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第12回幻想パワプロ 指名を終えて
幻想パワプロとは?
幻想パワプロとは… eBASEBALLパワフルプロ野球2022にて収録されている選手を各プレイヤーでドラフトし、そのチームをオートペナントで回して勝者を決めるという遊び。
細かい説明は上記参照。
全指名結果
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総論
今回の主なルール
・全球団に大谷翔平と立浪和義を配布。大谷はDH固定。
・セ・リーグもDH採用。
・G1のみ12球団から最低1人指名(いつも通り)
ここで気にすべきは大谷より立浪の存在である。二三遊をすべてD56で守れるユーティリティ性は指名を考える際のキーポイントとなる。D56は二遊を守らせるには低いかと思いきや、送球Bと守備職人を持つため守備面でもマイナスにはならない。ここの配置は差がつくところである。
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指名戦略
立浪の配置
検証結果から二三遊で最も層が薄いのはショートである。よって打撃の貢献だけ見れば立浪はショートに置くのがいいように思える。だが送球Bと守備職人はショートでは効果が低い。
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よって守備面も考慮した場合、ショートとセカンドではほぼ同程度の貢献度か。サードは明確に打てる選手が多くいるため、立浪の出番はないであろう(フラグ)。
燃える先発陣
今回の投手検証は大谷と立浪を打線に入れて回したが、先発がまあ燃える燃える。失言を見つけたときのツイッターくらいに。5点台でローテ投手、4点台で合格点、3点台でエースとかいうラビットボールのような打高環境となった。
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体感として、パワプロAIは投手が炎上しスタミナが尽きても、それが先発だった場合できるだけイニングを稼ごうとする傾向があり(出典を明記してください)(独自研究)(根拠のない言説)、燃える先発は実力以上に防御率が低下する可能性がある。よって今回は燃えにくい先発が最優先事項であり、5番手まで早めに確保したほうがいい。
球団枠
今回薄いのはまず西武、次に西武、そして西武である。通常の球団なら中継ぎでお茶を濁すことができるが、西武はそれすらない。西部開拓時代の荒野と同等の砂漠具合である。ダンブルウィードが転がる風景が見える。
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西武枠の確保が12球団枠を制覇する際のポイントになる。一番最後に控え野手で取ればいいと思うかもしれないが、控え野手はプラトーン要員に割くのが最も効率的。誰でもいいわけではない。西武枠は常に意識する必要がある。
左右プラトーン起用
野手枠が1つ余っているとき、まず考えつくのはプラトーン起用であり、市場を見渡すと対左Bが多数いるのは外野、次にファーストである。そしてプラトーンは単独では指名圏内にない選手を使ってこそ旨味がある。上位指名を割くわけにはいかない。外野の1枠とファーストは下位に残すことを意識しなければならない。
入札 栗原陵矢 内野手 福岡ソフトバンクホークス
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立浪を二遊どちらかに置く場合、最も手薄なのはサードである。特に先発が燃える今回は内野守備が重要だが、打撃と守備を両立できる候補は本当に少ない。指名水準以上の打撃を持ち、かつ守備C以上なのは栗原、坂本、高橋周平、牧原の4人だけである。うち牧原は二遊間で起用したほうがアドが出る。よって事実上3人。周平もかなり下の方の候補であり、それなら栗原に入札したほうが指名全体の安定感が得られる。
そのように考えて解禁2秒で栗原を公言、競合を減らしにかかったがなんと3球団競合。散れ散れ!見せもんじゃねえぞ。
まあいい、クジを当てればすべて解決する。今こそ日頃培った徳の高さを発揮するとき。
結果は……
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外れてしまった。もうこの時点でサード指名が暗礁に乗り上げ立浪も選択肢に入り始めたが、気を取り直してハズレ指名に進む。
ハズレ1巡目 山田哲人 東京ヤクルトスワローズ
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残った候補では山田哲人一択。それほど下とは差があった。
