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自由な解釈を生む曖昧な意味の(22/7)の歌詞【音楽】
22/7は秋元康によると、キャラクターを作ることは「0」から「1」を創作することであり、言葉や物語は受け手が解釈することで完成するといった持論や、どう進化していくか見えないところから始めたかったという。
22/7(ナナニジ)と観客・視聴者
プロデューサー、スタッフ、キャラクター、作詞家、作曲・編曲家、声優または演者(22/7メンバー)で歌声による楽曲からのラングは構成される
キャラクターデザインは、一人の漫画家ではなく、多数の漫画家により基本的な設定と演技が作り上げたものとなっている。
22/7の楽曲では、ソロパート、台詞が数多く含まれ、ナナニジメンバーによって歌われ、朗読されている。つまり、語り手となるのナナニジというアイドルグループという形ではなく、ナナニジメンバーソロパート・台詞を移り変わりながら披露することによって語り手次々と変わっていきそれぞれがその役割を数多くのメンバーによってこなしているところが22/7の楽曲の特徴となっている。
22/7(ナナニジ)の楽曲は、歌詞の意味を必ずしもはっきりとしたもの示さず、曖昧なままの歌詞を示す楽曲を数多く披露している。
多くの視聴者は全て共通した同じ世界観を描けるような楽曲とはいいがたい、観衆は他者それぞれで違った解釈をせざるを得ない楽曲・歌詞となっているのである。
おわりに
22/7(ナナニジ)は、視聴者によって楽曲によって構成される世界観を再構築されるエリクチュールが人それぞれ違って自由に解釈されるように、活躍しているアイドルグループであるとまさに感じられるのである。