いきなりパソコンに向かわない
みなさまこんにちは
デザイナーとして重要なこと その1
「いきなりパソコンに向かわない」
というお話をしたいと思います。
みなさんは、デザインをするとき、
まず初めに何をされますか?
デザインはパソコンでするのが当たり前の時代ですから、
つい、いきなりパソコンに向かってしまいがちではないでしょうか?
人によって進め方はそれぞれかと思います。
また、どのやり方にも良し悪しがありますので
パソコンに向かうことから始めるのは間違いではありません。
でも、考えなしに「作業」から入ってしまうと…
収集がつかなくなってしまい
結局、何が作りたいんだっけ?
最終アウトプットが全然まとまらない!
といったことになってしまうのではないでしょうか?
私がデザインをするときは
下記のことを意識しながら行っています。
はじめはノートに手書き
制限なく自由になんでも書き出してから
必要なものだけを取り出して
最終的にはデータでまとめる
デザインのアイデアはノートに自由にラフスケッチを描きます。
キーワードをたくさん書いたり
絵のイメージは、サムネイルで思いつくままに描きます。
案を出す段階では、「きれいにまとめよう」「データを作ろう」
「こまめに保存しよう」などという、
余計な考えが無い方が良いです。
手書きが一番早く、自由にアイデアのみを出していけます。
しかも、ぐちゃぐちゃでも、自分がわかれば大丈夫!
私は、パソコンに向かう前に
必ずノートに手書きで何を作るかを書くことにしています。
最初からパソコンに向かってしまうと
いきなり「作る」モードに入ってしまうので…
また、作っているうちに違う考えが降ってきて、
「考える」のと、「作る」のとがゴチャ混ぜになり、
ああでもない、こうでもないと、こねくり回した挙句、
結局よくわからなくなった!となってしまいがちです。
結果、パソコンから離れられなくなります。。。
ノートに手書きであれば、思いついたら何でも書けば良い。
例えば、このページに書いた案と、前のページに書いた案を足してみよう!なども自在に書き込めます。
(作りながらだと、案を足すのは大変ですし、ある程度きれいに作りたいから時間がかかります。)
それに、まだ「作る」の段階ではないので、実際に作った絵は見えてこない。
だから、アイデアを「考える」ことだけに集中できます。
ある程度わーっと書き出したら、
最終的には、人に共有するのと、自分の思考を整理するために、
データにまとめた方が良いです。
アイデアを広げるのはノート手書きが良いのですが、
案外、同じことを何回も書いていたりするので
データにまとめることで、スッキリと整理できます。
この段階になってから、パソコンに向かいます。
作るものが見えているので
あとはデータを作るだけ。
「考える」と「作る」を分けた方が
スムーズに進められることが多いです。
そして、作ったら出力して、「見て評価する」だと思います。
これも「作る」とは分けて実施し、また「作る」に戻って、「見て評価する」
を繰り返す。という感じです。
実際の現場では、これをゴチャ混ぜでやってしまって
パソコンから離れられなくなった経験が
何度もありました。。。
そのうちにパソコンの前で集中力が切れて
居眠り、、なんてことにもなります。
絶対、分けてやった方が良いです!