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メンフィス・グリズリーズ観戦&メンフィス観光のあれこれ③  〜NBA選手からサインをもらう方法など〜

本記事ではグリズリーズの試合について、開場時間や持ち物などの入場に関することから、サインをもらう方法やグリズリーズの選手たちのファン対応、そして会場内の飲食物についてまでさまざまなことを書こうと思います。

特にサインについてはメンフィス以外の会場でもだいたい流れや傾向は同じかと思いますので、メンフィス以外の場所に見に行く方も、ぜひ参考程度に読んでもらえればなと思います。

結構なボリュームになった気がしますが、我慢してください。

なお本記事の情報はすべて2024年10月時点のものですのでご注意を。

また前回の記事では、グリズリーズの本拠地にあるオフィシャルストアについて書きましたので、まだ読んでいない人はぜひ読んでみてください。


入場について

ではまず入場についてです。

入場開始時間や入場の流れ

まず最初に非常に重要な点です。入場時間(ゲートが開く時間)はFedEx Forumの公式サイトには試合開始の1時間前と書かれています。

しかし、実際は1時間半前から入場できます。(※FedEx Forumの場合)

なので練習見たいしサインも欲しいから早く入場するぞ〜と思って1時間前に行っても、すでに入場開始から30分経過しており、ほとんどの選手が練習を終えている時間になります。

ゲートが開いたら真っ先に会場に入りたいという人は試合開始1時間45分前くらいにはFedEx Forumに到着し、並んでおくことをおすすめします。
ただし、ハロウィーンなどのイベントの日や、人気チームとの対戦の日などは早めにくる人も多くなるので、試合開始2時間前くらいに到着するとよいかと思います。

入り口はFedEx Forum正面に10列くらいレーンで仕切られているので、それのどれかに並べば大丈夫です。
ただし、そのうち右2列くらいはPriorityの方専用となっているので、それ以外の列に並びましょう。

FedEx Forumの入口はテープでいくつかの列にわかれている。右にあるPriority専用の列以外はどこに並んでも良い。

ちなみにわずかな差ではありますが、開場するときは向かって右側の扉から開けていくので、右側で並ぶほうが少し早く入場できます。

そして入り口の扉を通ると、まずはセキュリティチェックがあります。ここでは飛行機の保安検査場みたいにかばんをX線に通します。持ち込みのかばんについては後述します。

セキュリティチェックを抜けるとチケットを読み込む場所があります。チケットについても詳細は後述します。

チケットを読み込んで入場すると、まずはスタッフがGive awayのグッズを配っている場所があるので、忘れずにもらうようにしましょう。入場してすぐ左側にあるオフィシャルストアに入ろうとすると、Give awayを見逃してしまう可能性があります。

Give awayとは先着順で配られるグッズになります。配られる人数やグッズは試合によって異なりますが、すでに今シーズンの分は公表されていますので、ぜひ入場前にチェックしてみてください。日によっては帽子を配ってたりもします。

私が行ったときは1試合目がグリズリーズの年間スケジュールが書かれているマグネット、2試合目が「投票に行こう」が書かれているバッジ(確か翌日が大統領選の期日前投票の最終日だったはず)、3試合目が10/31だったのでハロウィーン仕様のモラントTシャツでした。

1試合目のGive away。早歩きしているのでぶれてますね。
2試合目のGive away。選挙へ行こう。

Give awayを確実にゲットするためにも、会場には早く行ったほうがいいですね。

Give awayを受け取った後は自分の席に座ってゆったり練習を眺めるなり、サインをもらいにいくなり、試合前に飲食物を購入しておくなり、混む前にトイレ行くなり、試合が始まるまで好きに過ごしましょう。


チケットについて

では次にチケットについてです。チケットはTicket masterなどを通じてオンラインで購入することができます。購入方法などについては様々な記事がネットに転がっていますので、ぜひそちらを参照してください。

試合が近づいてくると「Ticket masterのアプリをダウンロードしましょう」みたいなメールが届くかと思います。しかし、おそらく日本ではTicket masterのアプリをダウンロードすることはできません。(少なくとも私はできませんでした)

