見出し画像

不倫のトモダチ。第2話:関係性

昨日は含みのある言い方をしたが、実際には里帆さんとは恋愛関係ではないとはっきり言っておく。彼女は絶賛彼と恋愛中であり、私も恋愛ではなくトモダチとして彼女とお付き合いしている。私と不倫「している」トモダチではなく、現在「不倫をしているトモダチ」なのだ。
詳細はお相手のこともあるので詳しくは言えないが、もう恋愛関係になって数年が経っているとのことだ。私から見れば大先輩であり、人間性も含めてとても尊敬できる方だ。

実は新章のテーマは私の恋愛ではなく、彼女の恋愛についてが中心となる。期待させていたら申し訳ない。私は失恋中で妻がいる身でありながら絶賛彼女募集中の身である(笑)最低野郎とののしってくれても構わない。もう慣れた。

彼女の恋愛について語るにあたり、色々とルール設定をしていこうと思う。
以下がルールだ。

1.あくまでnoteでの執筆であり、私の創作の可能性も大いにある。フィクションなのかもしれないし、ノンフィクションかもしれない。
2.身バレ防止のためフェイクの情報も入れていく。
3.書かせていただくにあたり、ご本人(里帆さん)の許可はいただいているが、本人のNGが出たら話の途中でも終了する可能性は大いにある。
4.時々、私の番外編も入れていく。
5.自分の事ではないため、コメント等でも答えられないこともある。
6.今更なのだが、不倫がテーマのnoteなのでそういった事に嫌悪感のある人はそもそも読まずにそっと閉じていただきたい。

これらのルールのもとに書いていこうと思う。

そして、当然だが私の視点で書いていくため雨男視点での見解も多く含まれていくことになる。そのせいもあり、感情移入しづらければ申し訳ない。

さて、以上を踏まえたうえで今回の話は里帆さんと彼の関係性について話そうと思う。
この二人が彼氏彼女として関係を始めてもう数年が経つ。二人にとってこの何年かは幸せの連続で、まるで陽だまりの中にいるような暖かい関係だったとのことだ。二人とも家庭があり、いわゆるダブル不倫という形だった。
私から見ると大変珍しいのだが、付き合い始めの数年の話を聞くと、この二人の関係には不倫に見られる独特の暗さを感じなかった。先が見えない関係であるという点においては、以前の私と同じだが、それは不倫でなくとも実は同じだと思っている。
一般的なカップルであっても先の事なんて分からないのだ。結婚するかもしれないし、別れるかもしれない。なんなら結婚している同士の方がある意味先の関係がはっきりしているケースだってあるだろう。

だから、暖かい関係を築けていた数年間は二人にとって本当に幸せな時間だったに違いない。もちろん、本来のパートナーに言えない関係ではあるだろうが。
正直羨ましい。とはいっても付き合っている年数はあまり関係ないとも思っている。これは私的な見解だが、期間よりも如何に心地よい沼に浸かっているかが幸せの程度を決めると思う。
ちなみに私と橘絵里の関係も負けないくらい幸せなものだったと今でも自負している。
それはもう過去の事なのでいまさら言っても仕方ないが、今も当時の想い出は私の心の大事な引き出しに仕舞ってある。

とにかく不倫特有の暗さを感じないこの二人の関係はとても素敵なものだと感じた。
そして、この物語はもちろんこれだけでは終わらない。
今では里帆さんは彼との関係に悩み、葛藤を味わいただ暖かい陽だまりから少しだけ太陽が雲に隠れたりする天気に変わって行くことになるのだ。

それはまたいつかの機会に追々話そうと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?