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SAGA PLANETSのtier表作ってみた!
12月某日。
「そういえば最近note上げてないな…」
「せや!アクセス状況どんな感じなんやろ!」
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エッっっっっっ(他いまいちなのに、ゆずソフトtierだけめっちゃ伸びてる…)
結論。
ゆずソフトネタは伸びる
閑話休題。
最近、美少女ゲームネタを触れていなかったので、比較的昔の作品までやったSAGA PLANETSのtier表を作ろうと思いつき、この記事を書きました。
ゆずソフトのtier表でも述べましたが、ところどころ毒舌や、批判が入るので自分の好きな作品が穢されたくない人は、ブラウザバックを推奨します。
しかし、正直なところ初期は迷走していたゆずソフトと違い、サガプラは比較的安定した作品を生み続けていたイメージなので、ぶっちゃっけどれも面白いです。
なので、あくまでも「相対的」な評価ということを忘れなきよう…
格付けチェックルール
①サガプラ作品(ナツユメナギサ〜かけぬけまで)
②tier準はS〜Fまで、Sに行くほど上位でCに行くほど下位になる(Fは評価不能)
③投稿主の独断と偏見で、キャラの可愛さ、シナリオ、世界設定の3点から評価
(最高☆5)
S
ナツユメナギサ、金色ラブリッチェ
A
かけぬけ☆青春スパーキング!、フローラルフローラブ
B
金色ラブリッチェGT、花咲ワークスプリング!
C
カルマルカ*サークル、キサラギGOLD☆STAR
F(測定不能)
はつゆきさくら
ナツユメナギサ
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tier S
キャラの可愛さ ☆☆☆
シナリオ ☆☆☆☆☆
世界設定 ☆☆☆☆☆
サガプラ四季シリーズの2作品目、ナツユメナギサ(coming×hummingは現在プレイ中…)
世間では、「鬱ユメナギサ」やらなんやらと呼ばれることも多いが、展開的には「はつゆきさくら」や「金色ラブリッチェ」と大差ない。
舞台は常夏の街、臨海副都心「hope」。美しい蝶のような妖精が舞い、野良ペンギンがときおり町中を歩く、不思議な人口島。
そして、上記のイラストを見た時、真ん中のツインテ黒髪が物語の根幹を占めると勘違いしがちだが、それは半分正しく、半分間違っている。
というのも、本編にはこのヒロインはほとんど出てこず、その代わりに彼女のための特別なルートが用意されているのだ。
とまあ、システム面で少し特殊な本作だが、「金色」や「はつゆき」が面白いと感じるならば、この作品も十分に楽しめるだろう。「泣きゲー」として、完成度は高い。
批判点としては、(サガプラ作品全体に言えることではあるが)センターヒロイン以外はおまけ感が強いことだろうか。
キサラギGOLD☆STAR
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tier C
キャラの可愛さ ☆☆☆☆
シナリオ ☆☆
世界設定 ☆☆☆
サガプラ四季シリーズの3作品目。キサラギGOLD☆STAR。
tier Cには分類こそしたものの、駄作かと呼ばれるとそうではない。
というのは、前作は「ナツユメ」、後作は「はつゆき」という、名作に囲まれているせいでこの作品自体の影が薄く、相対的に評価を低く付けざるを得なかった。
また、この両作が「死」のイメージを醸す陰鬱な作品なのに比べ、今作は「夢」や「将来」をコンセプトにした明るい作風なのもそれを後押ししている。(端的に言えば、キャラゲーに近い)
だが、「幼馴染」を主軸にした物語の構成は、ノスタルジーすら感じられてしまうほどで、古き良きエロゲーと評価出来るだろう。
また、物語中盤で商店街内でのご当地お店対決があるのだが、その時に流れる「狼男が恋をした」は、この作品の雰囲気を如実に表しているので是非聴いてみよう。
はつゆきさくら
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tier F(測定不能)
キャラの可愛さ ☆☆☆☆
シナリオ ?
世界設定 ☆☆☆☆☆
サガプラ四季シリーズ最終章。はつゆきさくら。
「初雪から桜まで、卒業おめでとう」このフレーズは、主人公初雪が、昔に掛けられた呪いから解放された時の「卒業」。そして、四季シリーズ完結に対する「おめでとう」。これのダブルミーニングであることは言うまでも無い。
それほどまでに、この作品は四季シリーズ完結編として完璧であった。
このゲームのシナリオを簡潔に表現するならば、「金色ラブリッチェをもっと暗くし、ナツユメナギサをさらに複雑にした」ものだろうか。
最初から最後まで、暗く陰鬱で、考察の余地を広範に残している。
雰囲気的には、別ブランドではあるが「G線上の魔王」に似ている気がする。
tierFにしたのも、私如きの考察力では全てを咀嚼するのは不可能で、その評価は実際にこの作品をプレイして決めて欲しい。
主人公初雪と、彼の前に不意に現れた桜の運命とは…
また、この作品も前作と同様挿入歌があり、「メリーゴーランドをぶっ壊せ」という曲である。
この曲もはつゆきさくらの雰囲気の一端を垣間見ることが出来るので、暇があれば聴いてみるのもいいかもしれない。
カルマルカ*サークル
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tier C
キャラの可愛さ ☆☆☆
シナリオ ☆☆☆
世界設定 ☆☆☆
四季シリーズの立役者であった、シナリオライター新島夕先生が退社し、新たな体制の下で作られたカルマルカ*サークル。
やはりというかなんというか、前作の期待感をもろに受けていたせいで、いざ発売されると批判の嵐であった。
個人的にはシナリオも難解でなく、そこそこ面白いと思ったが、世間はそう受け止めてくれなかったようだ。(シナリオゲーからキャラゲーの方針転換で批判が起こるのは、「キサラギ」に似通ったものがある)
テーマは七つの大罪で、大罪を受けたヒロインたちはその特性に合わせたトラブルを起こし、主人公が躍起になってその火消しを行うというドタバタコメディー。
そこまでなら良かったのだが、trueendで読み手の想像通りの展開だったのがいけなかったのだろうか…(緩急が少ない展開が多かった)
花咲ワークスプリング!
