#182 紙飛行機
小学生の頃よく遊んでいた紙飛行機。
折り紙や広告で折る紙飛行機ではなく、硬い画用紙から作る「競技用」と呼ばれる紙飛行機です。
故二宮康明さんが出されている本があり、夏休みに家族揃って飛ばしていました。
飛行機の重心や主翼、尾翼の形の調整など少しコツがいるのですが、上手く調整できれば5~10秒くらいは飛んでいました。想定より飛び過ぎて隣の田んぼに飛び込んでしまい、謝りに行くこともありました。
ちなみに紙飛行機のギネス記録を調べてみると、
・室内滞空時間 29.2秒
・飛行距離 88.318m
とのこと。
室内滞空時間の記録保持者は、広島県福山市にある「紙ヒコーキ博物館」館長の戸田拓夫さん。大学時代に紙飛行機の創作にのめり込んでオリジナル作品は約1000種類に及ぶとのこと。
ギネス記録を目指していたころは、仕事終わりに体育館で4時間も紙飛行機を投げ続け、右肩の腱を断裂したこともあるようです。
戸田館長は、宇宙空間で紙飛行機を飛ばして地球に帰還させる計画も立てているとのこと。300℃まで耐えられる加工を施した紙で作った紙飛行機を製作し、高度100km以上まで打ち上げたロケットから放ち帰還させるというもの。2019年に、実業家の堀江貴文氏が打ち上げる小型ロケットに3機の紙飛行機を載せたが、打ち上げが失敗し実現はしなかったようです。
モノづくりにしても何にしても、社会に影響を及ぼす仕事は、狂ったように量を重ねることから始まるものだと改めて感じました。