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キャンセル率について考える
こんにちは!歯科医師Hachiです!
歯科医院では度々話題に出る「キャンセル率」
キャンセル率というのは、予約していた患者さんが何らかの理由によってキャンセルとなった確率のことです。
歯科医院では一般的にはキャンセル率が10%切ると良いとは言われます。
当院では、今のところ10%は切っているのですが、
ここ数が月キャンセル率が上がっています。
キャンセル理由はまちまちなのですが、
よく耳にするのは体調不良や子供が熱を出した、コロナにかかったという体調面での理由です。
これに続いて、仕事が終わらないといった、仕事関係の理由が肌感覚として多い気がしてます。
もちろんこれらは今統計をとっていて、今後対策を考えていくところなんですが、
自分が患者だったらどう思うかなーと日々考えてます。
僕らからしたら歯の治療ってほっとけばほっとくほど治りにくくなるから、絶対に治療は受けておいた方がいいし、
治療でなくても自分の歯を守るためにはメンテナンスに通うべきだと思っています。
ですが、患者さんはそれを知らないわけです。
知っていても、いざその状況にならないとなかなか現実味が持てません。
僕もむかーしに網膜剥離になる可能性があるとかなんとかで、定期的に眼科に行くように言われたことがあります。
でも結局その後一回も行ってません。
必要性を感じないし、現実味がわかないからです。
これはもちろん行かない僕も悪いし、見方によればその必要性を理解させなかった医者側にも多少の課題はあるのかもしれません。
かと言って、人をコントロールすることは基本無理なことなので、いくら医者側が病院に行くべきだと説得しても、行かない人は行かないですよね。
仕方がないことなのでしょうか。
これで、終わってしまってはいつまでたっても僕が目指す「予防歯科を日本に浸透させる」という世界はやってきません。
結局は愚直に歯の大事さやメンテナンスの有効性について口酸っぱく言っていくしかないのだと思ってます。
全員は無理でも、少しでも誰かの耳に届くまで繰り返し繰り返し言うしかないと思ってます。
キャンセル率を一気に下げる画期的な方法などないと思ってます。
地味な作業ですが、ある種洗脳するかのように、人々の潜在意識の中に予防歯科というものを染み込ませていくしか、今のところ僕の脳みその中には思い浮かびません。
ひとまずは、これまで以上に患者さんに何か一つでも有益な情報が提供できるように、自分自身も知識を増やして、貢献していきたいなと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もよろしくお願いします!