より良い社会にするための第一歩
どうも「駆け出し」です!
私は「サルコイドーシス」という疾患とともに闘病生活中の理学療法士(リハビリの専門職)です!
本日は「より良い社会にするための第一歩」という記事になります。私は先日から「両立支援コーディネーター基礎研修」というものを受けています。
<両立支援コーディネーターの養成意義>
患者・家族が治療と仕事の両立を図る上で、多くの場合、医療と職域間の連携が必要ですが、実際の治療現場では、職域との連携や協議に注力できるほどの自由度が乏しいといった理由から、十分な連携が機能しておらず、職場においても積極的な支援がなされていないというのが実情です。
そこで、患者・家族と医師・医療ソーシャルワーカーなどの医療側と産業医・衛生管理者・人事労務担当者などの企業側の3者間の情報共有のためのコーディネーターの配置・養成が必要となります。
そのため、将来的には、治療と仕事の両立支援体制が確立できるよう、治療就労両立支援事業の一環として、研修事業を実施し、両立支援コーディネーターの養成を図ることとしています。
これを知ったきっかけは「就職活動がうまくいっていないから」です。そこで各都道府県に配置されている難病患者就職サポーターの方に相談したことがありました。ただ、あまり役に立ちませんでした。投げやりな感じでした。
現在では「無職」で社会的地位も低くなり、非力な私に何ができるのか?
「自分が治療と就労を調整できる知識的なものはないか?」
すぐにインターネットで調べてみました。すると上記に示したような「両立支援コーディネーター基礎研修」というものがあることを知りました。
私が求めているものに近い感覚がありました。また、研修を受けるにあたって費用もかからず、誰でも受講できるため「とりあえずやってみよう!」というスタンスで申し込みをしました。
現在、基礎研修を受けていますが「がんになる方は2人に1人」「脳卒中は4人に1人が経験している」というデータもあります。誰もが病気になる可能性があります。人ごとではありません。治療と就労が必要な時代だと思います。
私自身、バリバリ社会福祉制度を利用しています。むしろ、既存の社会福祉制度を利用しないとやっていけません。意外にも治療費というのはかかるものです。「どのような社会福祉制度があるのか」「治療と就労を実現している割合はどのくらいなのか」など現状を知ることが重要だと思います。
今回の研修を通りして思ったこととしては「企業側が疾患に対する知識や理解が乏しいということ」「意外にも治療と就労を両立されている方が多い」ということです。
現状を知るということは「より良い社会にするための第一歩」だと考えています。病気や障害の有無に関わらず、人々が生きやすい社会を作りたいと切に思います。
「自分に何かできることはないのか?」
その問いを立て考え続けて、迷い苦しみながら進み続ける道の先に何かが現れるのではないか?
それを考えることに社会的地位も力も必要ないと私は思います。
「障害を持っている方」「難病を持っている方」が治療と就労が両立できる社会になって欲しいです。
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