308. どうしていいか分からないけど、自分にできることをしたい
一昨日、父の体調について、母からメールがあった。
(父は、私のnoteを読み続けてくれている唯一の家族なので、
部位などの具体名は控えます)
母からのメールを読んだ瞬間、
私は、どうしたらいいか、わからなくなった。
母も、父も、今どんな気持ちなんだろう。
それを考えたら、不安でたまらなくなった。
私はいったい、どうすればいいのか、わからなくなった。
何と返信すればいいのかすら、わからなかったけれど、
返信が遅いと母は心配するだろうから、
とりあえず、すぐに返信することにした。
何もできずにごめんね
思わず、メールにそう書いてしまった。
私は、実家から離れて暮らしている。
新幹線を使えば、4時間くらいで帰れる距離だけど。
すぐに駆けつけることはできない。
もし近くに住んでいたら、
そばにいても何もできないけど、
顔を見に、すぐに飛んでいくのに。
孫たちの元気な顔だって
見せてあげられるのに。
父は元々多くを語らない人だけど、
母は私と同じで、よく話す人なので、
母の話を聴くくらいのことはできるのに。
遠くにいる私にできることは何だろう
それをずっと考えている。
電話はできる。
電話をしようかと思ったけど、
何といえばいいか分からなくて
電話できずにいる。
今すぐに、やろうと思っているのは、
孫(私の子どもたち)の写真を
プレゼントしようかと思っている。
父は、先月メールしたときも、
孫の写真を見るのを楽しみにしていると
言ってくれていたから。
一緒に初詣に行った時、
心の底からせいいっぱいお願いしたのに。
父は、日々の行いも、生活習慣も、
文句のつけようがないような人なのに。
そんなの関係ないんだね。
病は突然やってくるんだね。
やっぱり、
神も仏もいないのかなぁ。
先日noteで読んだ千世さんの記事を思い出してしまった。
父が罹っている癌について調べたところ、
幸い、生存率は高い。
手術や治療は、きっとうまくいく。
私はそう強く信じている。
でも、本人も、その家族も、
病であると知った瞬間から、
病であると知る前とは
がらりと違う世界を生きることになる。
それは間違いない。
行いが良くても病になったり、
不可抗力なことばかりのようで
悲しくなるけれど、
それでも、
世界をどんな色で染めていくのか
それは自分で選んでいくことができると
信じたい。
父は以前ぼそっとこう言っていたから、不安になる。
私は父が大好きで、
父にずっとずっと生きていてほしいと思うから。
私以外の家族も、みんな同じ気持ちだと思うから。
この記事を書いていたら、
涙が止まらなくなってしまったけど、
「私は私にできることをしよう」
改めてそう思った。
とりあえず、
いい写真を選んでプレゼントしよう。
かわいい孫たちの写真を見たら、
父が笑顔になってくれたり、
孫の成長した姿を楽しみにしてくれて、
少しでも長く生きたいと思ってくれたり、
するかもしれないのだから。
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最後まで読んでくださり、ありがとうございました。