわけです。
そして、多くのネイティブで、この笑顔は共通している特徴だと言えます。つまり、英語は口角を上げて、笑顔でしゃべる言語なのです。
✅笑顔の効果とは
では、発音しやすい以外に笑顔でしゃべることの効果はあるのでしょうか?ずばり、笑顔でしゃべると英語らしい音が出るということです。うまく説明できず、もうしわけないのですが、真顔でしゃべる英語より、ぐっと英語らしい響きが生まれるんです。
笑顔で歌うと歌がうまくなるともいいますね。口角を上げることで、喉がリラックスして、声の響きを得やすいのだそうです。音をつなげ、高低をつけ、リズミカルに話す英語は、歌に近いのかもしれません。
いずれにせよ、真顔で語る英語に対して、笑顔の英語は、すごくイキイキしてるんです。ぜひ、皆さんも、やってみてください。