1.13木曜日

朝の8時に起きた。
朝食は魚肉ソーセージをたべた。
よくかんでたべた。おいしかった
そのあと部室に行った。今日は小宮とネタ合わせ
僕がドアを開けたとき小宮は部室にある鏡を
おぼろげに見つめていた。
小宮「パイパン」
鏡に写った小宮「ダウト!」
小宮「パイパン?」
鏡に写った小宮「ダウト!」「ダウト!」
小宮「パイパン?」
鏡に写った小宮「ダウトダウトダウト!!!」
僕は怖くなってすぐに部室を出た。
廊下をひたすらに走った。走った。
不思議と足は動いた。人間本当に怖いときは身動きひとつ取れないもんだと思ってたけど今日は大丈夫。今日の僕なら……
逃げた先は行き止まり。
ついに小宮に追い付かれてしまった
小宮「お兄さんはパイパンですか?」
僕は違うと答えようとしたがここで選択を間違えてしまえばこのままパイパンにされるなんてことも……僕は無言を貫き通した 
そのまま七時間が経過した
沈黙を嫌った小宮はついに下着を脱ぎ捨て
僕の方へ振りむいた 
僕は驚きのあまり声をあげられなかった
その股関にはドッキリという文字に沿って陰毛が残っていた
そう。小宮は厳密にはパイパンではなかったんだ
僕らはそのあと長かった沈黙を取り戻すように笑いあった 
現実は空虚で儚くて、でもちょっとスパイシーだ
全く面白い人間だよあいつは
いつも僕より少し前を歩いている
立ち位置は向かって左
そんなあいつの股関にふと目をやると

彼のちんぽこの先端はもう
明日へと向いていたんだ





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