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「不安教」について

2005年6月25日の記事より~

日本人は「不安教」である。
そう話してくださったのは、親力プログラム開発者の金城幸政先生です。

世界人口の95%がなんらかの信仰を持っているが、日本は強い信仰を持つ代わりに「不安教」になったと冗談交じりに話されていました。
それを裏付けるかのように、日本全国どこへ行っても、高層ビルは生命保険会社のビルだそうです。日本人が不安に投資する額を物語っているとか。

「不安を手放すな。不安を投げて脅すな。不安のエネルギーは強い。病気の80%は心因性と言われているほどだ。」

金城先生の言葉は強烈でした!

不安を投げて、脅す・・・

思えば、ヤンマーもそのように育ったような・・・。
「こんなしたら、恥かくよ」
「ほら!人が見てるよ。はずかしいさ~」
「こんなしないと失敗するよ!ほら!まちがった!だから言ったでしょ!」

教え育んでいく教育ではなく、脅して育てる「脅育」を行う親が日本人には多いのだと話されていました。

残念ですが、私も時折「脅育」をしていることがあります。
ハッと気づき、あとでフォロー、後手後手の対応をしています。
振り返ってモヤモヤする言葉かけは、おそらく「脅育」かもしれません。

「脅育」された子どもは、世間・社会といった基準で物事を考えるため、大人になっても自分のことを自分で決められなかったり、自分で選択することが難しくなるのだそうです。

大切なのは、社会を基準にした価値観で育てるのではなく、自分自身の経験から得た個人的な価値観で育てること。

「勉強」で例をあげれば
「勉強しないといい学校に入れなくて困るよ!」と親の不安がベースになった言葉で伝えるのか、
「学ぶ姿勢は人生にとても役立つよ。父さんもね・・・」と親自身の内面から出た言葉で伝えるのか。「講演会資料:南風より」

「不安教」いかがでしたか?
うちあたい(沖縄の方言:思い当たる)なさったでしょうか?

さいごに・・・
「不安教」プチチェック!

「はみがきしなさい」
その後に続くあなたの言葉は・・・?

1.「はみがきしないとむし歯になるよ」
2.「はみがきしたら気持ちがいいよね」

1を選択したあなたへ
「不安教」信者ですね。共に脱退を目指しましょう!

2を選択したあなたへ
お子さんが自分を生きることができ、幸せですね☆

※本記事は、2005年当時の内容です。
現情報と異なる場合があることをご了承ください。


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