少し不安になるかもしれませんが、何の問題もありません。
iPhoneの場合はブラウザで Ticket masterのサイトを開きログインすると、自身のiPhoneのウォレットにチケットをダウンロードすることができます。ウォレットにダウンロードできたなら、もうその携帯自体がチケット代わりとなるので、あとは入場する際に携帯をピッとかざすだけでおっけーです。
QRコードなどはないため印刷して紙で持って行ったり、スクショをとっておくなどはできないので注意が必要です。


持ち込みの荷物について

続いては持ち込みの荷物についてです。NBAの試合会場は持ち込み荷物の制限が厳しいです。FedEx Forumも例外ではなく、かばんは決められたサイズ内のクリアバックである必要があります。詳しいサイズなどはFedEx Forumの公式サイトに書かれていますので、そちらを参照してください。

大きさは一応決まっているものの、実際に測られることはないのでちょっと大きいくらいであれば問題なく通してくれます。私のかばんはほんの少し既定サイズより大きかったのですが、3試合とも何も言われることはありませんでした。ただ明らかに大きいとおそらく何か言われる可能性がありますし、そうなった場合はせっかく早く会場についた意味がなくなりますのでほどほどにしましょう。
(実際に結構大きい荷物を持ち込もうとして、スタッフにそれは無理だと言われている方が1人いました。)

またカバンの内容物がバッグから少しはみ出していても問題はありませんでしたし、折り畳み傘もカバンとは別に持ち込むことができました。

ここらへんの基準はよくわからんです。


試合開始までの流れ

1時間半前に開場してから試合が始まるまでの流れを簡単に説明します。

1時間半前〜1時間前:選手が個人でシューティングなどの練習をしています。各自好きなタイミングで出てきて好きなタイミングで帰っていきます。

試合前の個々の練習の様子。アルダマとイディーがシューティング練習しています。


45分前頃:「Welcome to FedEx Forum」のアナウンスが流れます。このタイミングでアリーナ内を自由に移動していると、係員に席に戻るよう言われます。

15分前頃:選手が入場してきて、各チーム全体でレイアップやシューティングのウォームアップを始めます。


サインについて

現地観戦の醍醐味の一つである、選手からのサインについても3試合の経験を経てノウハウが掴めてきたので詳しく書いておこうと思います。

サインがもらえる場所とタイミング

まずサインがもらえる場所はロッカールームとコートを行き来するトンネルの周りになります。FedEx Forumでいうとセクション103か、通路を挟んでその反対側になります。どちら側でもサインをもらうことができますが、見た感じセクション103側の方がもらえる確率は高そうでした。

セクション103と通路の間には柵があり、その先にセキュリティの人用の椅子があります。
この通路を通って選手はロッカールームとコートを行き来します。

このトンネル周り以外の場所だとゴール裏最前列右側の席の人もサインもらったりできますが、そこらへんの場所はチケットも別枠ぽかったので、あまり現実的でないように思います。(もしかしたら普通に買えるかもしれません。)

セクション103のトンネル周りが現実的で一番良い場所だと思います

次にタイミングですが、これはほぼ一択で「選手が試合前の個人練習からロッカールームにひきあげるタイミング」です。

選手たちは試合開始1時間前くらいまで各々好きなタイミングでシューティング練習をして、好きなタイミングでロッカールームに帰っていきます。いつも早い人もいれば、いつも遅い人もいます。なので練習が早い人だと試合開始1時間半前(会場する時間)にはもう引き上げてますので、彼らのサインを手に入れるのは至難の業になります。誰がサインをもらいやすく、誰がサインをもらいにくいかは後述します。

これを聞くとおそらく多くの人がセクション103に席をとらないといけないのか、と考えるかもしれませんが実際はその必要はありません。試合開始45分前頃に係員の人に「みんな自分の席に戻って」と言われるまでは少なくとも同じ階の席であれば好きに移動できます。階が異なると事情が違うかもしれないのでわかりません。

