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歯ってどう抜くの?

こんにちは!歯科医師Hachiです!

今日は歯医者がいつもどうやって歯を抜いているかを説明します。

抜歯の時に使う器具は主に2つです。

これが「ヘーベル」という器具です。

これを歯と骨の間に挿入して、少しずつ歯を骨から「脱臼」させます。

こんなイメージで、歯を脱臼させます。


もう一つの器具はこれ↓


みなさんのイメージはこの器具の方がしっくりくるかもしれません。

このペンチみたいなものが「鉗子(かんし)」というものです。

この使い方は言わずもがなですが、

歯をつかんで抜きます。

細かく言えば、ヘーベルの形だったり、鉗子もいくつか種類があるので、器具はたくさんありますが、

基本的にはこの2種類の器具を使って歯を抜きます。

ちなみに、こういう横に向いて埋まっている親知らずとかだと、歯を削って分割してから抜いていきます。

以上のように、抜歯の作業は意外とシンプルです。

ただ、抜きやすい歯、抜きにくい歯というのはあります。

〜抜きにくい歯〜
・健康な歯(矯正治療の際に必要に応じて抜きます)
・年齢が高い方(骨が硬くなっていると抜きにくい)
・根っこが複数ある歯
・むし歯で歯が脆くて掴むところがない歯
・根っこが長い歯
            ・・・・・など

上記の歯は、ヘーベルが入りにくかったりしてうまく脱臼ができなくて時間がかかることもあります。

歯医者あるあるですが、抜歯がなかなかできず、時間がかかることを「抜歯にハマる」と言います。

抜歯にハマってしまうと、次の患者さんが待っていることで、さらに焦ってパニックに陥ることがあります。

僕も汗をかきながら、なんとか抜いたことがしばしばあります。

1番大変なのは、患者さんなのは間違いないですが、

歯医者も歯医者で結構大変だったりします笑

最後までお読みいただきありがとうございました。

明日もよろしくお願いします!

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