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楽しい誕生日の時の緊急連絡

昨年の私の誕生日の夕方の出来事です

息子と彼女が 貴重な休みを使ってランチに誘ってくれた

ピザとパスタが美味しい こじんまりしたオシャレなカフェだった

私と息子はパスタを 彼女はピザを注文し 3人でシェアして頂いた

人気のお店らしく ランチは予約でいっぱいだったので 飛び込みのお客さんは断られていた

息子達は1度来たことがあるらしく 予約していなかったため 入れなかったそうだ

1時間程ランチで楽しい時間を過ごし 私は趣味の映画を観に行った

お目当ては「アナログ」 泣ける映画と評判の映画だった(ようだ。あとから知ったけど)

エンドロールが流れる中 脚本が「ビートたけし」だったのには驚いた

まぁ 私は小さい頃 泣きすぎてちょっとやそっとじゃ涙は出やしない

映画も終わる頃に 母が入所している施設から電話が鳴っていた。第1連絡先は弟のはずだが弟には繋がらなかったのだろうか…

母は最近よく熱を出しては かかりつけのクリニックに受診していた。映画は後少しだ。終わってから掛けなおしてみよう  

そうするうちに 2回目のコールがあった。よっぽど何かあったのか

そのうち映画も終わり、施設からメールも入っていたため確認すると

「お母さまがけいれんを起こして先程救急車で病院に搬送しました」と言う連絡であった

けいれん?  考えられなくもない。しかし私の誕生日にけいれん起こさなくても…

母は15年程前に大きな脳梗塞をした。かなり大きな脳梗塞で、医師は「麻痺が残ります」と言われた。しかし母の身体には麻痺は残らなかった。医師も奇跡だと言っていた

そのくらい大きな脳梗塞だった

あー 原因はそれかもしれない。とりあえず弟に連絡を入れ 搬送先の病院に急いだ

救急医の説明は、やはり脳梗塞による脳の誤作動ではないかとの事だった

始めてのけいれんもあり、今後24時間以内に起こるかもしれないからと入院になった。胸のCTも撮ってくれており、肺炎などはないので大丈夫ですと言われた。

それから母に会った 酸素をされて 鎮痙剤を打たれたせいか少しボーッとしていた

「私 誰だか分かる?」 すぐに「ひかる」と返事があった

まぁ 一安心だ 数日入院して 後は抗痙攣剤が始まるかなぁ… などと考えながら、面会制限があるため長居はできなかったので、弟と少し話して私は次の誕生日計画の1人ディナーに行くことにした。しかしこの先の容態がどう変化するかは分からない。自分が看護師をしているだけに、病態の把握は誰よりも想像はできる。一応海外に住んでいる妹に連絡すると、すぐに帰ってくるということだった。

今から妹を空港に迎えに行くので一旦終わります        続く・・・


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