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日に日に容態が悪化する母

今日もひかるブログに訪れて下さりありがとうございます 前回の続きを書きます

母の病院は1週間に3回 土日平日を含め14:00~16:00 1回3名までで、面会時間は10分だった

平日は仕事で行けないので、困ったものだと考えていたが、今週水曜日が当直明けで仕事が12時半までだったので、その日に行く事にした

当直はまぁまぁ忙しくて、夕飯を食べる時間が22時を廻っていた

「明日面会に行く予定だが、当直も忙しかったのに疲れた身体で行かないといけないのか?」

本当に愛情を持って育ててくれた親であれば、こんな感情は湧かないのかなとも考えた

弟は仕事だったため、当然面会には行けない。心の中での葛藤が始まった

「もう疲れたから行くのやめるか?」「いや 行かないと状態が分からないか」 ギリギリまで悩んだ


私がなぜ悩むのか… 理由は1つだった

海外に住んでいる妹の事を考えるからだ。もし面会に行かなかったら、妹は心配したまま不安は毎日を過ごすことになる。それを考えたらやっぱり行って状態を教えてあげなければならない

そう 私が母の面会に行く理由。。。

私的には今までのことがあるから 別に母に対して思い入れがある訳ではない。世間からしたら「冷たい」と思われても仕方ない。でもそう思われるような事を、母は私に対してやってきたのだ

私は海外に住む妹のために、母の面会に行っている。それが本心である


当直明けの水曜日 面会時間の14時に母に会いに行った

状態は明らかに悪くなっていた。モニターが装着され、酸素は鼻のチューブから1リットルの酸素が投与されていた。また、血圧が低いため血圧を上げる薬剤が投与されていた 

声を掛けると、少しは反応があった。でも呼吸は早く脈拍も150台と、まるでずっとマラソンを走っているような脈拍だった

面会を終え、妹に状態を説明した。 週3回の面会が、後1回残っているので、祭日の11月3日金曜日の状態を見て、帰ってくるかを決めると言った



11月3日の金曜日 午後から散髪を(美容院とも言う)予約していたため、面会には行くつもりはなかった。しかし2日前の状態の予想はだいたい分かる

弟だけが面会に行く予定だったが、散髪が終わる時間に弟と病院の駐車場で待ち合わせをした

母が入院している病棟に行き、面会の手続きを終え、弟と一緒に病室に入った

「あらっ!!」 弟がビックリして声をあげた

ベッドにぐったりして寝ている母は、水曜日より更に容態が悪化していた

鼻からチューブで投与されていた酸素はマスクに替わり、酸素投与量も3リットルに増えていた

血圧を上げる注射の量も増えていた きついのかずっとうなり声を発していた

弟でも分かるくらいの変化だった このままでは数日もつかどうか…

万が一状態が良くなって再び話しができるようになる…   なんて事はもう考えられなかった


すぐ妹に電話をした

「お母さんに声を掛けて、少しでも反応してもらいたいんなら、もう帰ってくるしかないよ」

母の写真を送ってから、私は妹にそう伝えた。妹もかつては看護師として私と同じ病院で勤務していたから、見ただけで状態が悪いのは分かる

「たった2日でものすごくきつそうやねぇ 可哀そう」と言って電話越しで泣いていた

その日の22時の飛行機で帰ってくる事にしたと連絡が入った。福岡空港に着くのは4日の午前10時


4日の朝、すがすがしい朝とともに妹は日本に到着した。私が空港まで迎えに行き現在に至っている

面会は日曜日始まりなので、今日弟と妹、私の3人で午後から行ってきます。覚悟の気持ちも一緒に連れて…


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