メンフィス・グリズリーズ観戦&メンフィス観光のあれこれ④ 〜FedEx Forumのおすすめの席〜
本記事ではメンフィスでの3試合の現地観戦を通じて、私が座った席の位置とその値段、そしてそれぞれの席の感想を書き、最後に個人的なおすすめの席をお伝えしようと思います。
なお本記事の情報は2024年10月時点のものとなります。
また前回の記事ではグリズリーズの試合について、入場方法からサインのもらい方まで現地観戦において重要な情報を事細かに書き記したので、まだ読んでない方はぜひ読んでみてください。
現地観戦を計画する時、どこの席をとるのかを結構迷うのではないかと思います。私は迷った結果、せっかく3試合あるのだからそれぞれ全く別のところから見てみようということで、3試合とも全く違う場所から試合を観戦しました。そのため色々比較することができるので、ぜひ席選びの際の参考にしていただければと思います。
なお参考のために値段も書きますが、NBAのチケットはリセールを購入するのがほとんどのため(たぶん)、対戦相手やチケットを買うタイミングなどで値段は変わります。そのため一概にこの席はこの値段で見れるというものはないので、参考程度にみてください。
また、メンフィス以外の場所(特にLAやニューヨーク、ボストンなどの大都市)で見る場合はこの記事に書かれている値段は全くあてにならないと思っていただいた方が良いです。
1試合目:セクション113、C列(めっちゃ前の方)
1試合目のBulls戦はC列ということでめちゃくちゃ前から見ました。C列がどれくらい前かと言いますと、コートサイド含めて4列目です。
写真でも迫力あるとは思いますが、実物はもっと間近に感じます。チケットは約3万8000円です。この場所をこの価格で見れるのはNBAでも結構破格な部類かと思います。田舎チーム応援しててよかった〜。
では良かったところといまいちなところを書いていきます。
良かったところ
だいたい想像つくかと思うのですが、迫力がすごいです。一人一人の顔の表情まで鮮明に見えます。普段携帯やテレビの画面ではわからないところまで見れる、これが現地観戦の醍醐味ではないでしょうか。
こんなにウェルズが本気の顔でパスフェイクしているとは知りませんでした。オフェンスの迫力もいいですが、やはりディフェンスの迫力もすごいです。特にジャレンのブロックは凄まじかったです。
この迫力は決してテレビでは味わえないです。
少し違う視点から言うと、ベンチの反対側のサイドで見てたことによる良かった点もいくつかあります。
まず選手が立って邪魔になるということがないです。盛り上がってくると選手は立ち始めます。2mの巨体で目の前に立たれたら当然前が見えなくなりますが、こっちサイドではその心配がありません。
またテレビ用のカメラなどもこちらサイドから撮っているのでタイムアウト時やハーフタイムに行われるショーが基本的にこっち向きになります。
試合が終盤に近づいてくるとグリズリーズのマスコットがタイムアウト時に観客を煽ったりするのですが、それも正面で見ることができます。素晴らしい。
いまいちなところ
では次にこの超近い席のいまいちだったことを書きます。
大きく2つありまして、まず1点目は「プレーの全体像がわけわからん」ということです。
コートに近くなるということは、コートとほぼ同じ高さで見るということです。当然大男が動いているのを真横から見てもどういうプレーになっているのかよくわかりません。なのでしっかり戦術などプレーも見つつ、試合の流れを感じたいという人にとってはあまり楽しめないかもしれません。
そして2点目は「めっちゃ人通る(審判も)」ということです。コートサイドの席とB列(私の一つ前の列)の間にはスタッフやチアの人が通る通路があり、試合中も結構な数の人が通ります。
またコートサイドの観客も試合中結構動きます。ちょうど私の目の前はあのマイクミラーだったのですが、知らぬ間にどっかに消えてました。
(モラントの親父もミラーの横にいました)
また当然選手同士も重なって見えるので、逆サイドで展開している時は特によくわかりません。
以上のようにコートに近くなると迫力は満点になりますが、「ほぼ真横から見ること」による弊害が生じてきます。
ちなみに試合は大逆転負けしました。盛り上がったのでよしです。
2試合目:セクション105、P列(真ん中らへん)
2試合目のNets戦は見やすさ重視ということで、少し後ろの方のちょうど真ん中らへんで見ました。
少し後ろとはいえ、全然近く感じます。チケットは約2万円です。
良かったところ