以上まとめると、サインをめっちゃ欲しい私のような人がとるべき行動は

Step1:早めに会場に着いて最前列に並び、試合開始1時間半前の開場とともに中にすぐ入れるようにする。
Step2:入場しGive awayを受け取ったのちに右に曲がりセクション103の入り口を目指す。
Step3:セクション103のトンネル付近で待機。できるだけ前の方が望ましいですが、子供がいる場合は前にいれてあげましょう。子供の後でも十分にサインをもらえます。

※ イベント日の試合や人気チームとの試合では各セクションの入り口にスタッフが立っており、チケットを確認している場合があります。その際は柔軟に対応しましょう。

またこれ以外にも、試合終わりにロッカールームに引き上げていく選手からサインをもらうという方法もあります。しかしこれはまず試合に勝たないといけないですし、勝ってもほとんどの選手はそのまま走り去っていきます。またサインをしたとしても試合終わりなので、開場後すぐよりも圧倒的に人が多く競争率が激しいのであまり現実的ではありません。しかしトライしてみる価値はあると思います。(私はやりませんでした)


サインをもらいやすい選手とそうでない選手

ではここからは具体的な選手名を出して、サインをもらいやすい選手とそうでない選手を説明していきます。

前述した通り、サインをもらえるかもらえないかは各選手の練習するタイミングが非常に大事です。練習を切り上げるのが早い選手に関してはそもそもサインもらえるかもらえないかの土俵にも立てませんからね。

具体的に3試合見た感じのそれぞれの選手の練習するタイミングは以下の通りです。

3試合とも練習を見れた選手:アルダマ、クラーク、JJJ、モラント(1試合は欠場だったので2試合)

1試合か2試合見れた選手:イディー、ベイン、スマート、コンチャー、ラレイビア、ピッペン(去り際)

3試合とも練習が見れなかった選手:河村、ウェルズ

故障中:GG、ヴィンス、スペンサー、ケナード

練習はしてなかったけど何か食べながらだべりに出てきた選手:ハフ


河村選手は一度も個人練習を見れなかったのですが、ちょうど同じ時期にGリーグのトレーニングキャンプが行われていたので、昼はハッスルで練習、夜はグリズリーズで試合というようなスケジュールを送っていた影響かと思います。なのでGリーグの練習がない日とかであれば、もしかすると練習に出てきて、サインをもらえるタイミングがあるのかもしれません。河村選手に関してはGリーグが始まればそもそもグリズリーズに帯同しているかも直前までわからないので、サインをもらうのであればハッスルの試合をみにいく方が可能性あるのかなとも思います。わかりませんが。


では次に、各選手のファン対応を、対応が丁寧だった順に詳しく書いていきます。

アルダマ:毎試合練習をみることができ、かつファン対応がめちゃくちゃ丁寧でしっかり時間をとってやってくれる神様のような選手です。私も実際にサインをもらったり写真をとってもらえたりしました。
ときには子供に自分から歩み寄っており、好印象しかないです。あとめっちゃ小顔です。

一人一人丁寧にファン対応をしているスペインの紳士

コンチャー:1試合しか練習見れなかったですが(残り2試合のうち1試合は欠場)、アルダマ同様にとても丁寧です。ウェルズに初対面でファンだと思われたエピソードからもわかる通り、お高くとまっている感じは1ミリも感じず、本当に優しいお兄さんみたいな感じでした。私はサインをもらうグッズを持ち合わせて無かったのでサインはもらいませんでしたが(本当に惜しいことをした)、写真をとってもらいました。

かなり上段の方のファンにまでしっかり対応しているいいやつ。

ハフ:練習は1回も見れませんでしたが、一度何か食べ物を持ちながらスタッフとだべりにコートに出てきました。その際にアルダマ、コンチャー同様にしっかりと時間をかけてファン対応していました。私もサインをもらったり、写真をとってもらえたりしました。ファンとも結構会話をしていたので英語が堪能な方はぜひ。

食べ物を片手にでてきたと思えば、スタッフと話してファン対応して帰って行った。

ベイン:練習はしていませんでしたが、コーチとサイドラインでフィルムチェックしている試合が1試合ありました。(残り2試合のうち1試合は欠場) ベインもしっかりサインしてくれました。近くで見ると筋肉やっぱりすごいです。

