【衝撃】平均年収で「ランクル250」は買えるのか
トヨタが誇る人気のSUV「ランドクルーザー250」
発売当初から変わらぬ人気を維持している。
そんなランドクルーザーを平均年収の人は買えるかどうか、徹底検証する。
・「ランドクルーザー」の歴史
1951年に登場したトヨタ・ジープをルーツとする本格SUV「ランドクルーザー」
ランドクルーザーは環境が過酷になればなるほど実力を発揮する車として紹介されている。
トヨタで最も長い歴史を持つクルマの絶え間ない進化の記録でもある。
発売当初の「初代ランドクルーザー」から「ランドクルーザー250」で11代目。
常に進化し続けた車の一つである。
1967年に独自のデザインを施したステーションワゴンタイプの「FJ55」が発売され、現代の高級志向SUVの先駆けとなる存在となった。
これが後の「300」の原型となるモデルである。
1985年には、プラドの原型となる70系の発売が開始された。
こちらはワゴンタイプとして、一回り小さいモデルであり、
この発売により現代に続くランクル3シリーズ(「Station Wagon」「Heavy Duty」「Light Duty」)が出揃うことになる。
・「ランドクルーザー250」とは
トヨタ「ランドクルーザー250」は、2024年4月に発売されたSUV「ランドクルーザー」の新型モデルである。
ンクル250は3モデルの中でも「Light Duty」仕様として位置付けられ、それまで発売されていた「ランドクルーザー プラド」の後継的モデルに相当する。
なお今回のモデルチェンジにより「プラド」の名称は外された。
今回のモデルチェンジは「原点回帰」をキーワードに転換する形で開発された。
グレードと価格設定
最上位の「ZX」:735万円
ミドルモデルの「VX」:545万円(ガソリン車)
エントリーモデルの「GX」:520万円
エントリーモデルでも500万円を超える価格設定となっている。
・平均年収の人は「ランクル250」は買えるのか
結論は「不可能」に近い。
その理由を説明することにしよう。
新車購入費用
一般的な基準として新車を購入するためには、新車価格の2倍の年収が必要であるとされている。
「ランクル250」の最廉価グレードの価格は520万円。
その2倍ということは1,040万円の年収が必要となる。
日本人の平均年収
それでは日本人の平均年収はいくらなのか。
2023年の国税調査によると
男性平均:568万5000円
女性平均:315万8000円
到底、新車価格の2倍の金額には及ばない。
共働きとして考えてみると
883万(568万+315万)となり、多少の手出しをすれば一括購入の可能性はある。
ローンを組んだ場合
それではローンを組むとどうなるのか。
<条件>
・車両本体価格:520万円
・金利:4.0%
・支払回数:36回(3年)
・頭金、ボーナス払い:なし
上述の条件で計算すると支払い総額は『552万7000円』となる。
さらに月々の支払額にすると『15万4000円』となる。
終わりに
こうやって考えると人気の「ランクル250」を購入するためには
かなりのお金が必要だということが分かる。
当然、支払い回数を増やしたり頭金を入れたりすることで
毎月の支払額は減るが、支払い総額は増える…
欲しい車する頑張っても買えない時代がやってきたのかもしれない。