守備B捕球Bで、内野守備を固めるコンセプトに合致する。また今回から評価に導入した送球が意外と強能力であり、セカンドの送球Bはチーム防御率を0.11程度引き下げる効果がある。打力もセカンドでは牧に次ぐ。1巡目指名にふさわしい選手であろう。
2巡目 森下暢仁 投手広島東洋カープ
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元々1.2巡目で内野、投手1枚ずつ確保の計画だったので、とりあえず先発であることは決定。1巡目で先発がもっと消えると思っており、2巡目は西武の平良を想定していたが、平良より上が残ったため悩んだ。むしろ平良が指名され消えた。候補は西不純勇輝、森下。検証で森下が西より防御率が上であり、スタミナもあるため森下をチョイスした。なおこの時点で8年分しかデータを入力しておらず、その後2年分で森下が燃えていたため西が逆転した。今回のミスその1。
3巡目 中村悠平 捕手 東京ヤクルトスワローズ
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残ればと思っていた若月が当たり前のようにG2で消された。爺ベテランのサイキさん、流石である。残る候補はネフタリソトか中村。
ソトは対左F、中村は球団被りを使うことが懸念点。直前で左投手が3人連続で指名されたことから、中村をチョイス。
キャッチャーの送球BはキャッチャーCに匹敵する強能力である。2つを兼ね備えるのは若月、中村、坂本誠志郎の3人だけで、この3人が個人的には捕手トップ3であるが、打撃も加味すると若月が飛び抜けていて、中村と坂本はやや差がある程度。そして坂本が指名されたのはなんと11巡目である。これなら坂本で良かったというのが今回の2つ目のミス。坂本の世間的な評価は低いだろうとは思っていたが、まさかここまでとは…
中村は悪い性能ではないし、地味にお祭り男も持っているのでポストシーズンでムーチョしていただきたい。
4巡目 田嶋大樹 オリックスバファローズ
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なんかよく分からないけど抑えたいので。見た目の能力はそんな派手ではないのだが…
5巡目 水谷瞬 外野手 北海道日本ハムファイターズ
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G2でライデルマルティネスが消え、うっすらとリリーフ指名の気配が漂ってきたが、まだスーパーリリーフは数人いるため先に外野へ。左投手が増えてきたG1では対左Bが刺さるであろう。本当なら細川が欲しかったが、G2で神隠しに遭ったため致し方なし。
6巡目 藤嶋健人 投手 中日ドラゴンズ
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もう先発は2枚確保しているため、3枚目よりは200イニング投げる馬車馬リリーフの方が優先であろう。候補は藤嶋と栗林だったが、広島枠は埋まっており藤嶋へ。目指せ200イニング1点台。地味に藤嶋も何回も指名している気がする。愛人枠か?
7巡目 石川柊太 投手 福岡ソフトバンクホークス
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総変9ノビCキレ◯奪三振ならコントロールEでも許容できる。先発ではやや浮き気味だったので指名。消えてたら山岡。
8巡目 西川龍馬 外野手 オリックスバファローズ
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なんかセンター候補よく消えるなあ、でも西川龍馬残ってんなあと思いつつ指名。実際センターの守備力ってどのくらい必要なのかはこの先の検証を要する。守備力よりも走力だと思っているが、その辺はまたそのうち記事にしようと思う。
9巡目 筒香嘉智 外野手 横浜DeNAベイスターズ
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今回のミス3つ目。外野3枠目の指名が早すぎた。ほぼ同評価の角中勝也、ラオウ杉本が12.3巡目まで残っており、明確にオーバーピックである。次は石川昂弥のつもりだったが、見事に攫われてしまっており、やはり先に取るべきであったか… しかしサード守備がイマイチな昂弥はそこまで優先度は高くない。むしろロッテの安田をプラトーンの片方として使えるからという理由で角中をスルーするなど、この時点でサードはプラトーンで埋める方向性を見出していた。にしても外野3枠目は早かったため、のちに困窮する楽天枠の宋チャーハンで良かったかもしれない。
10巡目 山崎福也 投手 北海道日本ハムファイターズ