しっかりファン対応しているベイン。シンプルにかっこいい。

JJJ:3試合とも練習を見ることができ、毎回ロッカールームに引き上げる前にファン対応していました。必ずしも全員にサインをして帰って行くわけではないのですが、比較的しっかりと多くの人にサインをしており、私もサインをもらうことができました。

サインしているJJJ。やはりスタイルばけもん。

スマート:1試合だけ練習をみることができ、その際はファン対応をしていました。ただし全員にしてくれるわけではなく、トンネルの片方側をメインに行っていました。

サインしているスマート。こんな小さいボール書きにくそう。

ラレイビア:1試合だけ練習をみることができ、ちょこちょこファン対応しながら帰っていきました。

ピッペン:1試合だけ帰り際にギリギリ到着することができ、ピッペンのジャージを着て行ってたこともあり、ちゃんとジャージにサインをしてくれました。カスタムで作ってよかった〜。最高。

ジャージにサインしてくれました。一生応援します。

GG:ずっと欠場していましたが1試合だけだべりにコートにでてきました。しかし帰り際にサインを書いたり写真をとったりのファン対応はしていません。ただすごい申し訳なさそうに何かファンにむかってしゃべりながら帰っていきました。何言ってるかはわかりません。

クラーク:3試合とも練習を見ることができましたが、練習が終わるとファンには見向きもせずに一目散に走り去っていきます。俺はサインをしないという強い意志が感じられる走りです。リスペクト。しかし1試合だけいつも通り走り去ろうとしているところを気の利いたスタッフに無理やりとめられ、仕方なく子供にサインしていました。大人の皆さんはサインをもらうのは諦めましょう。

イディー:2試合練習するところを見れましたが、ファン対応はせずに帰っていきました。しかしクラークほどの意志の強い走りではなく、手を伸ばすと走りながらハイタッチをしてくれました。通路の両脇にハイタッチできる流石のウィングスパンです。

モラント:欠場した試合を除いて2試合とも練習するところを見ることができました。ただモラントの場合は特殊であり、全員が練習から引き上げて係員が席に戻るように言ったあとに出てきます。なので当然サインはもらえません。ただ試合後に1人だけ誕生日の子供の靴にサインをしていました。誕生日の子供の場合はチャンスあるかもですが、誕生日の子供でない人は諦めましょう。

1人黙々と練習するモラントさん。近くで見るとオーラがすごい。

私はこの3試合でベイン、アルダマ、JJJ、ハフ、ピッペンからサインをもらうことができました。

下の写真はアルダマ、JJJ、ハフの魅惑のビッグラインナップです。

いつかこのTシャツをサインでうめたいな。


会場内の飲食物について

最後になりましたが、会場内では様々なごはんや飲み物が売られています。

特筆すべき点としては、何回でもソフトドリンク(炭酸系)がおかわり可能な入れ物がいくつかの店で売られています。これを1度購入すると、至る所にあるソフトドリンクのドリンクサーバーから自分の好きなタイミングでおかわりし放題です。また嬉しいことにその入れ物がグリズリーズの柄をしており、お土産として持ち帰ることができます。

ソフトドリンク飲み放題。

またメンフィスダウンタウンに店を構えるポークリブの大人気店である、Rendezvousも店を出しています。私は食べませんでしたが、ぜひ食べて感想を教えてください。

 ポークリブが有名なお店です。Fedex Forumから徒歩圏内にあります。


飲食物とは関係ないですが、場内は結構冷房が効いていて寒いです
特に寒がりな人は上着をもってくるか長袖をきてくることをお勧めします。


以上、グリズリーズの試合についての情報でした。
日本語でここまで細かく書いている記事はないんじゃないかと思うくらい細かく書いてみました。
少しでも皆さんの現地観戦の助けになればと思います。

次の記事では私が3試合で座った席の場所と値段や、それぞれの席のいいところ、いまいちだったところを書きたいと思いますので、ぜひそちらも読んでみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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