シンプルにめちゃくちゃ見やすいです。普段放送を見てる角度よりは低めですが、ほぼ同じような景色で見れるので、何が起きてるのかよくわかります。
角度的な問題もそうですし、視界を邪魔するものがないのでストレスフリーに見ることができます。
かつ全体的に見ると全然前の方なので、しっかりとアリーナの盛り上がる雰囲気も堪能できます。
個人的には放送と現地のいいとこ取りのような気がしています。
いまいちなところ
いまいちというほどではないのですが、やはりコートのすぐそこで見るのと比べると迫力は劣ってしまいます。選手の気迫をあまり感じることはできません。
せっかく現地観戦するのならばプレーうんぬんよりも、しっかり選手を近くで見て迫力を感じたいという人にとってはいまいちかもしれません。
まとめると1試合目の裏返しのようにはなりますが、少し離れた席では、非常に見やすく何が起こったかわかりやすいですが、少しコートから離れる分迫力は少なくなってしまいます。
ちなみに試合は普通に負けました。
ただ負けたものの、本場の"REF YOU SUCK!!"の大合唱も聞けて楽しかったです。
3試合目:セクション103、E列(トンネル横、ベンチ斜め後ろ)
3試合目は選手たちがロッカールームとコートを行き来するトンネル横でかつ、ホームチームのベンチの斜め後ろである、セクション103から観戦しました。
チケットは約3万8000円です。この試合はハロウィーンであり、かつヤニスやリラードを擁するMILが対戦相手であったこともあり、他の試合よりもやや高めの値段ですね。
良かったところ
まずトンネル横であるため、選手の入場シーンを間近で見ることができます。特に選手の入場シーンは最初に盛り上がるシーンであり、それを間近で見れるので気分が高揚します。
またセクション103の中でもトンネル側に席をとっていた場合はハイタッチもできるかもしれません。
そしてベンチの後ろであるため、ベンチにいる選手の様子を観察できます。選手のベンチでの様子は放送を見ていても、あまりわからないですよね。
試合中にGGジャクソンがイディーの背中らへんにいる虫を殺そうと頑張っている姿や、怪我人たちが仲良さげに話している姿を見れます。
GGジャクソンはまだ若いからなのか、そういう性格なのか、非常に落ち着きがないです。
いまいちなところ
非常に試合が見づらいです。これに尽きます。
まず角度的な問題で、選手も重なって見えますし、何が起きているかよくわからなくなります。特に向こう側のハーフコートはよくわかりません。上のビジョン見ている方がわかりやすいです。
そして試合が盛り上がってくると、選手が総立ちになります。
そのときの視界がこちら。
全く見えません。
自分も立てばある程度見えるようにはなります。
しかしこのときは周りのお客さんもあまり立っておらず、また後ろのお客さんを気にして、私はあまり立てませんでした。
まとめると、トンネル横・ベンチ斜め後ろの席は、入退場シーンが見れ、ベンチの選手たちの様子も見れますが、それと引き換えに試合は見づらいです。
ちなみに試合は大差で勝ちました。現地観戦3連敗目前だったので、最後に勝ち試合を見れて良かったです。
最後は河村選手も出てきました。第4Q始まりくらいのまだ早いだろ!!っていうタイミングから、河村選手を求める声がちらほら観客からあがっていました。すごい人気です。
河村選手のおかげでガベージタイムとは思えない盛り上がりで楽しかったです。
まとめと個人的なおすすめの席
どの席も良いところ・いまいちなところがありますので、それを理解した上で自分の観戦スタイルや、自分が現地観戦で何を見たいかによって席を選ぶことが大事だと思います。
少なくともメンフィスで試合を見るのであれば、コートサイドとかでない限りは、どの席も手を出せないような値段ではありません。
(LAとかでC列で見ようとするとおそらく比べものにならない額になると思います。)
私のように複数試合見に行くのであれば、実際に色々な席を試してみるのもありだと思います。
バスケの試合を実際にあまり見たことなく、現地観戦で何を重視するかも特に考えていないという方には、個人的には私の2試合目らへんの席、近すぎずコート全体を見渡せる席をおすすめしたいです。プレーもわかりやすいですし、何も遮るものがないのでストレスフリーに楽しめます。
以上が私が実際に経験した3つの席での感想及び、それを踏まえた個人的なおすすめの席でした。
次の記事では私が実際に訪れたメンフィスの観光スポットやレストラン、そしてメンフィスの治安などについても触れたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。