猫と私のその後。
外出から帰宅してこむぎのケージを見るたび、横たわっていたぱうくんを思い出して、少しトラウマのようになっている。
よく甘えてきて本当にかわいかっただけに、心の穴は大きいらしい。
さておき、猫をずっと狭いケージに閉じ込めるのは可哀想だから、我が家では基本的にリビングで自由にさせている。(それも広くないかも知れないが…)
こむぎは色々探検した結果、もちに猫パンチされたりしつつも、窓際のキャットウォークもどき(ケースを色々重ねていたら高さが違って結果としてそうなった)ゾーンを気に入ったらしい。
もちは元々窓際のひんやり座布団から外を眺めるのが好きだったのだが、こむぎが座り始めてからはすっかり乗らなくなってしまった。
クーラー近くの、年中敷いてあるキツネと、チロルチョコのクッションの上にひんやりシートを敷いて、大体いつもそこで伸びている。もちだけに。
もち、もち、と呼んでいるが、彼女の正式な名前はもちしおだったりする。
広島の呉に出掛けた時、潜水艦の博物館に行ったのだが、そこに代々の潜水艦の名前が載っている訳だ。
おやしお、くろしお、、と読み進めていくと、『もちしお』が私の目を奪った。
もちしおてwww
後で意味を調べたら、正式には望潮、満月の時の海を表しているらしい。
もしうちに猫が来たら絶対この名前にしようと決めた。
そんなわけで、もちはもちである。
一週間ほどしか生きられなかったしまかぜと、ぱうくんはくろしお。彼らは黒猫だった。
そんなシリーズ潜水艦の中、こむぎだけちょっと毛色が違う。毛色がサビっぽい三毛なので、正しく違うのだが。
しかも大体こむぎとかならむぎの部分が呼ばれそうなものだが、何故か我が家はこむと呼んでいる。
こむもこむで、呼ばれるとちゃんと反応するので、彼女はこむでいいらしい。
こむもまだ小さいこともあり、大変な甘えん坊で可愛い。
夕方になるとお腹が空くらしく、足元にスリスリしてくる。思わずちゅーるなどをあげたい衝動に駆られるが、何とか我慢して、5時になったらごはんの時間。
ぴょんぴょん身軽に高いところから飛び降りてきて、はぐはぐ食べている。
猫の食事中のなんと可愛いことか。
一生懸命カリコリとかりかりを食べてる姿は本当に可愛い。
もちはアダルトにゃんこなこともあり、こむほどご飯を欲しがることはなくなったが、ご飯の時間になると定位置から降りてくる。マイペースである。
ちゅーるも半分だけ残すなどよくある。食べムラが激しくグルメな猫なので、猫缶を探すのも一苦労するが、長生きして欲しいので美味しいものを出来るだけ食べさせてあげたいものだ。
もちももう5歳。まだまだ長生きしてね。