#56 仕事が終わらなくて悩むあなたに読んでほしい【なぜ、あなたの仕事は終わらないのか】
どうして仕事が遅いんだろう。
働いていた時ずっと悩んでいた。
マイクロソフトの伝説プログラマー中島聡さんの本を読んだら、その問いの答えが痛いほどはっきりした。
ラストスパート志向だったから、私の仕事は終わらなかったんだ。
仕事が終わらない原因
1.ギリギリまでやらないこと
2.計画の見積もりをしないこと
3.最初から100%のものを作ろうとすること
ラストスパート志向の一番の欠点は、最後の最後までそのタスクの本当の難易度がわからないことにある。
どんな仕事もやってみないと分からない部分が必ずある。
つまり、ラストスパート志向だとやりきるまでに必要な時間を見積もることができない。
だから、仕事が終わらない。
ロケットスタート時間術でラストスパート志向を矯正する
1.取り掛かりの時期を前倒しにする。
誰しも無意識のうちに不安を抱えて仕事をしている。
締め切りに間に合うかどうかを恐れているからである。
取り掛かりの時期が早ければ早いほど、不安は小さくなる。
2.締め切りのはるか前に、ロケットスタートをきり、期日に間に合わせられるかどうかをみきわめる。
具体的には、10日でやるべきタスクだったらその2割の2日間で8割終わらせるつもりでスタートをかける。
全力疾走で2割の期間を使って、まだ「ほぼ完成(8割完成)にもっていけていないのだったら、かなりの確率で締め切りには間に合わないと判断する。逆に、その時点で8割完成していれば、残りの2割の「完成にまでもっていく仕事」を残りの8日間でゆったりと行っていく。
3.「すべての仕事は必ずやり直しになる」くらいの覚悟が必要。
どうせやり直しになるのだから、細かいことはおいておき、まず全体像を描いてしまったほうがいい。
4.クオリティが低くて怒られることよりも、締め切りを守れずに「時間を守れない人だ」という評価されることを恐れる。
5.兵は「拙速」を尊ぶ
「拙速」とは、できあがりがへたでも仕事は早いこと。つまり、早く仕事に着手することを基点として、70点でも80点でもいいから速攻で仕事全体を終わらせてみることこそ重要。
時間だけは誰しも平等だから
KindleUnlimitedで無料で読めるので、ぜひ読んでみてほしい。
私はもっともっと早く読んでおけばと後悔しているから。
時間だけは取り戻せない。
でも、時間だけは誰しも平等。
だから、これからは
「切羽詰まってから」全力疾走するのではなく、
「時間に余裕ある時こそ」全力疾走しよう。