クッキードーナツ

※こちらは2005年(当時20代)に書いたブログの再掲です。

心奪われた。
クッキードーナツに心奪われた。
コンビニの菓子パンコーナーで売っている、サクサクしたドーナツに。

メーカーにより名称は様々だが、どれもひとつ100円弱で買える。
あの心地いい歯触り、表面にコーティングされた練乳のような糖の甘み…

絶品だ。

ここ二週間、ほぼ毎日買っている、食べている。
帰り道のコンビニに立寄り、ひとつ買う。
それを夕食後、寝る前に食べている。
手のひらにすっぽり収まるサイズで、決してそうする必要はないのだが、袋を開ける前に手でバキバキと砕き、一口サイズにして食べている。
その方がそのままかじって食べるよりも長く楽しめるからだ。

…至福のとき。

しかし、カロリーはひとつで500kcal近くある。
普通に夕食をとって、さらにこのカロリーはまずい。
このままでは肥満、血糖値上昇の恐れが…

これは良くない!
やめよう!
「禁クッキードーナツ」だ!
俗に言う「禁クド」だ!

いつも立寄るコンビニが見えてくる。
寄らない!
今日は買うまい、クッキードーナツ!
このまま家まで直行だ!

気付いたらそのコンビニでクッキードーナツを手にしていた。

中毒症状だ。
「クッキードーナツ中毒」だ。
俗に言う「クド中」だ。

急にやめるのは無理だ、と悟った。
今店頭に並んでいるクドは三つ。
これを全部買って、これで最後にしよう。
この三つを何日かでのんびり消費しよう。
最後の三つだ、いつも以上に味わって笑顔でさよならしよう。

気付いたらその日のうちに三つ全部消費していた。

作り置きした肉じゃがで夕食をしっかりとり、胃は満たされたはずなのに…

さすがに翌朝胃もたれしていた。
自分にやさしい私もさすがに懲りた、これには。
こう決意した。

「クッキードーナツは一日一個にしよう」

俗に言う「一日一クド」だ。

今年の私の抱負、「無理しない」だ。

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