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tier B
キャラの可愛さ ☆☆☆☆☆
シナリオ ☆☆☆
世界設定 ☆☆
「カルマルカ」の混乱から立ち直り、漸くサガプラの方針が安定してきたのは、ここからか。
「キャラゲーかつ、シナリオもそこそこ良い」を体現した中道路線は、四季シリーズほどのインパクトを残さないものの、手堅くファンを獲得したという面で評価出来る。
こよなく堕落を愛し、平和な生活を送る主人公、花咲遊真。そして、そんな彼が招待された「幽霊部」の正体とは…
こんな感じのシナリオだが、基本にはちょっと山あり谷ありのキャラゲーだと思ってもらって構わない。
trueendでは、主人公の抱えていた闇が解消され、大団円が待っている。
テキストもさくさく読めるし、不快感も無い。
暇があれば、是非手に取ってやって見て欲しい一品である。
また、ダイマではあるが、「花咲」についての感想を語り合った記事を載せているので、詳しくはそちらを見て欲しい。
フローラルフローラブ
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tier A
キャラの可愛さ ☆☆☆☆
シナリオ ☆☆☆☆
世界設定 ☆☆☆☆☆
「花咲」の良い所や悪い所を見直しつつ、新たな作品として昇華した今作は、非常に堅実な作りと言えるだろう。
音楽良し、キャラ良し、シナリオ良しと全然悪く言う所が思いつかない。
舞台はミッション系の学校、聖ガブリエレ学園に通う主人公、斉須柾鷹。
彼には、悪事を見通す力を持っており、その能力を使ってトラブルを解決してゆく…
そんな感じの基本的に明るい作風なのだが、設定だけで見ると最も重い。
特に、主人公の過去がどうしても救いが無く、読み手は不快感すら持つかもしれない。
端的に言えば、「花咲をさらにシナリオ寄りに煮詰めた」のが、今作といえる。
だが、その分だけにグランドエンドはかなり感動する。
個人的にはサガプラ作品の中で一番面白かったが、書き手の癖や設定で人を選ぶ可能性があるので、このtierとさせていただく。
例に漏れず、この作品も詳しい記事を書いているので、気になった方はこちらもクリックして欲しい。
金色ラブリッチェ
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tier S
キャラの可愛さ ☆☆☆☆☆
シナリオ ☆☆☆☆
設定設定 ☆☆☆☆
「全てのヒロインが全員金髪だよ!やったね!」
なかなか挑戦的な今作ではあるが、「はつゆき」以降の、パッとしない評価を吹き飛ばすかのようにバカ売れした。
おてんばお姫様+金髪+「ナツユメ」「はつゆき」オマージュと言った要素は、正直売れる運命しか見えなかった。
勿論、中身が伴っていなければそれまでだが、キャラ同士の掛け合いやグランドエンドに繋がる伏線は見事と言うべき他ない。エロゲーというより、一本のドラマを見せられている気分になった。
それだけに、物語の根幹に関わってくるヒロイン以外は霞んで見えてしまうのは、仕方の無いことだろう。
金色ラブリッチェGT
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tier B
キャラの可愛さ ☆☆☆☆☆
シナリオ ☆☆
世界設定 ☆☆
サガプラ初のファンディスクである金色ラブリッチェGT
正直、この作品は読み手が何を求めているかで評価が180度変わってしまう所ではあるが、私は反対の立場を取らせていただく。
基本的には、結ばれた各ヒロインとの後日談+新ヒロインの追加が中心であるが、グランドエンドの上書き、言わば「死人が甦る」展開があるのは、看過出来ない。
せっかくの感動が台無しにされた気分ではあるが、このシナリオで救われたプレイヤーもいるのは事実であろう。
だから、これから作品をプレイする方は、自分がどちらに属するのかを考えた上でプレイして欲しい。
かけぬけ☆青春スパーキング!
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tier A
キャラの可愛さ ☆☆☆☆☆
シナリオ ☆☆☆
世界設定 ☆☆☆
ふと書いている途中で思ったのだが、サガプラって「夏」や「海」を題材にした作品が多い気がするのは、気のせいだろうか(「ナツユメ」「カルマルカ」「かけぬけ」)
まあそれはさておき、この作品を一言で表現するならば、「最もバカゲーらしいキャラゲー」といった所だろう。
この作品は、全面に「青春!」や「夏!」といった陽キャオーラ全開の作風をプッシュし、頭を空っぽにしても笑えるのが魅力だ。(主人公の所属している部活も「青春部」というもの)かと言ってシナリオも悪く無く、さくさく進められる。
また、今作は「vtuber」などタイムリーなネタも扱っており、今を生きる我々の時代に合致した作品と言えるだろう。
総評
上記でも述べましたが、あくまでこのtierは相対的なものであって、絶対的なものではないので鵜呑みにしないよう…
どの作品にもそれぞれの魅力があるので、気になったものを手に取る方が良いと思います。
また、記事制作の励みになるので、スキも出来たらよろしくお願いします。
↑ゆずソフトのtier表も読んでね!