人間力を高める子育て
2006年1月16日の記事より~
沖縄キリスト教短期大学、保育科教授である喜友名静子先生の講演会に参加しました。そのときのお話から~。
毎年多くの学生をみてきて感じること、年々、人間力が低下している・・・そのことを痛感なさっているという喜友名先生。
しかし、どんな時代になるかわからない今だからこそ、人間力の高い人材が必要なのだ、特に次世代の担い手を育む保育士たちには強く望みたいとおっしゃっていました。
そこで考えたいのが、どうすれば人間力の高い子が育つのか・・・。
人間力が高いとは、心身ともに免疫力が高いということ、そのように表現なさっていました。
その具体的な方法を述べてらっしゃいましたので、紹介しますね。
*早寝、早起き
夜は9時までには就寝、朝は6時までには起床が望ましい。8~10時間の睡眠時間を確保
*朝食をしっかり取る!
和食が1番
*具体的な体験をたっぷりさせる
五感を刺激するような体験
*3歳まではスナック類や添加物の味を覚えさせない
3歳までで味覚が決まると言われている。
*6歳まではテレビ・ビデオ視聴を控える
前頭葉の発達を妨げる。受け身になり、コミュニケーション能力の発達を妨げる。
*3歳までは、母子間のコミュニケーションを大事にする
母子関係が良好な子は、コミュニケーション能力が高い。
子ども達の心身の発達のために、環境を整えるのは親の務め、親はその環境を保障してあげなければならないともおっしゃっていました。そして、その環境の主は乳幼児期に集約されており、そのときのツボを押さえておれば、あとはその素地を生かして免疫力はどんどん高まるというのです。
「三つ子の魂百まで」
「寝る子は育つ」
古の教えに従ってシンプルに子育てすれば、人間力の高い子に育つということでした。
今は、あまりにも無駄が多いとおっしゃっています。
ポテトチップス、チョコレート、テレビやゲーム、パソコン、あれば便利ですが、無くても生きていけるものばかりです。
小さい時から早期教育に走るのも無駄だと・・・。
その子に合うか合わないかもわからないことに時間をかけるより、同じ時間、もっと豊かに過ごせる方法はいくらでもあると話されてました。
太陽と共に生き、贅沢せず、体を使って動き(具体的体験の1番はお手伝いだそうです)シンプルに素朴に過ごす・・・当たり前の生き方こそ、人間力の底力だったのです。
喜友名先生のお話を聞きながら、自分の子育てを振り返っていました。
ダメダメをやっているよ~~キャ~( ゚Д゚)と思いながらも、喜友名先生、ごめんなさい!ケーキ、これからも食べます!DVDも観ます!というヤンマーがいます。
これは取り入れる、これはいらないかな・・・と取捨選択、またここまでは取り入れるというライン引きができていればいいのかな~と。
今の昔のいいとこ取りで、バランス型子育てが、私には無理がなくていいようです。
それでも、喜友名先生のお話を聞くと、揺らぎます。バランスがぐらつきます。それくらい、喜友名先生のお話は説得力があり、迫力があり、実践したいと思える具体案でした。
喜友名先生のお話、みなさん、いかがでしたか~?
※本記事は2006年当時の内容です。
現情報と異なる場合があることをご了承ください。
18年経った我が子達の人間力は・・・・・?
3名、各々個性的で自分を生きています。
令和はこうも自由に自分を生きることができるのかと感心するばかりです。
我が子達から聞いたことで印象的であったのが
「自分たちきょうだいは、3名ともコミュニケーション能力が高いと思う」
です。その理由を聞いたところ
「家族でたくさん過ごし、家族でたくさん話をしたから」
でした。
そして、こうも言っていました。
「今の子どもってみんなスマホしていて、会話もない感じだよね?自分たちも今だったら、家族でキャンプしても、キャンプ場でスマホしていたかもね」
令和で人間力を高める子育てをするには、難しさがありそうです。ヤンマーも困っていたでしょう。
現に・・・学校の子ども達、スマホからくる困り感・・・多々ありますね。
令和子育て中のパパママさん。
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