独立したら、俺はできる!なんて勘違いしてません?
こんにちは!歯科医師Hachiです!
歯科業界での話ですが、「勘違いドクター」というお話があります。
基本的に歯科医師は、最初どこかの医院に勤務医として勤めて、ゆくゆくは開業して自分が院長になるパターンがほとんどです。
その中であるあるなのが、
勤務先の院長がスタッフを叱って、スタッフが泣いてるのを見た時に、「自分が院長になったら、あんなふうに叱らないな。きっとスタッフと良好な関係を築けるはず」なんて思うのです。
これ結構あるあるなんです。かく言う僕もそう思うことはあります。
ところが、勤務医が実際に開業して院長になったとき気づけば同じようにスタッフを叱っているなんてことが起こります。
なぜでしょうか??
考えれば当然のことなのですが、
院長はスタッフに給料を払っています。
例えば、新人の歯科衛生士さんを月給25万円で雇ったとします。
その子は新人なのでまだ仕事ができません。
それはしょうがないとしても、その子は上手くなるために練習や勉強をしようとはしません。
そんな子でも4ヶ月働いたら100万円払ってることになりますよね。
挙げ句の果てに、その子が器具を壊してその修理代に20万払ったとすれば、
120万円を軽くドブに捨てるようなことになります。
まだ努力して前向きに頑張ってるとかなら許せるかもしれませんが、勤務態度が良くなかったらあなたは経営者として平常でいられるでしょうか?
一方で勤務医はスタッフに対して1円も払っていません。
そんな立場だから、「なんであんな怒り方するんだろう」とトンチンカンな考えを持ってしまう人も少なからずいるんでしょう。
このように院長と勤務医、もっと言うと経営者と従業員とでは考え方が180度違います。
特に歯科医師は大学で経営を1秒も勉強する機会はないので、余計にこんな勘違いが生じます。
あなたの業界ではどうですか?
勤務医(従業員)である程度成功できたから、独立してもきっと上手くいくと思っている人はいませんか?
もちろん上手くいく人もいっぱいいます。
ただ、従業員の時の成功は本当にあなたの力でしょうか?
医院(会社)のブランド力やマーケティング力があってこその成功ではありませんか?
あなたは、周りのスタッフのマネジメントに参加してましたか?
もし、これらの質問に引っかかる部分があったのなら今からでも遅くはありません。従業員の立場でもまだできることはあるはずです。
医院(会社)に守られている立場を利用して、あなたの力を引き伸ばす練習をしておくのです。
自分で患者さん(顧客)を惹きつける力、
スタッフを惹きつける力を養うのです。
開業(独立)してからでは、余裕がなくてかなり苦労します。
僕も勘違いドクターの仲間入りを仕掛けていたので、反省してできることからやり始めようと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日もよろしくお願いします!
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