「わたしの旅の目的が増えた旅だった」


 2024年8月までのわたしに旅の目的を聞いたら「色々なところに行きたい」「癒しを求めている」と答えたと思う。

 POOLO8期に入自分を深堀りするためにT時思考法やチームの人と話しているうちに、もう一つわたしはこれも好きだったと気づいたこととそう思ったことがある。
それは、
「旅先の地域や住んでる人と話したり、旅先での出会いを楽しむこと」
 
 2018年、会社の勤続10年ということで、2日間の特別休暇と5万円相当の旅行券を手に入れた。
 (私が勤めている会社では勤続10年ごとに休暇と旅行券がもらえる)
 
 旅先に選んだのは前から行ってみたいとは思いつつ、行ったことのなかった出雲大社を中心に玉造温泉を観光する2泊3日の旅。 
 旅の目的はその時々で色々あるが、この時は「有名な場所だから1回は行ってみたい」「温泉でのんびりしたい」のふたつだったと思う。
 
水曜日のよる、真っ暗な名古屋駅の外で夜行バスをドキドキしながら待っていた。
 
 朝の6:30頃まだ人もまばらな松江駅からのんびりと散歩しながら朝ご飯をたべれるお店をのんびり探す。ふと目に入った昔ながらの喫茶店にふらりと入り、おいしそうなモーニングを注文。木曜日の平日だからかのんびりとした雰囲気が流れていた。
「どこから旅行に来たの」
珈琲をもってきてくださった可愛らしいおばあちゃんがそう話しかけてくれた。
 愛知県から来たこと、今から行こうと思っている観光地の話しをしたりとのんびりとお話しする時間がとても素敵だったなと感じた。
 
 腹ごしらえをし松江城や近辺を観光して、出雲へ移動するために一畑電車松江しんじ湖温泉駅に移動した。
 電車の時間よりだいぶ早く着いたので、目の前の足湯に入ることにする。
ちょうど可愛らしいご夫婦や地元の方もいらっしゃり、一緒に足湯につかることにする。
 
 ご夫婦はなんと同じ愛知県から来られたということで松江だけど愛知県の話題で盛り上がりつつ、地元の方とは今から向かう出雲大社の話しをしてくださったりした。
 
 旅先だからこそ、普段出会うことのないかたとの出会いやその土地での出会い・会話を楽しむことができる。
 
 その時間がとても好きだったと思えた初めての旅だったのだろう、
といま思う。

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