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【漫画 はるかリセット】余暇を愛するあなたに
忙しい日常の中での余暇の過ごし方は、貴重だ。
何としてでも、満足したい。体を癒したい。
余暇に安定した成果を求めるほど、
過ごし方は、各個人の中で定番化してしまうことがあると思う。
僕の場合は、本、漫画、アニメ、友と、また1人でも酒を飲む、稀にゴルフ。
新しい余暇の過ごし方や趣味を見つけるのは、僕には結構難しい。
コロナの時、ウクレレの練習を始めたが、即挫折した。
色々手を出してみるのだが、趣味が生き残ってくれない。
はるかリセットは、忙しい日常のスキマに楽園はある!をテーマに
現代人に新たな余暇体験を提示してくれる漫画であると思う。
また、自分の余暇の過ごし方をアップデートする為の、示唆もくれる。
あらすじ:
締め切りに追われる主人公の作家 はるかが、忙しい毎日の合間を縫ってわずかな時間で気持ちをリセットする。 ご近所散策、銭湯、近場グルメ、公園満喫…まとまった休みが取れなくても、遠くへ旅行に行けなくても、少しの発想の切り替えで、ワクワクできる「休み」は満喫できる事を体現している。
主人公 はるか は、仕事に行き詰まった際やお休みの日に、フラッと温泉や海にドライブに行ったりする、アクティブな主人公でもある。
ただ、徒歩圏内のような、日常の中で余暇を楽しむ天才でもある。
1話目は、仕事に行き詰まった主人公が、
銭湯行って、昼ビールにインド料理して優勝する。
直感に身を任せて行き先を選択し、
五感を使って楽しんでいる姿に感銘を受けた、
自身の感動のラインが比較的低めに設定されており、
一挙一動、物事を楽しめる事も、余暇マスターたる所以だ。
感化された僕は、昼から居酒屋で初めての1人飲みを決行した。
僕の定番余暇、「酒を飲むこと」+アルファである。
趣味が生き残らない自分にも、既存の趣味+アルファ作戦は有効なはずだ。
+アルファだけで、今までの定番に新しい刺激が舞い込んできた。
因みに東京 大門の秋田屋というお店。知らなかったが、有名だった。
カウンターで飲んでいると、
常連のようなお爺ちゃんがオススメの料理を沢山教えてくれた。
絶品 つくね、最高。
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人と話すだけで思い出になる。
兄ちゃん、飲みっぷり良いねと褒められて、ついつい酒が進んでしまった。
+アルファのバリエーションをはるかリセットは教えてくれる。
家でヨガする人は、きっと体を伸ばすのが好き。
たまには、タイマッサージで、いたた!と伸ばしてみては。とか。
頑張って、新しい趣味を定着させる必要もないのかな。
ちょっと、自分の趣味に、+アルファぐらいの方が楽だ。
また、各話違うお話で、現実のスポットも紹介してくれるので、
ここ行きたい!と思わせてくれるような漫画であり、読んだ後
気軽に行動に移せそうなのもなお良し。
皆さんの余暇の過ごし方に、
新しいインスピレーションをくれるかもしれない漫画。
因みに主人公は、第8巻にて土砂降りの中、ショーシャンクの空の俳優のように、雨を浴び自然を楽しんでいた。天空のシンフォニーらしい。
この台風の勢いを身体で感じる勇気はないが、
少しだけ窓を開けて聞こえる、シンフォニーは楽しい。