語20250107

時が過ぎるのは早い。昨晩聴こえたように感じるハッピーニューイヤー。実際は一週間の経過のうちに消滅していった。時間と生には強固なる関係性がある。生は時と共に流されていき、そしていつか止まる。ただ、時の方はどうだろう。そのまま流れていくだろうか。「死後の世界」は死ぬという事象の先にも時間の観念があるということを前提としているが、本当にそうだろうか。「生」の時間を生きる我々は時の観念をどうしても放棄できない。それ故、我々は「死」に「先」があるように錯覚しているのかもしれない。私は実のところ「私が死ぬ」ことに愉悦さえ感じている。「この世」の誰もたどり着いたことのない世界への大きな冒険、それが楽しみで仕方ない。だからといって、生を否定できるはずがない。我々は偶然にも生きてしまっている。どうせなら幸せに暮らしたい。だが時も時には残酷だ。幸せは時よりも速く流れていくこともあれば、運よく時が追いついたりもする。

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