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2行の生活

いろいろな事柄が終了し、
少しずついつもの日常に戻ってきた。

朝起きて、仕事に行って帰って、ご飯を作って、風呂に入ってテレビを見て寝る。

私がすごしている普通の日常は
簡単に書くと2行で終了する。

しかし、その2行の中に誰かと話した言葉や、感じた感情がたくさん含まれている。

2行以外の生活をしてみて気がついたが、
いつもと違うサイクルの生活はとにかくとても疲れる。

大した動いているわけでもないが、
脳がいつもと違うことに反応してなのか、とても疲労する。

2行の生活だって疲れないわけではないが、いつもの日常がいかにありがたいか、わかる。
誰も体調を崩さず一緒にご飯を食べて、ちょっと笑って、
少し怒って、仲直りして。
そんな2行で終わる生活を私は続けたいと願う。

それになぜか、物足りなさを感じることもあった。
日々の暮らしだけでわたしは何をしているんだ。
もっとほかにすることがあるはず、
会える人がいるはずと。

しかし、コロナ禍を迎えて人と関わり合いが極端に減った。
そしてコロナ禍を終えた後、考えれば大事な人たちは、ちゃんといなくなってなかった。
残るものは残る。

それが、わかった今だからこそ穏やかに暮らせる時は暮らしたい。
毎日日記に書くことがなくて、2行で終わっても幸せは続いてく。



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