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燻製されると

我が家の周辺集落は最寄りの自販機まで車で30分なので、住んでいる方は大抵カセットコンロで料理をしている。
もちろんガスは通ってないしプロパンも山越えして配達していただくほどではないのでカセットコンロである。
その代わり、たいていかまどか暖炉を持っている。

我が家は暖炉だが、料理もするからもちろん夏も火をおこす。
一年中家が燻されている状態である。

暖炉オーブンは石窯でゆっくり加熱されるので驚くほどカリフワ。

で、気づいたのだが
我が家はカビが少ない。結構な降雨量の地域にも関わらずカビ臭もなく150年建っている。
勿論風通しの良さは今の住宅の比ではないが、そのくせ虫も少ない。
子供の頃に住んでいた田舎は色々と虫が家に入り込んでいたのに、なぜかほぼ見ない。ヤモリ先生、アシダカグモ(子どもに軍曹と呼ばれている)がいるのは目撃されているので案外食物連鎖で綺麗に回っているのかもしれないが。

しかし、暖炉を入れてから全くもって目撃されなくなってはいる。

その代わり、柱も天井も真っ黒である。磨いていたのであろうかサラサラである。

話は変わるけど煙草の益についてあまり論じられないのは何故だろう?と思うが、タバコの煙は結構な殺菌力がある。
コロナの渦中、呼吸器障害がメインだった初期に大量の喫煙者が亡くなるだろうと思われたが、なんと喫煙者はコロナに罹る率さえ低かった。
これも燻し効果かもしれない。呼吸器系の先生に喫煙者の風邪患者の割合を聞いてみたい。


亜硝酸塩の代わりに梅酢に漬けたら無添加でも美味しくできたよ

そもそも昔から、ベーコンもハムも煙と塩で殺菌除菌することで貯蔵可能な保存食となったのだから、別段不思議なことではない。
人間の呼吸器、ウイルスやカビの侵入経路が燻されることで殺菌されればそれだけ病期になる確率は下がるだろうと思う。

ど田舎で病気は致命的である。
どうしたら健康体を保てるか考えるけど、多分、普通に不便ながら暮らしていれば良いのかもしれない。
体が冷えがちなのが要注意だが、火を絶やさず焚き続けると家自体が温まりあばら屋でも室温は16度以上になる。(消えると5度近くまで落ちるので就寝用のデカイ薪を用意している)
昔はセントラルヒーティングで意外に暖かい冬を過ごしていたかもしれない。
その代わり、日々薪割りが必要である。
歳をとったら、色々無理だな、とは思う日々だ。



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