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EE族だが総変9でコントロールAなら4番手としては上等だろう。球団被りをこれで5回中3回使ったが悔いはない。
11巡目 渡邊勇太朗 投手 埼玉西武ライオンズ
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残り7指名で5球団取らないといけない状況となった。ここで少し整理しておきたい。
残りポジション:先発、中継ぎ、中継ぎ、抑え、一塁、三塁(対右)、三塁(対左)
残り球団枠:西武、ロッテ、楽天、巨人、阪神
そして各球団に残る選手は以下のようになる。
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まず注目すべきは楽天枠。抑えも中継ぎもいない。これは後回しにすると詰む。
次に阪神。逆に中継ぎしかいない。ここは後回しでもいい。
対左サードは伊藤裕季也と佐藤龍世、カリステのみ。総合的に見ると良さそうなのはカリステだが球団かぶりを使ってしまう。
先発は球団枠を消化できる中で最上位は西武渡邉。かぶりを使うならそれ以上がいる。
残っている選手で一番アドが出るのは中田翔。
そうやって色々と考えた末に組み上がったプランが以下の2つ。
プランA
11渡邉勇太朗 西武
12中田翔 かぶり
13ケラー 巨人
14伊藤ゆきや 楽天
15リリーフ かぶり
16 安田 ロッテ
17 ゲラ 阪神
プランB
11渡邉勇太朗 西武
12中田翔 かぶり
13菊地 ロッテ
14鈴木大地 楽天
15カリステ かぶり
16 高梨 巨人
17 ゲラ 阪神
詰む可能性が少ないのはプランA、より高みを目指せるのがプランB。
どちらを取るか悩んだが、とりあえず12巡目までは共通しているのでそこまでは進めることとした。
12巡目 中田翔 中日ドラゴンズ
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3人目のお祭り男。チャンスEなので1番に置こう。
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13巡目 ケラー 読売ジャイアンツ
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G2の13.14巡目では予定選手のうち、なぜか最終指名予定のゲラだけが消えた。なんでや。
プランAとBで悩んでいたが、結局安定を取ることに。指名が詰むのだけは避けなければならない。
14巡目 伊藤裕季也 東北楽天ゴールデンイーグルス
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鈴木大地が消えたので、やはりプランBにしなくて良かった様子。ビバ★安定感。伊藤裕季也自体はサード守備E捕球E送球Eと正直サードには置きたくないし、内野守備を固めるコンセプトには合致しない選手だが、左右プラトーンの片方ならギリギリ許容範囲か。いや、やっぱ駄目だろ。しかし他に選択肢がなかったため仕方ない。早めに守備固めを投入することにしよう。
15巡目 安田尚憲 千葉ロッテマリーンズ
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本来なら先に球団かぶりを使用してリリーフだったが、G1の14巡目で本来消えるはずのないところで内野が消えまくったを見て怖くなった。阿部寿樹ファーストとか石川昂弥外野とか想定しとらんて。
安田自体は貴重なサード守備C以上であり送球B。見た目以上に貢献度は高いはず。伊藤裕季也の守備固めにも入ってもらう。
16巡目 塹江敦哉 広島東洋カープ
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残った中で最上位のリリーフ。ついでにここまで中継ぎ左腕がいなかったためバランスも取れている。コントロールFは見た目が悪いがこの順位なら仕方ない。
17巡目 富田蓮 阪神タイガース
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なぜか岩貞も消されていたので仕方なく。これで12球団枠制覇。
18巡目 石川達也 横浜DeNAベイスターズ
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プラスワンは中継ぎ。これは最初から決めていた。投手が燃えまくる環境ではどれだけ投手がいても足りることはない。
まとめ
今回は森下、中村悠平、筒香と明確なミスが3つもあり、反省点の多い指名であった。
大谷追加で両翼や一塁は余る想定をしていなかったのは戦略ミスである。
なんとかG1には残留したいが……
本番を待ちましょう。
え!?本番今日!?