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小説を書く前に気を付ける大事なこと

 ちょっと小説を書いたことある人ならわかっているだろうし、多少なりとも検索したりして勉強した人もいると思う。

 そして勉強しなくても自然とできる人は小説家の才能があるだろう。
 さて、それはなんでしょうか?

 引っ張るほどのものでもないですが、正解は……

『視点を決めること』

 です。当然過ぎてこいつは何を言っているんだ、と言われてしまいそうですが、それが案外難しい。

 詳しく解説しているサイトは多くあるのでここではさらっとしか説明しないが、

・一人称⇒読者の視点=主人公の視点
     なので主人公の知りえることしか読者も知ることができない
・二人称⇒聞き手・読み手
     通常小説では見かけないけどミスリード系のサプライズ演出で使 
     われることがある気がする
・三人称⇒第三者
     主人公が知りえない情報や状況も読者は知ることができる
・三人称神視点⇒第三者で神のようにすべてを知ることができる
        登場人物全員の本心も知ることができる

 間違ってたりわかりにくかったら申し訳ないが、多分こんな感じだと思う。
 細かい派生はまだあるけど、ラノベはだいたい一人称が多いはず。

 読者が物語に入りやすく、情報もゴチャゴチャしなくて読みやすい。
 そして書きやすい。

 色々試したけど、一人称が執筆してて一番スピードが速かったかな。

 地の文も主人公の考察と気持ちで埋まるからサクサク進む。ただし、色々な場面が書けないから物語の展開はどうしても遅めになってしまう。

 神視点は楽だけど、ただ物語が進む、みたいな単調にならないように気を付けないといけないのと、書いていても見せ場で考えてたところ以外はつまらなかった記憶が。執筆技術の問題だとは思うけど。
 色々なキャラが入り乱れるバトル物は三人称神視点が書きやすいかも。

 一応、一人称になったり三人称になったり、視点のブレがないようにするのは小説家の基本で、何か賞に応募するにしてもここができてないだけでハジかれることもあるとかないとか。

 基本的に自分は小説技術の勉強しないで小説投稿サイトに投稿してたが、視点だけはネットで調べて、今でも何か作品を完成させたら他の視点が混ざってないかのチェックは怠らないようにしているつもりだ。

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