🍳鶏卵アレルギーのあれこれ①【特徴】
食物アレルギーの中でも最も多いのが『鶏卵アレルギー』です。
食べたら症状がでた!となると
食事どうしよう、これから大変だ・・・となりますよね💦
アレルゲンの特徴や代替できる食材や調理方法を知っていれば、
心も落ち着き、安心して先に進めることができますよね❗️
という事で、少しばかりお話しさせてください😀
鶏卵のアレルギーの原因となる主要なタンパク質は
①オボアルブミン
②オボムコイド
③その他
に分けられます。
オボアルブミンのみに反応、オボムコイドのみに反応、どっちにも反応するなど・・・、ひとそれぞれ反応するアレルゲンは違う場合があります。
🍳特徴として・・・
🟠オボアルブミンは加熱により容易に変性しアレルゲンの動き(アレルゲン性)を失いやすくします。
(※変性とは、タンパク質は加熱や圧力、酸、酵素によって形が変わること)
🟠オボムコイドは加熱に強く変性しにくい性質をもっており、100度を超えてから変性します。加工食品でもアレルゲン性を持つことが多いです。
🟠鶏肉と魚卵はアレルゲンが異なるので基本的に除去の必要はありません。
🟠加工食品の原材料である卵殻カルシウム(焼成・未焼成製品)は、ほとんど鶏卵のたんぱく質を含まないため、たいていは摂取可能です。
(重症の場合、医師の判断で除去対応になる可能性もあります、医師の指示に従ってくださいね。)
🟠うずらの卵は、特定原材料「卵」の範囲に含まれます、気をつけて!
加熱によってアレルゲン性が低下するといっても、
アレルゲン性は加熱温度、加熱時間、調理方法によって異なります。
加熱卵がOKでも生卵や半熟卵に注意しましょう。
加熱が甘いと症状が出る場合があります。
特にかきたま汁には注意が必要です!
💁例 <アレルゲン性>
固茹で卵(100度で15分) 低
⇩ 🔻
茶碗蒸し(85度で20分) 🔻
⇩ 🔻
かきたま汁(90度で数分程度) 高
鶏卵アレルギーは卵白のアレルゲン(オボムコイド、オボアルブミンなど)が主原因なので、加熱した卵黄(少量の卵白が付着するものの)は摂取可能な場合が多いです。
しかし、離乳期に初めて食べる場合には必ず少量からはじめましょう。
量は、黄身耳かき1匙からです!少しづつ増やしていきましょうね😀
今回は鶏卵の特徴についての投稿でした😀
次回は調理の工夫などお伝えします!