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子どもの話に耳を傾けよう

2005年6月20日の記事より

ヤンマーは焦っていた。
午前中出かけたため、やらなくちゃならないことが山積みだ。
なかなか捗らず、気づけばお迎えの時間。

迎えた後も段取りで頭がいっぱい。上の空だった。
子ども達が「あのね、おかあさん、こんなことがあってね****」
と話かけてくるが、「ふ~ん、そう、よかったね」と淡白に返していた。

するとそこで
おかあさん!聞いてないさ!
口火を切ったのは、次女の海。

あっしまった、と思ったが後の祭り。
午前中、用事があったことも、そのために忙しいのも全て私の問題。子ども達には関係ないことだ。それに何より「対話を大事にしたい」これを私の子育ての軸にしたいと思っていたのに・・・。

「ごめん。もう1回聞かせて。」というと笑顔で話してくれた。
だが、聞いてほしい時に受け止めてもらっていたら、もっともっと満足感があったのだろうな。

ほんと、もっとゆとりを持ちたいな。
忙しい時こそ、心掛けたいものだ。

忙しい:りっしんべん(心を表す)に亡くす・・・心が亡くなる!( ゚Д゚)
古の人はなんと的確に表現したのかと、感心すると共に、うちあたい(心を痛める)するヤンマーであった。

子どもの話に耳を傾けよう

ウェイトリー作

きょう、少し あなたの子どもが言おうとしていることに耳を傾けよう。
きょう、聞いてあげよう、あなたがどんなに忙しくても。
さもないと、いつか子どもは年老いたあなたの話を聞こうとしなくなる。
子どもの悩みや要求を聞いてあげよう。
どんなに些細な勝利の話も、どんなにささやかな行いもほめてあげよう。
おしゃべりを我慢して聞き、いっしょに大笑いしてあげよう。
子どもに何があったのか、何を求めているかを見つけてあげよう。
そして言ってあげよう、愛していると。毎晩毎晩。
叱ったあとは必ず抱きしめてやり、 「大丈夫だ」と言ってやろう。
子どもの悪い点ばかりをあげつらっていると、そうなってほしくないような人間になってしまう。
だが、同じ家族の一員なのが誇らしいと言ってやれば、 子どもは自分を成功者だと思って育つ。

きょう、少し あなたの子どもが言おうとしていることに耳を傾けよう。
きょう、聞いてあげよう、あなたがどんなに忙しくても。
そうすれば、子どももあなたの話に耳を傾けるために、戻ってくるだろう。


2学期の保護者懇談会の最後は、上記の詩を保護者と一緒に読み、会を閉じています。
10年ほど前の懇談会でのことです。
あるお母さんが、声を詰まらせ、泣き始めました。色々な思いがあふれてしまったのでしょう。

「娘との時間、もっと取ればよかった・・」と涙声でおっしゃったお母さんに、「これから取ればいいんですよ」と先輩お母さんが笑顔で柔らかく声かけなさいました。

師走・・・忙しいですね。
お子さんとの心温まる時間、親子の触れ合いの時間忘れないでいましょう。
・・・あっこれも心が亡くなるなのですね。

※本記事は、2005年当時の内容です。
現情報と異なる場合があることをご了承ください。



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