わたしは歯ぎしりしてない!いえ、してます。
こんにちは!歯科医師Hachiです。
ブラキシズムという言葉は聞いたことがありますか?
おそらくほとんどの人がないと思います。
ブラキシズムというのは、歯ぎしりや食いしばりなど、非機能的な接触を生じている状態のことを言います。
歯と歯が接触するのは本来発音するときや、食事をする時なのですが、無意識のうちに歯ぎしりや食いしばりをして、歯に余計な負担をかけてしまうのです。
起きている時に起こる覚醒時ブラキシズムと、寝ている時に起こる睡眠時ブラキシズムがあります。
たまに、「歯ぎしり結構してますね」と指摘すると、
「いえ、私は歯ぎしりしてません。」
と、おっしゃる方がいます。
もちろんしてない人もいますが、あるデータによると9割くらいの人が歯ぎしりなどのブラキシズムを引き起こしていると言われてます。
ですので、僕も含めてほぼ全員がしていると思ってもいいかもしれません。
歯ぎしりの自覚がなくても、歯が極端にすり減っていたり、骨隆起というものがお口の中に見られる方はより可能性が高いです。
このブラキシズムが強い人は、将来的に歯を割ってしまうことがあります。
歯が割れてしまうと、多くの場合が抜歯になります。
ただ、睡眠時ブラキシズムをなくすことはできないので、
ナイトガードと呼ばれるマウスピースを寝ているときに使ってもらうのが1番です。
気になる方はお近くの歯医者さんで相談してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
明日もよろしくお願いします!